ご家庭のトイレタンクの掃除はいつしましたか?
中には何年もそのままという方もいることでしょう。
トイレの便器や壁を掃除しているのに、臭いが取り切れていないという場合はトイレタンクの中が原因かもしれません。
トイレタンクの中には常に水が入っている状態で、水なのできれいだろうと思うかもしれませんが、実際は水垢や黒カビが発生しています。
溜まった汚れが水を流す時に流れて便器の汚れの原因になることもあります。
早速トイレタンクの掃除を始めましょう。
掃除の前に最初にやることがあります。準備が出来たら中性洗剤を使ってきれいに洗いましょう。
トイレタンクのフタを外したりするのが面倒という方には、手軽に出来る洗浄方法をご紹介します。
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トイレタンクを掃除しないと黒ずみや黒カビの温床に
普段目につかないので気にすることが無い掃除箇所として、「トイレタンク」があげられると思いますが、実は外にあるものではなく蓋もしてあるのに年月がたつにつれ、汚れやカビが発生していることをご存知ですか?
実際築7年のわたしの家もトイレタンクを何気なく覗いてみたところ、黒いものがたくさん付着しているのに驚きました。
諸説ありますが、おそらく長い年月放置され続けたトイレタンクは微妙な蓋との隙間から雑菌が入ったり、使い続ける水によって水垢などが発生します。
さらに独特な匂いもでてきます。
では、なぜ黒ずみやカビが発生するのか?
完全密閉された空間ではなくさらに水が溜まったり流れたりすることが原因の1つとも言われています。
その黒カビや黒ずみはやがて便座部分に広がり、用を足す時には目で確認できるほどの頑固な汚れとなって現れます。
黒ずみや黒カビは人体にも大きな影響を及ぼします。
家族の健康を守る意味も含めて掃除は丁寧に行いたいものですが、他の家事や仕事をしていると時間を作るのも難しいですよね。
そこで、簡単な掃除方法をお伝えしたいと思います。
トイレタンクの掃除を始まる前にやる事とは
1番最初に行うことは、「元栓を止める」事です。
蓋を外しての作業になりますので、水がセンサー等で勝手に流れてしまったらトイレの中は大惨事になってしまいますよね。
ですので、元栓を締めて水の流れを止めましょう。
元栓の種類も何個かありますので、ネジ状で外すタイプはドライバーを使って下さい。
- 床に雑巾や新聞紙を敷く
万が一水が漏れて大惨事になっても対応しやすいように、使い古しの雑巾や新聞紙を多めに敷いておくこともオススメします。
タンクの蓋を外し、その雑巾の上に置く事もできますので、準備は入念に行いましょう。
- タンクの蓋を外す
タンクの蓋には種類があります。蓋だけついてるタイプと蓋の上から手洗い用の水が流れるタイプです。
蓋だけついてるタイプなら簡単に取り外せますが、手洗い用の水が流れるタイプは、タンクから蓋部分についてるホースを外すことを忘れずに注意しましょう。
いよいよトイレタンクの掃除をしよう。準備する物と手順について
では、本格的な作業にうつります。
まず、使用する道具を揃えます。
- 使い古しのスポンジ、使い古しの歯ブラシ、柄の長めなたわし等
- 最後にきれいな水を流すためのバケツやじょうろ
- 中性洗剤(皿洗い用の洗剤は主に中性洗剤です)
掃除にかけられる時間にもよりますが、簡単に手の届くところをシャシャっと掃除できる道具は念の為準備しておきましょう。
そして、「使い古しの」が重要で、黒カビが生息していたトイレタンク掃除後また別のところを掃除する時に同じスポンジを使ってしまいますと、新たな場所に黒カビを発生させてしまう原因にもなります。もったいない気持ちを心の奥にしまって一度使ったら捨てて下さい。ですので、コストの高いスポンジはいりません。100円均一で何個かセットで入っているようなスポンジでも十分対応できます。
柄の長めなたわしですが、一昔前におばあちゃんが使っていた毛の抜けるものではなくて、子供の靴を洗う時に使うような持ち手部分がついてるようなたわしなども準備するとより隅々掃除することが可能になります。
まずは、タンク内上部から掃除をしていきます。
タンク内下部から掃除していくと、最後の上部の汚れを下部に落としてしまいせっかくきれいにしたはずのカビが再度発生する可能性があるため、上から順に下へ下がっていきましょう。
見えるところを中性洗剤をかけながらゴシゴシとスポンジで細かい部分は歯ブラシでゴシゴシと擦ります。あとは、柄の長めなたわしで下部をゴシゴシと。
最後にじょうろやバケツで水を流し込めば完了です。
面倒なトイレタンクの掃除を簡単に済ませたいならこの方法
上記は時間のある場合の基本的な掃除方法です。
ここからは、忙しい主婦必見の簡単掃除方法を紹介します。
それは、「酸素系漂白剤またはトイレ洗浄剤を流し入れる方法」です。
見たとおりのつけてためて流すだけです。
漂白剤といえば、衣類の色もすべて白に変えてしまうほどの強い塩素系のものもありますので購入する際には商品を確認しながら購入して下さい。
方法としては、酵素系漂白剤を1/2カップタンク内に入れ1時間程放置します。
その後何度か水を流せば終了です。
(汚れ具合もありますので、漂白剤の量や放置時間はやってみて検討して下さいね)
ただ、タンクの水がたまる場所までしか漂白できないので、はみ出た部分は歯ブラシで擦るなど黒ずみがひどく気になるようでしたら、簡単な作業ですので手を加えて下さい。
それさえも時間がもったいないという方は、ペットボトルに水を入れ重石がわりにし水位をあげ漂白範囲を広げるという方法もあります。
こちらですと、歯ブラシで擦る時間も削減できますので労力を最小限に抑えることができます。
きれいになったトイレタンクの汚れ防止策
では、手間をかけてきれいにしたタンク内を今後どのように現状維持していけばよいのでしょうか。
さすがに、毎日毎日チェックするのも大変ですし家族に協力してもらいたくてもタンクの中のことなので協力してもらいようがないですよね。
色々な方法があると思いますが、何点か紹介したいと思います。
重曹をトイレタンクに使う
エコな掃除用品として大活躍する重曹。
トイレタンクでもすてきな仕事をしてくれるんです。
約300cc位の重曹をそのままタンクに入れ夜~朝みんなが起きるまで放置しておくだけです。
勿論だいたいの目安が6時間以上なので、朝みんながでかけてから学校や仕事が終わって帰って来るくらいまでの時間でも十分可能です。
今では100円均一でも販売されているという情報もあるくらいですから、コストもかなり抑えることができて主婦にとっては嬉しい商品ですね。
トイレタンク専用の洗浄剤を使う
ドラッグストアやホームセンター等にいけばトイレタンク専用の洗浄剤という便利なものが販売されています。
これに関してはさらに簡単!商品の裏側に使い方が書いてますので規定の分量を入れるだけです。入れておくだけですので、専用なだけあってとっても便利な商品です。
ただ、重曹に比べてコストがかかります。
どちらの方法が適しているのか両方試してみた結果で適した方を継続していくということもポイントかもしれませんね。
毎日何度も使うトイレです。少しの時間でよりよい環境を作っていきたいものですね。