フローリングのツヤを保つためには、ワックスでお手入れすることが欠かせません。新しいフローリングはピカピカで美しいですが、そのままお手入れをせずに生活していると、ツヤもなくなり汚れも付きやすくなってしまいます。
そこで、ワックス前の掃除方法や、正しいワックスがけの手順についてご紹介します。
ワックスがけは面倒に感じるかもしれませんが、ワックス後の輝きはお部屋全体を明るくしてくれます。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
スポンサーリンク
フローリングにワックスを使うメリット
フローリングにワックスを使うとつやが出て綺麗に見える。
床にワックスをかけることで、掃除のときにぬれた布で雑巾がけをした時とは違うつやが出ます。つやが出ることで外からの光や電気の光が反射され部屋の中が明るい雰囲気になります。
汚れをはじくことが出来る。
乾いたほこりや粘性のある汚れが付いた場合でも、汚れがしっかりとついてしまうことがなく掃除がしやすいです。また色素の沈着がしずらく綺麗な状態を保つことが出来ます。
ワックスで衝撃から床を守ることが出来る。
リビングは勿論ですがキッチンで使うような鋭利な調理器具が床に落ちた時にでも、床の素材への衝撃が弱く傷が付かなかったり、付いても少しの傷で済むことがあります。
フローリングワックスの種類と選び方
不織布タイプの使い捨てタイプは手軽で使いやすく、色々なお店で見かける事があります。ティッシュペーパーのように一枚一枚取り出せる仕様になっていて、次々出てきます。しっかりふたをしておくと最後までワックスにしっかり浸かっている状態で使う事が出来ます。ペーパーの厚さや大きさには色々なタイプがあるため確認し購入しましょう。
片手で使用する事が出来るスプレータイプのワックスは片手にワックス片手にワックスを塗るための布でワックスをかける事が出来るため便利です。霧の粒が大きな範囲広がるため広範囲でワックスをかける事が出来ます。ワックスを広げる時には力加減を均一にかけると綺麗に仕上がります。
粘性のある液体のワックスは、床をしっかりとコーティングすることができ、つやを出すことが出来ます。ワックスがけに時間を費やせる時や、換気が出来る季節にかけるとスムーズにすすめることが出来ます。
床の素材によってはワックスをかけられない素材の床があるようです。ハウスメーカーや建具屋さんに確認してからワックス賭けをしましょう。
フローリングワックスを掛ける前には床の掃除を
ワックスをかける前に床を綺麗に掃除しましょう。
巾木の上のほこりを掃除。
床の掃除をする前に小さなほうきを用意して巾木の上にあるほこりを掃除しましょう。ほうきは机の上の掃除に使うような小さなものや使い古しの歯ブラシなどが便利です。巾木とは壁の下側にあり床から立ち上がっている部分のことで意外と見落としがちな部分です。これをきっかけにワックス前に掃除しましょう。
掃除機かけ
巾木にほこりを落としたら、床の掃除機かけをしましょう。角や掃除機のヘッドが入らないところはヘッドをはずしてホースで掃除しましょう。またこの場合も使い古した歯ブラシを使ってしっかりほこりをかきだして隅々まで掃除しましょう。
拭き掃除
不織布タイプのシートで拭きましょう。布製のもので拭く場合は毛羽立ちが少ないものを使用しましょう。洗剤を使って拭く場合は洗剤の成分が床に残らないよう全体的に数回拭きましょう。拭き掃除が終わったら換気をして床を乾かしたら掃除完了です。
掃除が終わったらワックスがけスタート!ワックスがけの手順
液体ワックスを使用してみましょう。
●用意する物
- 液体ワックス
- ワックスをかける布
- ゴム手袋
- 塗れた雑巾
- 入り口から遠い場所からかけていきましょう。その場合その場所に窓がある場合はあけてから作業をはじめ通気を良くしましょう。
- ワックスが手に付かないようにゴム手袋をします。また髪の毛などが落ちないよう長い場合は縛っておくと作業がスムーズに進みます。
- 用意する布はタオル素材の布よりも、さらし素材や、綿素材の布のような毛羽立ちが少ないタイプを使ってワックスをかけることをおすすめします。用意した布にワックスを染み込ませます。
- ワックスを塗り始めます。こすり付けないように軽く上に乗せるように塗ります。力の入れ具合はホールのケーキに全体的にクリームをコーティングするくらいの感じで力を入れましょう。塗るときは境目に平行になるように同じほうで全体塗ります。
- ワックスを塗った部屋に風を通し、乾燥させます。使用するワックスに種類によりますので乾燥までの時間は記載されている時間を目安にしましょう。
古いフローリングワックスを剥離する掃除方法
ワックスをはがす方法
●用意する物
- ワックスをはがす洗剤
- スポンジ
- ゴム手袋 数枚
- メラミンスポンジ
- ぬれた雑巾
- ワックスをはがす場所を掃除機で綺麗にしておきましょう。また拭き掃除をしておくと良いでしょう。
- ゴム手袋をつけて作業開始です。はがすときも部屋の入り口から遠い場所からはじめていきましょう。
- 用意したスポンジにワックスをはがす洗剤を染み込ませます。たれない程度に少し多めに染み込ませましょう。床の境目と同じ方向で塗ります。
- 塗ったあとワックスとなじませるために少し時間を置きます。時間が経ったら同じスポンジを使ってこすってはがします。
- ワックスとワックスをはがす洗剤がなじむと少しベトベトした感じになります。その状態になったらぬれた雑巾を使って拭きあげます。一度ではとりきれないので数回かけてワックスを剥がしましょう。
部屋の家具や、建具に付かないように注意して作業しましょう。