家の中にほこりが溜まってきたと感じたら、はたきを使ってほこり掃除をするのがおすすめです。
掃除機で掃除をするのが難しい高いところのほこりは、はたきでパタパタ下に落として綺麗にお掃除しましょう。
今まではたきを知らなかったという人や、はたきにはどんな種類があるかわからない人、はたきを使った正しい掃除方法がわからないという人は、これからご紹介する内容をチェックして、正しい掃除方法について確認してみてくださいね。
掃除機でお掃除ができない場所は、はたきの力を借りることで綺麗に掃除することができます。
おすすめの掃除場所やメリットについてもご紹介しますので、はたきを活用して上手に掃除を行いましょう。
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ほこり掃除ははたきでパタパタ!はたきの種類
掃除をする時に、「はたき」を愛用している人も多いのではないでしょうか。
「はたき」にも色々な種類の物がありますが、基本的には、物についたほこりを「はたく」ことによって払い落とすための道具です。
はたきの種類と掃除方法についてご紹介します
掃除の手順としては、はたきでほこりを床に払い落とした後、掃除機で床のほこりを吸い取るという方法が効率の良い方法です。
はたきの良いところは、物と物の隙間や天井等の高いところなど、普段手入れしにくいところにも手が届くので、掃除がしやすいという点です。
「はたき」は、日本では掃除機が開発されるずっと昔から使われており、日本家屋に多かった障子などについたほこりや塵を落とすために出来た掃除道具とも言われています。
はたきは、江戸時代から使われていたということからも、今も昔も掃除には欠かせない道具と言えます。
電気を使わず掃除が出来るエコな掃除道具としても人気の高いはたきですが、その種類も様々です。
- 「和はたき」は、昔ながらの作りで、絹布がついているタイプの物です。
和はたきは、ほこりで布が汚れてしまっても、洗うことで繰り返し使えることがメリットです。さらに、布で出来ているので、木のつや出しも出来ます。
- 「羽根ばたき」は、その名の通り、先端に動物製の羽根や毛がついているはたきです。
羽根の柔らかな質感が、ほこりをやさしくはらい落としてくれます。
小さなほこりから大きなほこりまで取りやすいという特徴があります。
- 「ポリばたき」は、ポリプロピレン製のはたきで、特にパソコン周りの掃除におすすめの道具です。
使う前に、ポリばたきを振ると、静電気が発生するので、ほこりを簡単に吸着し、取ることが出来ます。
このようにたくさんの種類があるはたきは、掃除したい箇所やほこりの種類に応じて使い分けると効率よくホコリを取ることが出来ます。
はたきでパタパタほこり掃除!おすすめの掃除場所
はたきは、重さもほとんどないため、掃除機などでは届かない箇所を掃除するのに最適な掃除道具です。
持ち手部分が伸びるタイプのはたきを使えば、天井にも簡単に手が届くため、例えばエアコンや壁掛け時計など、高いところに置いてある家電や家具などについたほこりを払い落とすことが出来ます。
ほこりが意外と溜まりやすい場所は、カーテンレールの上です。
カーテンレールの上は普段、視界に入ることがないので分かりにくいですが、定期的に掃除をしていないとレール上にほこりが層のように溜まっていることもあります。
コンセントや配線が絡み合った場所や照明のフチや上部も、ほこりが溜まりやすい場所です。
掃除機は、床のほこりを吸い取るのに便利な掃除道具ですが、床ばかり掃除をしても、物の上にホコリが溜まっていると、いつまでたってもホコリは減らず、部屋は綺麗になりません。
掃除機ばかりではなく、はたきなどの掃除道具を併用して、部屋中のほこりを少なくして清潔な空間にしたいですね。
パタパタ綺麗にほこり掃除!正しいほこり掃除の手順
はたきは、ほこりを払って落とすシンプルな掃除道具です。
掃除する時には、ほこりを払いながら掃除をするため、掃除している間は、部屋中にホコリが舞っている状態です。
はたきを使って掃除をする時には部屋の換気をしながら行おう
- 窓を開けながらはたきで掃除をすれば、舞ったホコリが外に出てくれます。
- 自分自身も、ほこりを吸い込まないように、マスクやメガネ、三角巾をするなどし、ホコリから身を守る装備をして掃除をするのがおすすめです。
- 部屋に倒れやすいものや割れやすいもの(背の高い家電や花瓶など)があれば、はたき掃除をする前に、移動させておくなどの事前準備も大切です。
- 掃除の基本手順としては、高いところ→低いところになるように掃除すると効率が良いです。
ホコリは軽いため、高いところからホコリが落ちてから床につくまでやや時間がかかります。
- 全体にはたきで掃除をした後は、部屋に舞っているホコリが床に落ちきるまで、少し待ってから、床掃除をすると効果的です。
はたきを使う時は、はたきの風圧でほこりを払うイメージで使うようにしましょう。
はたきでほこり掃除をする時の注意点
「ハウスダストアレルギー」という言葉を聞いたことはありませんか?
部屋のホコリ(ハウスダスト)が体内に入り込み、アレルギー源となり、「ハウスダストアレルギー」を引き起こすことがあります。
ハウスダストアレルギーの症状は、人によって様々ですが、くしゃみや鼻水が止まらなくなったり、目や皮膚がかゆくなるといった症状が一般的です。
小さな子供の場合、風邪と似た症状なので、親はてっきり風邪をひいたかなと思っていたら、実はハウスダストアレルギーだったということもあります。
ハウスダストアレルギーにかからないためには、家の中にハウスダストを溜めないことが1番大切です。
はたきを使って掃除をすることは、ホコリを取るためには効率の良い方法ですが、ホコリをたくさん吸い込んでしまうと、ハウスダストアレルギーを引き起こしてしまう可能性もあるため、はたきを使って掃除をする際は、事前準備をしてから行うことが大切なのです。
ほこりを放置すると、部屋が汚くなるだけではありません。
ほこりの中の汚れを栄養にしてダニやカビなどの雑菌が発生し、増殖してしまいます。
そのため、毎日こまめな掃除を行うことは、部屋の中に雑菌を増殖させないためには基本と言えます。
はたきでほこり掃除をするメリット
掃除機があるから、はたきは必要ないと思う人もいるかもしれません。
でも、はたきには掃除機とは違うメリットがいくつもあります。
まず、はたきは電気を使わないということです。
掃除機を使うと電気代がかかりますが、はたきを使っていくら掃除をしても電気代はかかりません。
一般的な掃除機だと、掃除機のコードの長さが限られているので、掃除する時はコンセントを探して、掃除機を移動して掃除しなくてはいけませんが、はたきにはそのような悩みはありません。
はたきは掃除機のような大きながしないことが大ききなメリット
掃除機を使う時、隣近所へ迷惑になりそうな時間帯は避けますが、はたきは音がしないため、気が向いた時にいつでも掃除出来るという点も魅力です。
はたき自体もコンパクトなので、収納スペースをとらないという点もメリットですね。
時や場所を選ばず、好きな時に取り出して掃除が出来るはたきは、自宅に常備しておくと便利な掃除道具です。