トイレ掃除をしている時、なかなか汚れを綺麗にすることができない場所の一つが「便器のふち裏」ですよね。この場所は掃除がしにくい場所の一つでもあり、黒ずみ汚れができやすい部分です。
トイレの掃除をしないと、汚れや臭いが発生して快適に利用することができません。トイレ掃除は汚いというイメージがあるでしょうが、しっかりお掃除をして綺麗にすることが大切です。
では、トイレのふち裏の黒ずみ汚れは一体どのようにして掃除すれば良いのでしょうか。黒ずみの原因と正しい掃除方法を知って、トイレの綺麗を保ちましょう。
今回は、黒ずみ汚れに効果的な洗剤と洗剤を使わない掃除方法についてもお伝えします。
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便器のふち裏の黒ずみはトイレ掃除の敵!黒ずみの原因
トイレ掃除をしていてもなかなかめが届きにくい便器のふちの裏側。
覗きこまないと裏側の表面は見えることはできないし見逃してしまう部分ですね。
便器は洗浄する水や尿のしぶきがこぼれないようなふちの仕組みになっています。
そのため、目には見えてこないけど実は汚れがぎっしり詰まっている場所でもあります。
こんなことを聞くと怖くて覗き込むのもためらってしまうでしょう。
しかし放おっておくとどうなるでしょう。
蓄積された尿石での黄ばみや尿のアンモニアの独特な臭いが発生してしまいます。
また水分か乾ききらずホコリが付着しそこからカビの発生源となり黒ずみとなってしまいます。
このように汚れは連鎖しながら何層にもなり頑固汚れとなって目に見え始めます。
男性が多い家庭ですと特に汚れも多くつきやすくなります。
あなたの家庭は5人家族で女性があなただけとなれば想像するだけでゾッとしますよね。
できれば放置したいけどそうもいきません。
このようなトイレの便器のふち裏の黒ずみの掃除方法と予防策を紹介していきますので参考にしてください。
便器のふち裏の黒ずみを綺麗にするトイレ掃除の方法
トイレの便器のふち裏の汚れに気がついた時にはその汚れはもう何層にもなる頑固な汚れになっていることが多いです。
普段掃除していてもブラシの作りによってはなかなか行き届かない場所が便器のふち裏です。
特に便器とフチの境目は黒ずみが酷くなっていることでしょう。
トイレのフチの掃除をするのに適している洗剤は酸性のものを用いると効果抜群です。
なぜなら尿の黄ばみや尿石はアルカリ性なので反対の酸性洗剤と中和させることで汚れを分解し落としやすくなるのです。
便器のふち部分に洗剤をかけても場所的に洗剤が流れてしまいますので、まずトイレットペーパーで便器とフチ裏の境目を埋めます。
このときトイレットペーパーが流れてしまわないよう厚く詰めると良いでしょう。
そしてその上から酸性の洗剤をかけてにじませていきます。
2~3分、場合によって10~15分程度時間を置いてからいトイレットペーパーを剥がしてブラシで擦ると柔らかくなった汚れがすぐに落ちます。
便器とふち裏の境目にブラシが行き届かず黒ずみが残ってしまったらトイレットペーパーを使って手で拭き取ると良いでしょう。
トイレのふち裏の黒ずみ掃除に洗剤を使いたくないときはクエン酸がおすすめ
掃除全般にあまり成分の強い洗剤を使いたくない方や体と洗剤の相性が合わない方は、体と環境に優しいエコ洗剤を活用しましょう。
市販の成分の強い洗剤よりすすぎを少なく済ませることができますし、体に害のない成分を用いられて作られていますよ。
そんなトイレのふち裏に効果があるエコな洗剤といえば、クエン酸です。
主婦の中には重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダなどエコ洗剤の存在をご存知な方も多いと思います。
エコな洗剤と言えば成分が弱くあまり効果がないというイメージを持たれがちですが汚れがつきやすいトイレにも使用することができるんですよ。
そんなクエン酸をどのように使用するかと言うと、水200mlにクエン酸小さじ1をスプレーボトルに入れて混ぜます。
この分量を基準に黒ずみや尿よごれがひどい場合はクエン酸を足しながら調節してきます。
これだけで市販の洗剤と同じ効果があります。
クエン酸水としてあらかじめ水と混ぜ合わせ液状にしたものよりも粉末状のものを購入し自分で濃度を調節出来たほうがどんな汚れにも対応できて使い勝手は良いですよ。
このクエン酸水のスプレーボトルをトイレに常備して置くと黒ずみもそこまで酷くならずに掃除をすることができますよ。
クエン酸水の使用期間は大体1ヶ月程度になります。
それ以上使用すると腐ってしまう可能性がありますので多めに作って何ヶ月も使用するはやめましょう。
そして新たにクエン酸水をあ作る時は容器を洗浄し乾燥させてから新たにクエン酸水を作るようにしてくださいね。
トイレのふち裏に汚れが溜まりやすい家はこんな家
トイレのふち裏の黒ずみが溜まりやすい家と言えば…
子供が多い家
男性が多い家
掃除を小まめに怠ってしまう家
掃除用具や洗剤が揃っていない家
このような家はやはり黒ずみが溜まりやすくなります。
近年共働きの家庭が増え、仕事に育児に家事にと時間に追われるお母さん達が多くなっています。
普段細かな部分まで掃除に手が行き届かせられないことでしょう。
しかし黒ずみに気がついてしまったその時が掃除をしなければいけないタイミングです。
それを見逃してしまうと時間に追われた生活にやっとで黒ずみや汚れのことを忘れてまた長い期間手をつけずに時が流れてしまうのです。
次に思い出す時には黒ずみや尿石は広がり見た目も気分も更に気持ち悪くなって現れてくることでしょう。
まだ小学生の男の子の2人もいるのであればトイレの都度汚してしまっているはずです。
1度トイレの大掃除をしてから、ひどくならないようトイレのふち裏を綺麗に保つよう工夫をしていきましょう。
トイレ掃除をするときは用途別に洗剤を変えると良い
トイレのふち裏の掃除にはクエン酸が良いと紹介しました。
クエン酸は尿石を落とすことに効果的でありますが除菌などの効果が薄いというデメリットがあります。
便器のふち裏を掃除する時に尿石と一緒に黒ずみも落とすことができますが、黒ずみのカビやバクテリアといったものに効果が絶大なのがアルカリ性の洗剤なので重曹になるのです。
酸性の汚れ→アルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れ→酸性の洗剤
このコンビを頭に入れて置いて、用途によって洗剤を使い分けるとトイレ掃除をより完璧に仕上げることができます。
このほかトイレ掃除に用いる洗剤といえば中性洗剤や塩素系洗剤になります。
成分も強く除菌消臭効果はもちろんです。
塩素系洗剤を使用する時に決してやってはいけないことは他の洗剤と混ぜ合わせることです。
有毒のガスが発生する恐れがあり、とても危険です。
市販の専用洗剤を使う時は必ず注意事項を読んでから使いましょう。
クエン酸や重曹を使い合わせる場合はシュワシュワと泡が発生したりしますが無害の物ですので安心してください。
どの洗剤をしようするにも必ず窓を開け換気しマスクや肌荒れ防止にゴム手袋を着用しておくと安全です。
大人でもトイレは汚してまいますから小さなお子さんがいたら特にですよね。
本来は男性女性、子供の人数関係なく掃除の都度便器のうち裏を掃除するのが理想になります。
同じような汚れを繰り返してしまわぬよう日頃から掃除や掃除しやすいような工夫をして綺麗に保ちましょう。