重曹は掃除の際に大活躍するアイテムの一つですが、オーブン掃除にも最適です。
オーブン料理が多いアメリカでも重曹を使った掃除は定番で、アメリカのキッチンには重曹が必ず常備されているほどだそうです。
そこで、重曹を使ったオーブンの掃除方法についていくつかご紹介したいと思います。
重曹水にしたり重曹をペースト状にしたりなど、汚れに応じて使い分けるのがおすすめ。知って得する情報をお届けします!
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
ポット掃除に重曹だけでは不十分!カルキ汚れにはお酢も加えよう
どんな掃除にも使えそうな重曹ですが、ポット掃除に重曹だけでは不十分です。 固くこびりついたカルキ汚...
-
魚焼きグリル掃除は重曹やセスキにおまかせ!庫内や網の掃除方法
美味しい焼き魚を食べたいと思っても、魚焼きグリルを使用した後の掃除について考えると、なんだか気分が重...
スポンサーリンク
重曹を使った基本のオーブン掃除と手順
重曹を使った掃除は雑誌などの特集にも取り上げられるほど、様々な場所の掃除に役立ちます。
台所や浴室、洗濯や臭い取りまで、重曹はそれ1つで役立つ掃除アイテムですが、実はオーブンの掃除にもぴったりなのをご存知でしょうか。
オーブンの中の汚れは食材を温めたり、焼いたりと熱を加えた時にできた、油汚れが汚れの大部分を占めます。
オーブン掃除にも重曹が大活躍
重曹は皮脂汚れや油汚れに強い洗剤です。またそのままで使用すると弱アルカリ性ですが温めることによってアルカリ性が強まります。
耐熱容器などに重曹を適量、水で溶いて重曹水を作りオーブンで温めます。この時に容器にはラップなどで蓋をせず、沸騰した蒸気がオーブンの庫内に広がるようにしてください。
オーブン庫内の汚れは重曹を含んだ蒸気によって浮き上がるので、温めた後は布巾で汚れを拭き取るように取り除きます。
この時オーブンの庫内が熱くなっていたり、温めた重曹の容器が熱くなっています。直接触れないように注意をしてください。
汚れに気付いた時にすぐに始められる、重曹とラップを使ったオーブン掃除
重曹と同じく食品ラップも掃除に役立つことを知っていますか?
掃除に使用するスポンジなどには細かな穴が空いていて、掃除用の洗剤もそこに入り込んでしまいます。しかしラップは見た目通りに表面がツルツル、スポンジの様に洗剤が中に入り込んでしまわずに、しっかりと作用をしてくれます。
また凹凸がないということは、しっかりと密着するという事。汚れている面にしっかりと密着をするので、汚れが落ちやすいというメリットもあるのです。
ラップを使った簡単なオーブン掃除の仕方
まずは容器に重曹と水を溶かして重曹水を作ります。重曹がしっかりと水に溶けたことを確認して、掃除に使用するタオルを浸しましょう。
次にタオルを絞ってラップで覆います。オーブンのレンジ機能で約一分ほどタオルをラップごと温めたら、ラップを取り除き、丸めてオーブンについた汚れをこすってください。
作業をする際は、温めたタオルとラップは熱くなっているので、ゴム手袋をはいて行ってください。気になる汚れをラップで落としたら、今度は温めておいたタオルを使って汚れを拭き取っていきましょう。
最後は水洗いをしたタオルで、しっかりと汚れや重曹成分を拭き取って終了。オーブンの扉はすぐには締めずに、乾燥をさせてくださいね。
頑固なオーブン汚れには、重曹ペーストを使った掃除方法がベスト
重曹水を使ってもオーブンの汚れが落ちない場合。
頑固な汚れがオーブンに付着してしまっていると、重曹水だけでは無理なこともあります。
一度重曹水を使って掃除をして、汚れが残ってしまった場合は重曹ペーストを使用してみてください。
重曹ペーストの作り方はとっても簡単です。基本の作り方は重曹水と変わりがありません、比率に違いがあるだけです。重曹水はお湯に重曹を溶かしましたが、重曹ペーストは重曹に少しずつ水を加えていってください。クレンザーくらいの柔らかさになったら出来上がりです。
水と重曹を混ぜ合わせてペーストができたら、オーブンの汚れが落としきれなかった部分に塗布します。そのままではペーストが乾いてしまうので、上からラップをかけて少し時間をおいてください。
後はラップを外してペーストの上から、汚れをこすって落とします。このときも汚れが落ちたら重曹残りがないように、しっかりと水拭きをすること、乾燥も忘れずに行ってください。
乾燥をしないと汚れが落ちても、カビの原因となるので注意をしてくださいね。
週に一度は重曹と酢を使ったオーブン掃除がおすすめ
皆さん経験があると思いますが、こびりついた汚れは落とすのが一苦労!簡単に掃除を済ませるコツは、普段からのちょっとした一手間。コレに限ります。
汚れたらすぐに拭く!汚れを取り除く!こんなわずか数秒の手間が、いつでもオーブンをキレイに使うコツなのです。
しかし、この様に注意をしていても、拭き残しや汚れの飛び散りが、少しずつオーブンの汚れとなって溜まっていきます。そこで普段のひと手間に加えて、一週間に一度程度、オーブンの拭き掃除を行ってください。
この時に役立つのがアルカリ性の重曹と、酸性のお酢(クエン酸)を混ぜ合わせた、お手製の洗剤です。
この洗剤を布巾に含ませ、オーブンの内側、外側の拭き掃除を行います。二つの性質を合わせた洗剤なので、両方の性質の汚れに作用をします。
汚れた時にすぐ行う掃除と、週に一度の掃除で、オーブンに汚れが溜まることが少なくなり、大掃除のときにも困りません。こびりつく前の汚れ落としを普段から心がけましょう。
なぜオーブン掃除に重曹が適しているのか
最初にも少しお話をさせていただきましたが、なぜオーブンの掃除に重曹が向いているの?向いているわけは汚れが落ちる基本を知ると、理解ができます。
普段汚れを落とすときは、汚れの性質を考えず洗剤のフレーズにとらわれてはいませんか?「油汚れに!」と書いていると、素直に油汚れに最適な洗剤なのだと、受け取ってしまいます。
しかし汚れを落とすにはその性質を見極めて、逆の性質の洗剤を用いて中和することが重要なのです。
油汚れの性質は酸性、ならばアルカリ性の洗剤が必要となるわけです。
話はオーブンに戻り、オーブンにつく汚れの多くは油汚れ、そして油汚れの性質は酸性です。そして説明をした通り、酸性の汚れにはアルカリ性で中和をすること。重曹はアルカリ性なので、オーブンの汚れ落としに向いているというわけです。
ちなみに食器用洗剤などが中性なのは、どちらの汚れにも作用するように作られているからです。
酸性の汚れだけではない、重曹だけでは落としきれないと感じたら、先程紹介をしたようにクエン酸やお酢も利用して、両方の汚れに作用をするように自家製の洗剤を作ってみてください。
オーブンの汚れだけでなく、シンクやコンロなどのキッチンの汚れ全般に、また浴室などの掃除にも使用することができますよ。