ほこりは掃除を空気中に舞い上がって、気がつくと家具や家電にくっついてしまいます。そんなほこりを柔軟剤を使うことで防ぐことができるのです。
そこで、柔軟剤を使った効果的なほこりを防ぐ掃除の仕方について、柔軟剤の効果や使い方、柔軟剤を掃除に使うメリットや柔軟剤を使用する際の注意点、ほこりを発生させない工夫などお伝えしていきましょう。
これで、柔軟剤を使ったほこりを防ぐ方法がわかり、気になるほこりに悩まされることもなくなるかもしれません。ぜひ参考に試してみてはいかがでしょうか。
もちろん、ほこりを発生させないための対策も心がけましょう。
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ほこりを掃除するときは柔軟剤を使うのがオススメ
黒い家具など、ほこりが目立ってつきやすい家具を一生懸命掃除しても、次の日にはもう、うっすらほこりがついているなんてことはよくありますよね。
「いつものことだから」などと諦める必要はありません。
家具や棚などのほこりを掃除するときは柔軟剤を使うのがオススメなんです。
柔軟剤は、洗った服を柔らかくしたり、良い香りにするだけではありません
とはいえ、原液をそのまま塗りつけると、家具が変色してしまう恐れもありますので、薄めて使用すると、そういったトラブルが起こりづらくなりますので、是非薄めてご使用ください。
そんな柔軟剤の薄め方についてご紹介します。まず必要なものは、これらの通りです。
- 柔軟剤(好きなもの) 25ml
- 水 500ml
- スプレーボトル(容量が500ml以上のもの)
やり方は、スプレーボトルに水と柔軟剤を入れて口を閉めたら、シャバシャバして混ぜるだけです。
ちなみに、500mlよりも小さめのスプレーボトルに作りたい場合は、水が100ml辺り、柔軟剤を5ml使うようにすると調整できます。
薄めた柔軟剤は雑菌が繁殖する恐れがありますので、出来るだけ3日以内には使い切るようにしましょう。
ほこりを防ぐための柔軟剤を使った効果的な掃除方法
柔軟剤スプレーが出来上がったら、次はほこりを防ぐための柔軟剤を使った効果的な掃除方法についてご紹介します。
手順としては、以下の通りになります。
- 拭くものがテレビなどの家電の場合は、スイッチをオフにする。
- 家具や棚のほこりをクロスやホコリ取りで取る。
- ホコリを取り去った箇所に柔軟剤スプレーを吹きかける。
- 別のほこりのついていないクロスや雑巾などで柔軟剤を拭き取る。
2回拭くのは手間だと考える方もいるかと思いますが、ほこりがついている上から柔軟剤スプレーをかけてしまうと、ほこりが張り付いて余計に取れづらくなったり、ほこりに砂粒などが含まれている場合に、家具などを傷つけてしまう恐れもあるため、少し面倒でも2回拭くことをおすすめします。
ちなみに、水拭きは必要ありません。
柔軟剤を掃除に使えばほこりも防げて部屋も良い香りに包まれる
柔軟剤スプレーは静電気を防ぐことで、家具にほこりがつきづらくなるという効果がありますが、それ以外にも、こんな効果があります。
- 香りをプラス
柔軟剤と言えば、良い香りがするというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、柔軟剤を掃除に使えばほこりも防げて部屋も良い香りに包まれるという嬉しい効果もあります。
- 防汚効果
柔軟剤は静電気の発生を抑える効果以外にも、表面をコーティングしてくれる効果もあり、焼肉やタバコの煙の汚れがつきづらくなるまたはついても拭き取りやすくなるという効果があります。
- 除菌効果
柔軟剤の中には、除菌や抗菌効果の含まれているものもあります。
柔軟剤スプレーを作るときにそういった効果のあるものを使えば、家具などの除菌や抗菌効果も期待できます。
柔軟剤を掃除に使うときは家具や家電へのダメージに気をつけましょう
拭き掃除に使うと、ほこりがつきづらくなったり、良い香りになるなど、嬉しい効果の多い柔軟剤ですが、使う際にはいくつか注意点もあります。
柔軟剤使用時の注意点
変色、変質する可能性があるので、必ずチェック
水で薄めて使うとはいえ、家具などに全く影響がないとは言い切れません。
素材によっては変色や、変質の恐れがありますので、使用する前に目立たない箇所にかけて、問題ないか確認してからご使用ください。
電化製品に使用する場合は慎重に
柔軟剤スプレーはテレビや電子レンジなどの電化製品にも使用することが出来ますが、水分ですので、拭き掃除の際は電源を落とすことはもちろんですが、コンセントや機械の部分にかからないように気をつけて使用してください。
作り置きはしない
最初の項目でも触れましたが、柔軟剤スプレーは水と混ぜて作成しますので、原液とは違い、劣化の速度が速まります。
ですので、作成してから3日以内に使い切るようにしましょう。
日頃からほこり対策を心がければ掃除も簡単快適に過ごせる
ほこりが付くのを予防してくれる柔軟剤スプレーですが、それをかけて掃除したからといって、一切ほこりがつかなくなるわけではありません。
目に見える効果はおおよそ1日から2日といったところです。
とはいえ、毎日びっちり掃除をしなくても良いのなら、それに越したことはないですよね。ですので、日頃からほこり対策を心がければ掃除も簡単快適に過ごせるのです。
ほこりを出さないようにする対策
クッションなどの布製品を減らす
家の中でほこりが発生してしまう原因の多くが、クッションやソファーなどの布製品から出る細かな糸くずによるものです。
布製品が多くあると、落ち着く環境ではありますが、ほこりを減らしたい人は、クッションなども減らした方が良いでしょう。
掃除前に窓を開けない
掃除をする際に窓を開けてから掃除機をかけるなどすることはよくあることですが、実はそれはほこり対策としてはNGです。
というのも、掃除の前に窓を開けてしまうと、床や家具などに積もったほこりを窓から入った風で舞い上げてしまい、拭き取ったり掃除機で吸い取れなくなるからです。
そして舞い上がったほこりが数時間後に下に降りてくるので、せっかく掃除をしても、ふたたびほこりがついてしまうのです。
窓を開けない状態で掃除をして、最後の仕上げとして窓を開けましょう。
このように、柔軟剤を使ってほこりを予防する掃除をする以外にも、ほこりを防ぐ方法はいくつかあります。
ちょっとしたコツなどを実践していくことで、綺麗な住まいを保つことが出来ますので、毎日とはいかなくても、少しづつ努力を積み重ねていきましょう。