男の子がいる家庭だと、どうしてもトイレの壁も汚れやすくなるもの。
しかし、トイレの壁にはどんな洗剤を使って掃除すればいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで気になるのが重曹。台所の掃除には効果を発揮する重曹ですが、トイレの壁の掃除にも効果があるのか気になるのではないでしょうか。
今回は重曹を使ったトイレの壁の掃除方法とその効果について説明します。
実はトイレの壁にはいろいろな汚れがついています。その汚れの種類によっては重曹よりも効果が高いものもあります。
トイレの壁の汚れについて理解してから、掃除するようにしましょう。
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トイレの壁の掃除には重曹スプレーが便利です
家族構成が夫と男の子2人で男性が多い場合トイレ掃除をする時に、汚れが気になることはありませんか?
トイレ掃除と言うと多くの方は「便器全般、床、手洗い場」と想像すると思いますが、それだけではないのです。
その中でも、「トイレの壁」を忘れてはいけません。
男性が夫だけではなく小さな男の子が2人となると、特に気にしなくてはならない部分です。
なぜなら、男性と女性ではトイレの仕方が違いますので、それゆえ汚れやすい部分も多少異なってくるのです。
女性は座りますので便器の手前、男性は立ちますので便器の奥が汚れます。
共に尿しぶきはでますが、男性は立ちますので尿しぶきが便器を越して、トイレの横の壁までに付着してしまうのです。
尿しぶきも壁に付着した尿も、あまり目に見えてわかるものではありませんので、トイレの壁まで気にする人が少ないのです。
しかし、長年の蓄積というものは恐ろしく、壁の黄ばみや尿の臭いとして分かるようになってくるのです。
掃除してもトイレが尿臭い、壁も黄ばみが気になると気づいた頃には、新たにできた汚れではなく、蓄積されたものと思うと今までのトイレ掃除が無駄のような気がしてきますよね。
壁の掃除を見逃していたことに、自分のことながら衝撃が走るでしょう。
トイレの壁といっても知識がないと、どの洗剤をどのように掃除をしたら良いか戸惑う方も多いと思いますので、ここで紹介していきます。
主婦の間で話題の「重曹」。
重曹といえばキッチン汚れなのでは?と思う方が多いでしょうが、トイレ掃除にとっても大活躍できる洗剤です。
重曹や掃除方法、掃除の理想頻度について詳しくは以下を読んでくださいね。
重曹が落とせるトイレの汚れの種類について理解しよう
- 重曹について
重曹はアルカリ性の洗剤ですので、酸性の汚れにとても強い効果を示してくれます。
酸性の汚れを柔らかくし分解してくれるので、汚れに重曹水を吹きかけて拭き取るだけで掃除を行えます。
トイレの酸性の汚れと言えば、皮脂です。
ドアノブや便座、子供がベタベタ触りそうな位置の壁、手洗い場の蛇口など主に人間の肌があたる部分です。
尿も重曹も同じアルカリ性です。
尿汚れに直接的には効き目が弱くなりますが、その部分を違う洗剤で補うことが可能です。
しかし、別の洗剤だけを使用するとまたこれらの皮脂汚れには効き目が弱くなりますので、同じエコ洗剤として知られるアルカリ性の重曹と酸性であるクエン酸をうまく使い分けて使用することをオススメします。
- クエン酸
クエン酸は酸性の洗剤です。
アルカル性である尿は酸性の洗剤で分解し落としていくと、汚れが取れやすくなります。
なので、トイレの壁掃除にはクエン酸が適していると言えます。
クエン酸は水垢にも効果がありますので、便器内や手洗い場の水垢掃除にも便利です。
トイレ掃除をする際はこのように汚れの種類と性質を把握すると、洗剤の使い分けも簡単にできスムーズに掃除ができるでしょう。
トイレの壁の黄ばみは重曹よりもクエン酸で掃除しよう
前述ではトイレ掃除は汚れの性質によって洗剤を使い分ける必要があると述べてある通り、トイレの壁掃除には重曹ではなくクエン酸がオススメです。
クエン酸も重曹も掃除に使用する際は、基本的には水に溶かして使用します。
重曹においては水に溶けにくい性質ですので、クレンザー状やペースト状にして使用することも可能です。
汚れの状態によって判断して使用します。
クエン酸に関しては汚れの状態によっては、濃度を高めて使用することはできますが、水に溶けやすい性質ですのでクレンザーやペースト状にしては使えません。
クエン酸水の作り方
【用意するもの】
- 水 200ml
- クエン酸 小1
- 2つをスプレーボトルに入れて使用する。【使用方法】
汚れ部分に吹きかけ、使い捨てのシートや古布などすぐに捨てられるもので拭き取ります。
黄ばみや臭いは頑固なものもあるでしょう。
その場合は複数回、または拭くというより汚れを叩き浮かすよう壁をポンポンと叩くように、洗剤を拭き取ると良いでしょう。
根気がいる作業でしょうが、初めの1回は仕方がありません。
同じことを繰り返さないよう壁掃除もこまめにしなければいけませんね。
トイレの壁を掃除する時の注意点と理想の掃除頻度について
トイレの壁掃除の頻度
理想頻度はもちろん、その都度行うことでしょう。
そうすることで蓄積されずに、誰がいつトイレに入っても気持ちよくしようすることができます。
しかし、子育て中の身として子供が入ったあとにいちいち掃除を行うのもキリがなく負担も大きいでしょう。
週に1回ペースで壁の掃除を行うと良いでしょう。
頑固な黄ばみや臭いにならないためには、その1回でできるだけ念入りに壁掃除を行うことです。
最初は慣れない壁掃除のため忘れてしまうことがあるでしょうが、カレンダーに掃除日を記入しておくと良いですね。
トイレの壁掃除の注意点
トイレの壁は水分をかけても、可能な素材でしょうか。
トイレということもあり、水に強い壁紙を使用していることが多いですが、まれにそうではないこともあります。
心配でしたら隅の壁紙で少量洗剤を付けてみて変化がないか、チェックしてから掃除を開始すると安心です。
重曹とクエン酸は洗剤同士が万が一、混ぜ合わさっても何も問題ありません。
重曹を粉末状のまま使用し、その上にクエン酸をかけるとシュワシュワと泡立ちますが、それは有害な成分を発しているわけではありませんが、これらの洗剤と塩素系漂白剤を混ぜ合わすことは絶対にやめましょう。
化学反応により有害な物質を発生する恐れがあります。
尿はねによるトイレの壁の汚れを防止するためには
尿しぶきによる壁の汚れ防止策
- 使い捨て拭き取りシートを置いておく
使い捨てシートを置いておくことで掃除がとても便利にしやすくなります。
- 壁紙シート
尿しぶきが飛びやすい部分に、壁紙シートを張っておきます。
その壁紙シートを掃除しつつ使いながらも、定期的に新しいものに張り替えることが可能です。
壁が直接汚れる心配がありません。
壁紙シートですと少しくらい汚されても気が楽ですよね。
- 壁紙用マスキングテープ
壁紙用シート同様の効果があります。
どちらも柄が豊富でトイレのアレンジがてら、尿対策を行えますので便利ですね。
ただ、マスキングテープは長年同じ場所に貼っておくと、壁に粘着が残ったりなど剥がしづらくなることがあります。
賃貸住まいの方は特に気を付けてくださいね。
- 家族に協力依頼
家族に男性陣、ある程度分かる年齢のお子様や夫に協力を求めることで汚れが蓄積されることはないでしょう。
あなたの掃除の手間や時間も大きく省くことが可能でしょう。