トイレは毎日使う場所だから、便器や床はしっかりと掃除している人が多いでしょう。
ただ、トイレタンクまでは掃除していないことが多く、いざふたを開けてみると黒ずみが発生していることに驚くと言います。
しかし、その黒ずみはしっかりと掃除することで落とすことができるので安心して下さい。
まずはトイレタンクに黒ずみが発生する原因を知り、掃除方法について理解しましょう。
初めてトイレタンクを掃除する時は時間がかかるかもしれませんが、一度きれいにすればあとはきれいな状態を維持するだけなので、簡単な掃除で済ませることができます。
今回は黒ずみ発生の原因から掃除方法、そして理想の掃除頻度について説明します。早速試してみて下さい。
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トイレタンクの黒ずみの原因と掃除について
トイレタンクはなかなか掃除をする部分ではないので意外とすごい汚れ方をしていることが多々あります。
トイレタンクの黒い汚れは、『空気中に浮いているカビ』が原因です。
実は普段目には見えていませんがカビは空気中にずっと存在しまいます。
そしてそのカビは普段から水が溜まっていて湿気を多く含んでいるトイレタンクの中などを住処にし、繁殖していくのです。
手洗器のついたタンクだと特に繁殖しやすい環境となり、手洗いをした際にタンク内に入り込んだ皮脂汚れや尿汚れなどもカビの繁殖を助けていきます。
その結果、タンクを掃除しようと意気込むとそこが思ったよりも真っ黒になっていてやる気を削がれてしまうような状況になってしまうのです。
半年も放置すればタンクは真っ黒になり、トイレタンクの掃除といえば大掛かりなものというイメージを植え付けられることになります。
トイレタンクの黒ずみを除去するための掃除方法と注意点について
トイレタンクの掃除を意を決してはじめる際には、注意することがあります。
トイレタンクにはカビ取り用の塩素系漂白剤を使用してはいけない
理由は塩素系漂白剤は金属やゴムを傷めてしまうからです。
トイレタンクを傷めてしまうとトイレ全体の劣化に繋がりますし、お家で安全に用もたせないような状況になってしまうことも想定されます。
使ってしまう方も、短い時間の使用でもそれは自己責任となりますし、もしそれが自分の持ち家であればトイレを買い替えるようなリフォームに発展したり、借家であれば退去時や使えなくなってしまったときに弁償しなくてはならなくなってきます。
もし住んでいる間に問題がなくとも、自分が退去してしまえばその後の人が困ることになるので他人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
掃除をするのは良いですが、洗剤を間違えると話が大きくなってしまうこともあるため、使用する洗剤に注意し、さらに使わないほうが良いとされている洗剤は避けることをおすすめします。
トイレタンクの黒ずみを簡単に掃除するためには
トイレタンクを掃除する際の注意点をしっかりと頭に入れたら早速掃除に取り掛かりましょう。
一番簡単なトイレタンクの掃除方法は、市販のトイレ洗浄剤を使用するのが安全で確実な方法です。
また、洗浄剤は少し値段が張るため、他の方法で掃除したい場合には酸素系漂白剤の使用がおすすめです。
このふたつはパッケージ等にも使い方がありますのでそちらを参考にしつつ、容量を守ってトイレタンクの掃除に活用しましょう。
掃除の注意点
その際には500mlペットボトルなどを使って水位をあげてしっかりと浸け置きが出来る状態を作りましょう。
何度か水を流しても気になる部分があるときはもう一度行うか、使い古した歯ブラシなどを使ってこすってみたりするとよりきれいに掃除ができます。
タンクのフタまで汚れが到達していることがほとんどなので、お風呂でフタ部分も汚れている部分を漬け置きしたりして掃除をするといいですね。
トイレタンクを重曹で洗浄すると、便器の黒ずみ防止にもなります
トイレタンクの掃除には重曹も使用できます。
あまり汚れが酷くなかったりと言う場合には重曹での掃除も出来るので、洗剤をあまり使いたくないというときなどにはこうしたやり方も使えます。
掃除の後のきれいを保つためのお手入れにも使える方法なのでお試しください。
重曹でのお掃除はタンクに1カップ程度の重曹を投入して一晩放置します。そして翌朝流すだけです。
黒ずみ防止の掃除の頻度
黒ずみの防止にも繋がりますし、重曹には消臭効果もあるためお手入れ向きの方法ですね。
このお手入れを1ヶ月に1回程度行っておくと、トイレタンクの大掛かりな掃除はあまりしなくて良くなってきます。
一度きれいにしたらこうした方法を使ってずっときれいにトイレを使っていきたいですね。
トイレタンクやその他の箇所の理想的な掃除頻度について
トイレタンクの理想的な掃除は月に一回のお手入れでいいと思います。
そこまで汚れる部分でもないので、壁や床ほどの掃除の頻度よりは少なくて大丈夫です。
では他の部分はどうなのか、という疑問が生まれると思いますのでそちらも紹介していきます。
トイレの部分別、掃除の頻度
- 便器
便器は一日に一回お手入れをしましょう。毎日使いますのでお掃除はこまめに必要になると思います。
- 便器の外側
汚れが目立つといったことは無いかもしれませんが目に見えない汚れが意外とついています。
ここは3日に1回ほどを目安に掃除をしましょう。
- 便座
座る部分は便器と同じく汚れやすい場所です。一日に一回お手入れをしましょう。
放置すると汚れが取れにくくもなりますのでこまめなお手入れが楽をするコツです。
- 壁
トイレの壁は目に見えない汚れが蓄積されています。男性に限らず尿の飛び散りは起きていますので、3日に1回は拭き掃除を行いましょう。
カビなども発生しますのでご注意ください。
- 床
こちらもなかなか見落としやすい汚れのある場所です。3日に1回の掃除で汚れをためないようにしましょう。
- トイレの扉
あまり聞いたことがないかもしれませんが、ここも意外と汚れている場所です。
取っ手は特に菌の溜まりやすい場所なので1日に1回は拭いたほうがいいかもしれません。
いかがでしょうか。
見落としがちな場所もあったのではないかと思います。
タンクもそのひとつですし、しっかりと掃除を行っておけば少しのお手入れできれいは持続させられます。
- こまめなお手入れできれいなトイレにしておきたいですね。