換気扇の汚れたフィルターが気になるものの、なかなか掃除する時間が確保できない主婦の人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、換気扇のフィルターのついた汚れを簡単に落とすことができる掃除方法をご紹介します。
仕事をしていて平日は忙しい主婦の人でも、この方法であれば簡単にきれいにすることができます。さらに汚れがつかないようにするためのコツについてもご紹介します。
また、どうしても自分で掃除できない場合は、業者に依頼するというのも一つの手段です。その掃除内容や料金の相場についても説明します。
関連のおすすめ記事
換気扇のフィルターの汚れを簡単に落とすことができる掃除方法
油でギトギトになった換気扇のフィルターを簡単にきれいにするには、浸け置き洗いがおすすめです。
必要な道具さえ揃えば、あとは時間が解決してくれるので、油汚れと根気強く向き合う労力が必要ありません。
一番時間を要するのが、準備。これができれば、もう掃除は終わったようなものです。
【用意するもの】
- 浸け置き専用のアルカリ性洗剤(油汚れ専用のものがあります)
- 40~60度のお湯
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- 大きいゴミ袋
- クロス
【手順】
- シンクに切ったゴミ袋を広げ、端を軽くテープで止めておきます。
- お湯と専用のアルカリ性洗剤を規定の分量、シンクに溜めます。
- 換気扇のスイッチが切れていることを確認してから換気扇のフィルターを外し、お湯の中に入れ、1時間ほど放置します。
- ゴム手袋をして、汚れをスポンジや歯ブラシで擦って落とします。
- お湯で洗い流して、クロスで水気を拭き取ったら完了です。
- しっかり乾かしてから元に戻して下さい。
この方法なら、忙しい主婦の人でも簡単に出来ます。
シンクは使いたくないという方は、フィルターが入る大きさの容器や、なければダンボールにゴミ袋をかぶせて使うことも出来ますよ。
重曹を使った換気扇のフィルターの掃除方法もあります
小さいお子さんやペットがいるので、強力な洗剤は使用したくない、という人は重曹を使った掃除方法がおすすめです。
先ほどの専用洗剤を使った浸け置き洗いよりは若干時間がかかりますが、休みの日に掃除をするのであれば全く問題ありません。
【用意するもの】
- 粉末の重曹
- 新聞紙
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- クロス
【手順】
まずはじめに、この掃除方法のポイントは、水で濡らさないことです。油が完全に落ちるまでは、水分が換気扇のフィルターや掃除用具につかないように気をつけながらおこなってください。
- シンクの水気を拭きとり、新聞紙を敷きます。
- 換気扇のスイッチが切れていることを確認してから換気扇のフィルターを外し、新聞紙の上に置きます。
- 粉末の重曹を、換気扇のフィルターの上にたっぷりかけます。少量だと重曹が油を吸いきれないので、たっぷりめにかけてください。
- 1時間~2時間放置したら、乾いたスポンジや歯ブラシで擦ります。重曹が黄色くポロポロしていたら、油を吸い込んでいる証拠です。
- 油汚れが残っている場合は、3と4を繰り返しておこないます。
- 完全に油汚れが取れたら、重曹を新聞紙に包んでゴミ箱に捨てます。
- お湯で洗い流して、クロスで水気を拭き取ったら完了です。
- しっかり乾かしてから元に戻して下さい。
時間はかかりますが、こちらも油汚れがスッキリきれいになる掃除方法です。
ひどい油汚れがある換気扇フィルターの掃除方法について
今までに紹介した方法では落ちてくれない、頑固な油汚れには、過炭酸ナトリウムを使ってみることもおすすめします。
過炭酸ナトリウムは、小さな気泡を発生させて、強いアルカリ性で油汚れを溶かします。方法は、最初に紹介したアルカリ性の浸け置き専用洗剤を使った、漬け置き洗いと同じなので、洗剤以外はそちらを参照して下さい。
過炭酸ナトリウムの粉末を使った掃除方法
40~60度のお湯1リットルにつき、過炭酸ナトリウム大さじ1杯を目安に使用し、浸け置き洗いして下さい。
注意したいのは、換気扇のフィルターの材質です。
フィルターの材質のほとんどがアルミで出来ているものなのですが、実はアルカリ性洗剤は、こうしたアルミなどの金属を腐食させてしまう特徴があります。
銀色のアルミは変色して黒ずんでしまうことがあるので注意して下さい。
特に、過炭酸ナトリウムは、これまで紹介してきた洗剤の中でもアルカリ性の度合いが高いので、心配な方は、掃除を始める前に、目立たない部分でテストしてからおこなうことをおすすめします。
フィルターも含めて換気扇の掃除を業者に依頼した場合の掃除内容と料金について
換気扇があまりにも汚れていて手がつけられない、掃除をする時間がないという主婦の人は、掃除を業者に依頼するのも1つの手段です。
家庭で使用できる洗剤では落ちない油汚れも、業者に依頼すればプロ用洗剤ですっきり落としてくれますし、換気扇のフィルターだけではなく、ファンやプロペラ、その他の部品まで解体して洗浄してくれるので、新品の時のような輝きをとり戻せることが嬉しいです。
業者に依頼した場合にかかる料金ですが、業者によって安いところでは5,000円台から、20,000円台までと幅広い料金設定があるようです。
また、レンジフードタイプとプロペラタイプで料金が違ったり、換気扇の幅によって料金が決まったりする場合があるようなので、依頼するときにはお財布と相談して、納得のいく業者にお願いしましょう。
換気扇のフィルターに汚れがつかないようにするためには
掃除をしてきれいになった換気扇のフィルターは、できるだけ維持したいですよね。
換気扇のフィルターには、カバーをかけて油汚れを防ぎましょう。貼るタイプのものとかぶせるタイプのものがあるので、使いやすいものを選んで装着し、定期的に交換するだけで油汚れを最小限に抑えてくれます。
また、換気扇を使用したらこまめに拭くようにしましょう。
マイクロファイバーのクロスを使用すれば水だけで軽い油汚れは拭き取れるので、料理の後にサッと拭き掃除をするだけでも、大掃除が楽になりますよ。
油を溜めてしまうと、漬け置き洗いなどで時間をかけないときれいに出来ないフィルターですが、こまめに洗っていれば、食器用洗剤で簡単に油汚れは落とすことが出来ます。
カバーの交換時期に合わせて、軽く洗うだけ、大掃除いらずの換気扇フィルターになりますよ。