掃除方法を解説!壁紙クロスの汚れを綺麗にする洗剤と落とし方

掃除方法を解説!壁紙クロスの汚れを綺麗にする洗剤と落とし方

家の壁紙クロスの汚れを綺麗に掃除したいと思ったら、壁紙に付着した汚れの性質に合った洗剤を使ってお掃除するのが効果的な方法です。

壁紙には色々な汚れが付着します。一体どんな汚れがあるのかを知って、ぴったりな洗剤を使ってお掃除をしましょう。

ここでは、壁紙クロスの汚れの原因と、掃除に使える洗剤・掃除の手順についてお伝えします。

家の壁紙が綺麗になれば、お部屋の雰囲気も明るくなりますので、綺麗に掃除をしてお部屋を綺麗で明るい雰囲気に変えましょう。

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壁紙掃除に使う洗剤は汚れの特徴に合った物を!壁紙汚れの種類

一言で壁紙の汚れと言っても、さまざまな汚れがあります。汚れをしっかりと落としたいという時には、まずは汚れの原因を知り、それに合わせた洗剤選びが大切です。
どんなに力を入れて擦っても、間違った洗剤を使ってしまえばムダな作業になってしまいます。

壁紙の汚れの特徴に合わせた洗剤選びのコツ

油が飛んだ汚れ

キッチンの壁紙の汚れと言えば、この油汚れがほとんどです。油汚れに強い洗剤は、中性洗剤や、アルカリ性洗剤です。
油汚れは始めは薄い汚れでも、同じ場所に油が飛び続けると大きなシミになってしまう場合もあります。

ヤニ汚れ

ヤニの汚れも、水拭きだけでは落とせません。ヤニの汚れを落としたい時には、アルカリ性の洗剤の重曹や、セスキ炭酸ソーダを使うのが効果的です。ヤニは放って置くと、どんどん部屋を黄ばませてしまい、落とすのも大変になります。
汚れが薄いうちに対処しましょう。
また、ヤニは壁紙だけでなく、カーテンにも付着します。カーテンの洗濯にも重曹を使うのがおすすめです。

カビ汚れ

カビの原因は湿度ですが、夏のジメジメした季節だけの問題ではありません。冬の寒い季節には、外との寒暖差で壁に結露ができることもあります。その結露がカビの原因になることも。
また、壁に結露ができやすいのは北側の壁です。なるべく空気の通り道を作り、家具は壁から少し離して配置するなど、工夫をしてみましょう。

キッチンなどの壁紙クロスは油汚れが原因!食器用洗剤を使った掃除方法

キッチンの油汚れには、いつも使っている食器用の洗剤を使って汚れを落とします。

【用意するもの】
キッチンの食器用洗剤、スプレーボトル、キッチンペーパー、雑巾かマイクロファイバークロス

【汚れの落とし方】
スプレーボトルに水を200cc入れて、そこに食器用洗剤を1~2滴入れます。容器を振り、中をよく混ぜたら、油汚れの部分に吹きかけます。そのままでは液ダレしてしまい、洗浄液の効果が十分に発揮できないので、キッチンペーパーを使い、汚れの部分に貼り付けておきましょう。

5分前後貼り付けた状態にしておき、時間がきたら雑巾、またはマイクロファイバークロスでしっかりと洗剤の成分を拭き取ります。

洗剤の成分が残ると壁紙の劣化の原因になってしまうので、水拭きと乾拭きを行います。心配な場合には、拭き取り作業を何度か繰り返しておくと安心です。

壁紙のヤニ掃除はエコな洗剤「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」で綺麗に

壁紙に付いたヤニ汚れも、なかなか落ちない汚れの一つです。濡れた雑巾で水拭きをしても、住宅用の中性洗剤を使っても、落とせないと諦めている方もいるかもしれません。ヤニの成分はタールです。タールは実は油性の汚れになるので、油性に強い性質を持つ洗剤でなければ落とすことはできません。そこで、油性の汚れに強いアルカリ性のものを使います。
おすすめの方法は重曹やセスキ炭酸ソーダを使うやり方です。

それでは、掃除の手順をご紹介します。
まずは、壁に付いているホコリ汚れを掃除機で吸い込みます。ヤニ汚れは油分が強いので、ホコリが付きやすい状態になっています。
そして、スプレーボトルに、重曹またはセスキ炭酸ソーダを入れて洗浄液を作ります。重曹の場合には、水と重曹を2:1の割合で作り、セスキ炭酸ソーダを使う場合には水とセスキ炭酸ソーダは10:1の割合を目安に作って下さい。
その洗浄液を、ヤニ汚れが目立つ壁面に吹きかけます。吹きかけたら、すぐにきれいな雑巾で拭き取ります。最後に乾いた雑巾で水分をしっかりと拭き取ります。

また、この方法は、スイッチ周辺に付いた手垢を落とす時にも効果的な方法です。スイッチ周りにスプレーする時には、液垂れしないように、キッチンペーパーを先に貼り、その上からセスキ炭酸ソーダの洗浄液をスプレーしましょう。こちらも、最後にはしっかりと洗剤の成分を拭き取ります。

壁紙のカビ掃除に使える洗剤と落とし方・カビの予防方法

カビを落とす時に使う洗剤と言えば、塩素系のカビ取り剤が一般的です。

しかし、これを壁紙の掃除に使うと、色が落ちてしまうという場合や、強い洗剤で壁紙が傷んでしまったというトラブルが起きることも。

カビ汚れには、お酢を使って汚れを落としましょう。特に賃貸物件の場合には、壁紙のダメージは問題です。お酢を使う方法ならば、塩素系洗剤よりも安心です。

【用意するもの】

  • お酢
  • スプレーボトル
  • 重曹スプレー
  • 消毒用エタノール
  • 雑巾

【掃除の手順】

  1. お酢を水で2~3倍に薄めてスプレーボトルに入れ、カビの部分に吹きかけます。カビ汚れはタンパク質を含むので、お酢で汚れを浮かせます。
  2. 重曹水をスプレーします。自分で作る場合には、水100mlに対し、重曹を小さじ1杯を入れ、よく混ぜ合わせます。
  3. 雑巾でカビの汚れを優しく叩くように拭き取ります。
  4. 消毒用エタノールをスプレーし、しっかりと乾燥させます。風通しをよくして短時間で乾くようにするのがおすすめです。

また、カビ汚れは予防が大切です。カビが大好きな湿度を上手に調整することによって、カビができにくい環境にしましょう。

壁と家具の間には隙間を作る

家具や家電をぴったりと壁に付けると、空気の通り道がなく湿気が溜まりやすくなり、カビの生えやすい環境になってしまいます。

除湿機を効果的に使う

湿度の高い季節には、除湿機を使ってお部屋の湿度を下げましょう。特に部屋干しが多い方には必需品です。

結露対策

寒い季節には窓の結露も要注意。窓の結露によっても部屋の湿度が上がっていしまいます。結露対策できるアイテムは市販のものでもいろいろなタイプがあります。それらを使って対策するのがおすすめです。

クレヨンやボールペン・マジックで書いた壁紙の落書きを落とす洗剤と手順

お子様がまだ小さいというご家庭では、クレヨンやマジックで壁に落書きをされてしまったとお困りの方も多いと思います。鉛筆ならば消しゴムで消せますが、それ以外の場合にはどうしたら良いのでしょうか?

  • 【クレヨンの落とし方】
    クレヨンを落とすには古い歯ブラシにハミガキ粉を付けて、壁紙や家具に書いた落書き部分を軽くこすります。落ちないからとゴシゴシこすのはNGです。壁紙が傷まないように力を入れ過ぎずに行いましょう。その後に固く絞った雑巾で、ハミガキ粉をきれいに拭き取って下さい。
  • 【ボールペンの落とし方】
    薄っすらとしたインクの汚れには、消しゴムやメラミンスポンジを使って擦り落としてみましょう。この方法はハウスメーカーの方も推奨している方法で、軽い汚れにはまず消しゴムを試してみてほしいと言うことでした。それでも落ちない、もっとはっきりした汚れには、次の方法で落としてみましょう。
    水性ボールペンの場合には、ガラスクリーナーを綿棒に浸して、汚れが広がらないように少しずつ汚れを浮かせます。
    油性ボールペンの場合には、除光液を綿棒に浸して、同じく少しずつ汚れを浮かせましょう。
  • 【マジックインクの落とし方】
    洗剤ではなかなか落ちないので、メラミンスポンジを使ってこすりますが、時間のたった汚れは浸透してなかなか落とせないことも少なくありません。その場合には、除光液をコットンに含ませて少しずつ汚れを落とします。凹凸のある壁紙の場合には、綿棒を使うと細かい部分の汚れも取りやすくなります。

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