毎日料理をしていると、コンロの五徳に焦げ付きができてしまうことがあります。ただでさえ面倒なコンロの掃除なのに、五徳が焦げてしまうと掃除の手間が増えてしまうように感じるものです。
ここでは、五徳の焦げを、重曹を使って綺麗にする方法についてお伝えします。
重曹は100円ショップでも手に入れることができる、便利でエコな洗剤です。重曹を上手に活用して、気になる五徳の焦げを綺麗に掃除しましょう。
また、五徳を綺麗な状態で保つ方法についてもご紹介しますので、こちらも是非参考にしてみてください。
綺麗なコンロで美味しい料理を作りましょう。
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五徳の焦げ掃除は重曹で!軽い汚れの掃除方法
主婦の方は毎日のように家族の食事を作り、ガスコンロを使用していると思います。
掃除は定期的に出来ていますか。
ふと五徳を見てみると、油汚れや吹きこぼれ汚れによって焦げ付き汚れになっている状態を目にします。
焦げ汚れがあると、余計に掃除する気持ちが減退してしまいます。
しかし、五徳の汚れや焦げをそのままにしておくと、さらに頑固な焦げ付き汚れとなってしまい、結果としてより掃除の手間を大変にしてしまいます。
まずは五徳の軽い汚れを掃除する方法を紹介していきましょう。
一般家庭のキッチンでは、ホーローとステンレスの二種類の五徳が主に使用されています。
使用されている素材によって掃除の方法が異なるので、それぞれの掃除の方法について紹介します。
ホーローの五徳
ホーローの五徳のメリットは、やはり掃除のしやすさです。
軽い汚れであれば、重曹水で簡単に綺麗に掃除が出来ます。
ぬるま湯を200mlに対し、重曹の粉末小さじ2~3杯を混ぜます。
(水だと溶け切らないので、ぬるま湯を使用して下さい。)
あとは重曹水を五徳に吹きかけ、布巾で汚れを拭き取って下さい。
重曹の跡が残りやすいので、仕上げに水拭きを行って完了です。
傷が目立ちにくいホーローだからこそ、重曹水を活用することが出来ます。
ただし、強く擦るとホーロー五徳でも傷ついてしまうので注意して下さい。
ステンレスの五徳
ステンレスの五徳は、見た目の高級感だけではなく優れた耐久性も兼ね備えています。
しかし、変色や傷に弱いという弱点もあります。
掃除をするときに、ホーローの五徳のように重曹水で掃除をしてしまうと、重曹の持つ研磨剤作用によって傷がついてしまう恐れがあります。
ステンレスの五徳に傷がついてしまうと、高級感のある雰囲気は損なわれてしまいますし、傷に汚れが入り込みやすくもなってしまいます。
ステンレス五徳には専用のクリーナーが販売されているので、必ずこちらを使用して下さい。
五徳の部分的な焦げ掃除には重曹ペーストを使おう
五徳の汚れは、必ずしも均一な状態で付着しているわけではありません。
部分的に汚れが薄かったり、または頑固な汚れになっている箇所もあります。
頑固になっている汚れでは、重曹水だけでは完全に落とせないことがあります。
五徳の部分的な汚れを綺麗に落としたいというときは、重曹のペーストを使った掃除がおすすめです。
必要なものも重曹とぬるま湯ということは変わらず分量を変えるだけなので、他に用意し直す必要もなく、汚れが気になったときにすぐにペーストを作れます。
重曹2:ぬるま湯1の割合で混ぜ合わせます。
混ぜ合わせていくと、徐々にペースト状になっていきます。
ペースト状になったら、あとは五徳の汚れにペーストを塗るだけです。
効果を高めるために、さらに上からラップを被せて下さい。
重曹の洗浄成分が浸透しやすくなり、成分の蒸発も防いでくれます。
汚れに応じて30分~2時間ほどそのままにして、あとはしっかりと重曹の成分を洗い流して完了です。
最後に五徳の水分をしっかりと乾燥させることを忘れないで下さい。
五徳の頑固な焦げ掃除は沸騰した重曹水で煮て汚れ落とし
五徳の頑固な焦げ汚れには、重曹水で五徳を煮てしまいましょう。
重曹と熱湯の相乗効果で、焦げ汚れが剥がれるように落ちていきます。
- 五徳がスッポリ入るサイズの鍋などを用意します。
- ぬるま湯1リットルに対して、重曹を大さじ5杯混ぜます。
(五徳全体が浸るように、ぬるま湯と重曹の量は調整して下さい)
- 重曹がきちんと溶けたら、いよいよ五徳を入れていきます。
- 強火でぬるま湯を沸騰させ、五徳を煮ていきます。
(煮ている段階でも、五徳の焦げ汚れが滲み出てくるはずです)
- 10分ほど沸騰させ続けたら火を止め、お湯が冷めるまでそのまま放置しておきます。
- 五徳を鍋から取り出したら、汚れの残っている部分を軽く擦るようにして掃除して下さい。
スルンと汚れが落ちると思います。
- 最後に重曹の成分をしっかり洗い流して、完全に乾燥させたらOKです。
煮沸の効果は消毒だけではないのですね。
重曹で落ちなかった五徳の焦げ掃除は重曹とアルカリ洗剤で綺麗に
五徳の焦げ汚れに効果を発揮してくれる重曹ですが、汚れの状態によっては焦げを落としきることが出来ないことがあります。
重曹だけで落とせなかった五徳の焦げ汚れには、アルカリ洗剤も使って掃除していきます。
- 重曹3:ぬるま湯1の割合で混ぜ、先ほど紹介したペーストよりも固めのペーストを作ります。
- 作ったペーストを五徳に塗り、その上からアルカリ洗剤を吹きかけます。
(ペーストがペーパーの役割をするので、アルカリ洗剤が液垂れすることを防いでくれます)
- 10分ほどそのままにして、汚れを浮き上がらせます。
- 浮き上がった汚れを軽く擦るようにして剥がし落とします。
この方法で頑固な焦げ汚れも綺麗になると思いますが、落としきれない汚れにはこの手順を何度か行って下さい。
何度か繰り返すうちに、さらに汚れが浮き出るので焦げが落としやすくなることを実感出来るはずです。
五徳の焦げ付きを予防する使用方法
五徳の焦げの掃除方法について紹介してきました。
汚れの状況に合わせて、重曹を上手に変化させ活用出来ますが、日頃から五徳が焦げ付かないように予防することも大切です。
最後に、効果的な五徳の焦げ付き予防法を紹介します。
まずは使用するたびに手入れをすることです。
日常的に出来るお手入れは、なんと言ってもこの方法が一番です。
その都度掃除をすれば、毎回サッと拭き取る掃除だけで終わらせることが出来、手間も時間も短縮した掃除で済むのです。
毎回の拭き取りにプラスして、五徳に薄くサラダ油を塗っておくとより効果的です。
サラダ油の油分が膜を張り、五徳に直接焦げ汚れが付くことを防いでくれます。
汚れた場合はササッと洗い流すだけで、ツルッと汚れが滑り落ちてくれるのでお手入れが簡単に出来ます。
サラダ油ならどこの家庭にもあるので、すぐに実践出来る予防方法ですね。
主婦にとって、五徳の汚れは目に付くのでストレスを感じてしまいます。
ガスコンロだけではなく、五徳も綺麗に掃除をして気持ちよく料理が出来る環境作りをしましょう。