お子さんが家具などにベタベタシールを貼ってしまい、剥がしたあとにシールの跡が残ってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
シールの剥がし跡が残ってしまうと、見た目も良くないので綺麗に剥がしたいと思いますよね。残ってしまったシールの跡はどのように剥がせば良いのでしょうか。
ここでは、シールの剥がし跡が残ってしまった時の剥がし方と、剥がし跡を残さないようにするシールの剥がし方についてお伝えします。
これからご紹介する内容を参考にして、気になるシールの剥がし跡を綺麗に剥がしましょう。シールを剥がすときは、剥がし跡が残らない方法で綺麗にシールを取り除きましょう。
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シールの剥がし跡を綺麗にする方法
さっそくですが、シールを剥がし跡を残さずに、きれいに剥がす方法について紹介していきます。
- ガムテープ
シールの跡がベタベタと残ってしまった時に有効な方法です。
ガムテープをベタベタの部分にトントンと叩きつけると、ガムテープの粘着部分がシール跡のベタベタを吸着してくれます。
- 消しゴム
ベタベタの跡を消しゴムで擦ると、綺麗に取れます。
- ハンドクリームやボディークリーム
やわらかいタイプのハンドクリームをシール跡の上に乗せ、しばらく放置したあとで擦ると、ハンドクリームの成分がシール跡を浮き上がらせて取れやすくなります。
- 食器用洗剤
シール跡に食器用洗剤を浸け込み、放置します。
10分ほど放置したあとで擦ると、簡単に剥がせます。
- シール剥がし
専用のシール剥がしを使いましょう。100均でも購入できますし、綺麗に剥がすことができるので、一つ常備しておくと役立ちます。
シールの剥がし跡が取れないときはスクレーパーを使う方法も
いろいろな方法を試しても、シールの剥がし跡が取れないというときには、シール跡を削りおとす方法もおすすめです。
用意するのは、「スクレーパー」です。
スクレーパーはシール剥がし専用の道具で、ホームセンターなどで購入することができます。
頑固なシール跡やベタベタ跡も、スクレーパーを使えば綺麗に取り除くことができます。食器用洗剤やハンドクリーム、シール剥がしなどと併せて使うことで、より簡単にシール跡を剥がすことができるでしょう。
スクレーパーの角度や、シールが貼られている場所によっては、対象の家具や床などに傷をつけてしまうこともあります。
スクレーパーを使用するときには、目立たない場所でテストをしてから行うとよいでしょう。
カッターナイフや、使い終わったクレジットカードなどを代用することも可能です。
対象に傷を付けないように気をつけて扱ってくださいね。
シールの剥がし跡が残ってしまう原因
端からゆっくり、丁寧に剥がしているつもりでも、シール跡は残ってしまいますよね。
なぜシール跡は、綺麗に剥がれずに剥がし跡が残ってしまうのでしょうか。
シールは、シールと接着の対象物との間に働く「分子間力」によって接着します。
シールの裏に塗られている糊が、接着面の細かい凹凸に入り込み、シールと接着面との間を引っ張り合うことで、ぴったりとくっつくのです。
これは、濡れたグラスに紙を貼るとぴったりとくっつく現象と同じですが、シールの場合には糊があるため、簡単には剥がれない仕組みになっています。
糊がぴったりと密着して、接着面の凹凸に入り込むことで、より頑丈に剥がれにくくなると言うわけなのです。
このように、シールとシールの接着面の強度が増せば増すほど、シールを綺麗に剥がすことは難しく、剥がした時にシール跡が残りやすくなってしまいます。
くっつく強度が強いので、それを剥がすのも大変なんですね。
シールの剥がし跡を残したくない!温めることで剥がし跡を残さない
シールの糊の粘着度が強いときには、どうしてもシール跡が残ってしまいます。
買ってきたばかりの食器についたシールや、子供が家具に貼ってしまったシールなど、一度でスッキリ綺麗に剥がしたいという時の、とっておきの方法を紹介します。
使うのは、どの家庭にもあるであろう「ドライヤー」です。
これがあれば、たいていのシールは、綺麗に剥がすことができますよ。
それでは、使い方の紹介です。
ドライヤーを使ってシールを剥がす方法
- シールの角を少しだけ剥がします。
- 剥がした部分にドライヤーの温風を当て、シールの糊を溶かします。
- 少し剥がして、また温め…を繰り返して、シールを全て剥がしましょう。
シールを剥がす手が熱くなるのが欠点ですが、この方法なら、たいていのシールは剥がし跡を残さずに綺麗に剥がすことができます。
素材によっては、ドライヤーの熱で変色したり、破損の原因になることもありますので、注意が必要です。
目立たない場所で試してから行うか、取扱説明書を確認してから行うようにして下さい。
頑固なシールの剥がし方
あまりにも粘着力が強く、強力で頑固なシールを剥がす時に、シールを貼っていた対象(カラーボックスの木材など)まで剥がれてしまったり、傷つけてしまったりしたことがある方もいると思います。
強力なシールを剥がすときには、シールを貼った対象までめくれてしまうことがないように、スクレイパーやヘラなどを使って、シールの粘着面を抑えながらゆっくりと剥がすことをおすすめします。
粘着面が対象にくっついたまま、シールの表面だけが剥がれてしまう時には、カッターを使って、シールに細工をします。
対象を傷つけない様に気をつけながら、カッターで薄く、縦に細い切込みを入れていきます。その上からシール剥がしを塗ってしばらく放置した後で、シールを端から剥がしていきましょう。切り込みを入れた隙間から、シール剥がしの液が浸透するので、綺麗に剥がすことができますよ。