電子レンジの掃除をしようと思ったとき、食べ物を温めたり調理するときに使うため、なるべく安全な方法で掃除をしたいと考えますよね。特に小さなお子さんがいるご家庭では、洗剤を使わずに掃除をしたいと考えることでしょう。
そんな時はセスキ炭酸ソーダを使って掃除をするのがおすすめです。セスキ炭酸ソーダは100円ショップでも手に入れることができますし、安全に活用することもできます。
ここでは、セスキ炭酸ソーダを使った電子レンジの掃除方法についてご紹介します。簡単に掃除をすることができますので、毎日の掃除に是非役立ててください。
また、セスキ炭酸ソーダ以外にも、重曹やクエン酸を使った掃除方法についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
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セスキ炭酸ソーダが電子レンジの掃除に使える理由
調理器具である電子レンジは油汚れなどの汚れが付きやすいです。
この汚れは放置し、何度も温められて冷めることを繰り返すことになるので、電子レンジ内で頑固で不快な汚れに変わってしまいます。
この汚れはセスキ炭酸ソーダを使うことで簡単に落とせるようになるのです。
なぜ汚れが落ちるかと言うとそれはセスキ炭酸ソーダの成分に秘密があります。セスキ炭酸ソーダはアルカリ性です。
レンジ内の汚れは酸性のもの
対してベタベタ汚れは油などが元になっており酸性の汚れが多くなっています。
酸性の汚れに対してはアルカリ性の洗剤が有効です。
こうして対抗できる成分を使って掃除をすることで、成分同士が化学反応を起こし分解される効果も期待できるのでより簡単に掃除を行うことができるのです。
掃除にはこのような化学反応を用いることでごしごしこすらなくとも掃除ができるようになるという利点があり、楽なお掃除には汚れの成分を見極めることが重要となってきます。
電子レンジ内の汚れは酸性がほとんどですので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダで立ち向かいましょう。
セスキ炭酸ソーダを使った電子レンジの掃除方法
なぜセスキ炭酸ソーダが電子レンジの掃除に有効なのかということを知ったら早速掃除を始めていきましょう。
用意するもの
- 水…400ml
- セスキ炭酸ソーダ…小さじ2杯
- 耐熱容器
- 電子レンジ内を拭くふきん
の4つです。
これを用意したら耐熱容器の中でセスキ炭酸ソーダと水を混ぜ合わせましょう。
混ぜ合わせたら、それをそのまま電子レンジに入れて加熱します。500Wで10分前後がいいでしょう。
過熱直後は電子レンジを開けてはいけない!
そのまま25~30分は時間を置きましょう。
放置したら電子レンジ内を拭きます。
こすらずともただ拭き取るだけでべたべた汚れが落ちていくと思います。
電子レンジの扉の内側までしっかりと拭けたら、レンジ内をもう一度水拭き、乾拭きして掃除は終了です。
このお掃除のポイントは過熱をした後に必ず扉を開けずに放置しておくこと。
この放置時間があることにより、熱を加えられた炭酸セスキソーダ水が電子レンジ内に広がります。
すると加熱されて温かくなった汚れに蒸気に乗って広がったセスキ炭酸ソーダの成分がくっつき、汚れを落としやすくしてくれるのです。
化学反応はこのように時間をかけることでより効果を発揮させられるので、できるだけ時間を空けて掃除をしていくことをおすすめします。
空いた時間でほかの場所を掃除したり休憩を取ったりできますから、計画的に使えば時間を有効に使えるということもセスキ炭酸ソーダでの掃除のメリットですね。
レンジ掃除はセスキ炭酸ソーダで作ったセスキスプレーも便利
セスキ炭酸ソーダは電子レンジのちょっとしたお手入れにも使えます。
セスキ炭酸ソーダを水で溶いてスプレーします。
割合は水500mlに小さじ2杯です。
このセスキ炭酸ソーダスプレーをスプレーボトルに用意しておき、汚れが気になったときにスプレーして拭き掃除をします。
掃除をするときは汚れにまんべんなくスプレーし、キッチンペーパーなどを使って洗剤成分が残らないように拭き取ります。
汚れてすぐであればスプレーだけでも落とせるくらいの洗浄力がありますし、拭き取るだけでお手入れができるので電子レンジの周辺においておけば、電子レンジをずっと綺麗な状態で使うことができますよ。
セスキ炭酸ソーダがない場合は重曹でも代用できる
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性、そして重曹も同じくアルカリ性。
そのためセスキ炭酸ソーダは重曹を使うことで代用することもできます。
重曹はセスキ炭酸ソーダと同じ成分を持ち合わせているので、酸性の油汚れに効果を発揮してくれる
さらに重曹はセスキ炭酸ソーダと同じく人間に優しい掃除アイテムです。
重曹はセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ成分が弱く、より手肌に優しいというメリットもあります。
使い方はセスキ炭酸ソーダと同じく、重曹を混ぜ合わせた水を加熱するだけです。
割合もセスキ炭酸ソーダと同じく、400mlに小さじ2杯程度です。
レンジで500Wで10分加熱して、その後30分放置する
セスキ炭酸ソーダで掃除をするときと同じように電子レンジ内に蒸気を行き渡らせるために放置します。
ですが重曹はセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ成分が弱いです。そのため少しだけ放置時間を少しだけ長めに取っておきましょう。
加熱し、放置した後は汚れを拭き取り、水拭きと乾拭きをします。
付いている汚れの成分に合う成分の洗剤を使えば、汚れを楽に落とすことができるのですね。
セスキ炭酸ソーダや重曹で落ちない汚れはクエン酸を活用
セスキ炭酸ソーダや重曹では落ちなかった汚れがある、という場合はその汚れの成分がアルカリ性だった可能性があります。
セスキ炭酸ソーダや重曹で落とせた汚れは油汚れなどの酸性汚れです。
セスキ炭酸ソーダで落ちなかった汚れは水垢やアンモニアなどが含まれたアルカリ性汚れ
このアルカリ性汚れに対抗できるのがクエン酸などの酸性成分を持つものです。
クエン酸も粉末状で販売されていますので、それを使ってセスキ炭酸ソーダや重曹と同じように電子レンジで加熱をする方法で掃除を行いましょう。
クエン酸をレンジ掃除に使うときは水300mlにクエン酸を大さじ1.5杯投入して使います。
掃除の方法はセスキ炭酸ソーダや重曹と同じです。
レンジで過熱をしたら蒸気が広がるまで30分前後放置して、拭き取り掃除を行う
水垢などの汚れは蓄積するとなかなか落ちなくなる汚れです。
蓄積具合によっては繰り返し、同じ手順で掃除をしてみましょう。
化学反応による掃除は楽にもなりますが、一発できれいになるというよりはじわじわと汚れを取り除いていくというやり方になります。
落ちないなと思ったら諦めず、繰り返し掃除をしていきましょう。
電子レンジはこまめな手入れできれいに使い続けられます。ですが一度はこうした方法ですっきりと汚れを落としリセットさせるのも大事です。
ドラッグストアなどで簡単に手に入るもので掃除ができるので、一度はお試しください。