トイレタンクの中も掃除する必要があることはわかっていても、初めて掃除するとなるとフタを開けることもためらってしまうのではないでしょうか。
そんな人におすすめの掃除方法が「洗剤を入れるだけ」というものです。
しかし、カビでいっぱいになっているかもしれないトイレタンクがどこまできれいになるのか気になる人も多いでしょう。
今回はトイレタンクの掃除方法とその効果について説明します。トイレタンクの掃除方法にはフタを開けて行う方法と洗剤を入れたまま行う方法の2つがあります。それぞれのやり方と効果について理解してから掃除を始めるようにしましょう。
関連のおすすめ記事
洗剤を入れるだけの簡単なトイレタンクの掃除方法とは
トイレは家族みんなが毎日使う場所のため、汚れが溜りやすいですよね。
そのため、頻繁に掃除するのを心がけているという主婦の方もいると思いますが、実際のところ、トイレ掃除は床と壁、便器くらいで済ませているという方も多いのではないでしょうか。
手をつけたことのないトイレタンクの中を簡単に掃除する方法としては、洗剤を入れるだけの掃除方法があります。
洗剤を入れるだけの掃除方法は、就寝前やお出かけ前に洗剤をトイレタンクの中に入れるだけという掃除方法で、手軽にトイレタンクのお掃除をすることができます。
洗剤入れるだけの掃除方法の注意点
時間をおく必要がある
トイレタンクの中に洗剤を入れたあと、3~4時間程度時間をおく必要があるという点です。
そのため、トイレタンクの中に洗剤を入れた後3~4時間はトイレを使用することができないため、時間帯を気にかけ掃除を行う必要があります。
汚れが頑固な場合には落ちきらない場合もある
しばらくトイレタンクの中の掃除を行っていないなどで汚れが頑固な場合には、思うような効果が感じられない場合があります。
入れるだけの洗剤は、トイレタンク内の部品を傷めることのないような成分で作られています。
そのため、初めてトイレタンクの中の掃除をするという方は、タンク全体をキレイにすることは難しいでしょう。
初めてトイレタンクを掃除する人のための掃除方法とは
上記でもご説明したように、トイレタンクの中を初めて掃除するという方は、汚れが密着している可能性が高いです。
そこで、まずは、トイレタンクの中をしっかりと掃除することから始めてみませんか?
用意するもの
- クエン酸
- 重曹
- 水
- スプレーボトル
- 歯ブラシ
- 雑巾
- ゴム手袋
初めてトイレタンクを掃除する方の掃除方法
- 止水栓をしめます。
しめ忘れは、水浸しの原因となります。忘れずに止水栓をしめるようにしましょう。
- 蓋を外します。
蓋は、トイレの種類により異なります。蓋上部が手洗い場となっているタイプは、給水ホースを外すためナットを緩める必要があります。
取扱説明書を確認の上、慎重に外すようにしましょう。
- クエン酸スプレーを作ります。
スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を入れて混ぜます。
- クエン酸スプレーを使い、取り外した蓋の拭き掃除をします。
汚れが頑固な場合は、スプレー後にトイレットペーパーでパックするのがオススメです。また、この時、蓋にクエン酸水が残らないようにしっかりと拭き取るようにしましょう。
- トイレタンクの中の水を抜きます。
水は、浄水レバーを操作することで流すことができます。
- 重曹スプレーを作ります。
重曹スプレーは、スプレーボトルに水200mlと重曹小さじ2を入れて混ぜることで、作ることができます。
- トイレタンクの中に重曹スプレーをかけて、歯ブラシで汚れを落とします。
頑固な汚れには、重曹を粉のままかけて擦るのが効果的です。
- 全ての汚れを落とし終えたら、蓋を元の位置に戻します。
給水ホースを取り外した場合には、しっかりと取り付けるようにしましょう。
- 最後に、止水栓を開けて水が流れるか確認します。
水が通常通り流れていれば、お掃除完了です。
トイレタンクを徹底的に掃除してから入れるだけの洗剤を使おう
トイレタンクを徹底的に掃除して綺麗にすることができたら、今後は、入れるだけの洗剤を使って汚れを防止するようにしましょう。
入れるだけの洗剤での掃除方法は、ご紹介したような重曹を使う方法や、市販の専用のものを使用する方法などで行い、掃除の頻度は、2~3ヶ月に1回程度で問題ありません。
たったこれだけのことをするだけでも、トイレタンクの中に、汚れが付着するのを防ぐことができ、トイレタンクの中の掃除をラクにすることができます。
また、トイレ掃除の頻度を減らす上では、トイレタンクの中が綺麗な状態であることが欠かせません。
寝る前、お出かけ前のちょっとしたひと手間が、今後のお掃除を簡単にすることに繋がりますので、ぜひ習慣化して下さい。
入れるだけの洗剤で取り切れないトイレタンクの汚れの落とし方
トイレタンクの中に入れるだけの洗剤を使う掃除方法は、簡単に汚れを落とすことができる反面、蓋裏に水垢汚れが残ってしまったり、タンク底の汚れを取りきれない場合があると思います。
そんな時には、サンドペーパーや柄の長いブラシを使用し、汚れを落とすのがオススメです。
サンドペーパーを使用したお掃除方法
- 事前に頑固な汚れを洗剤等でふやかしておきます。
- ある程度、洗剤を浸透させたらサンドペーパーを使い擦ります。この時、力加減には充分に注意しましょう。
- 汚れが出たら雑巾等で綺麗に取り除きます。
サンドペーパーは、頑固な汚れをとても簡単に落とすことができ大変便利なアイテムの一つですが、間違った方法で掃除を行ってしまうと、便器に傷がつく原因となってしまいます。
そのため、サンドペーパーを使用しお掃除をする際には、使用する際の注意点を充分に理解した上で使わなければいけません。
サンドペーパーを使用し掃除をする際の注意点
- 目の細かいものを使用する
サンドペーパーは、目の粗いものから細かいものまで、様々な種類があります。また、基本的には番号が大きいほど目が細かいものになります。トイレタンクは、1500番~2000番位のものが傷がつきにくく、オススメです。
- 耐水性のあるものを使用する
サンドペーパーを使用してトイレを擦る場合には、トイレタンクに傷がついてしまうのを防止するために、必ず水を含ませた状態で擦らなければいけません。
そのため、使用するサンドペーパーは、耐水性があるものを使うようにしましょう。
トイレタンクをきれいにしたら、汚れを予防するために重曹を使おう
一度綺麗にしたトイレタンクを維持するためには、重曹が効果的です。
重曹を使った汚れの予防法はとても簡単で、手順はたったの3つ!
- カップ1杯程度の重曹をトイレタンクの中に入れます。
- 6~8時間程度放置します。
- 水を流します。
たったこの3ステップで、トイレタンク内の汚れを予防することができ、便器内の黒ずみも予防することができます。
ただし重曹をトイレタンク内に入れた後6~8時間程度は、水を流すことができないため、トイレを使用することができません。
そのため予防をする際には、就寝前やおでかけ前など時間帯を考慮して行う必要があります。
トイレタンクを綺麗に保つということは、トイレや便器を綺麗に保つことに繋がり、日々のトイレ掃除もラクにすることができます。
また、丁寧にトイレタンクの掃除を行った後は、1ヶ月に1回程度、重曹を使って汚れ予防を行うことも忘れないようにしましょう。