家の中を綺麗にしようと思って掃除をしても、空気中を舞うほこりを綺麗にすることはなかなか難しいですよね。窓を開けて掃除をすれば家の中の空気を入れ替えることはできますが、悪天候のときや窓を開けることができないときは困ってしまいます。
掃除の時に空気中を舞うほこりは、一体どうすれば予防することができるのでしょうか。特に小さなお子さんがいるご家庭では、ほこりが気になってしまいますよね。
ここでは、掃除中に舞うほこりの対処法と、正しい掃除の手順についてお伝えします。また、ほこりを少なくして掃除を楽にする方法もご紹介しますので、毎日の掃除に役立ててくださいね。
少しでもほこりを予防して、綺麗な家を保ちましょう。
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掃除中に舞うほこりを予防する方法
掃除をする時に必須アイテムと言えば、「掃除機」ですよね。
掃除機をかけるだけで、手で取り切れないゴミやほこりを簡単に一掃してくれるので、主婦にとって掃除の力強い味方でもあります。
ただ、たくさんのメリットがある一方で、残念ながらデメリットもあります。
それは、掃除機をかけることによって、部屋中にほこりが舞い上がってしまうことです。
掃除機は、ファンが高速回転することによって空気と一緒にゴミを吸い取る仕組みになっています。
吸い込んだ空気は外に排出されますが、その排気風によって、空気中のほこりがまた舞ってしまうのです。
そもそも私たちが生活していく上で、ホコリをゼロにするのは不可能です。
でも、ちょっとした工夫をすることによって、ホコリを減らすということは出来ます。
ホコリは、とても軽いため、水分を含ませることによって重くなり、床に落ちるので、水や除菌スプレーなどを部屋にかけることによって、空気中に舞うホコリを少なくすることができます。
適度にスプレーをした後、数分後に掃除機をかけると、下の落ちたホコリを効率よく掃除機で吸い取ることができます。
同じようなやり方で、お茶を飲み終わった時に出る「茶殻」を使う方法もおすすめです。
昔は、家は畳の部屋が多かったので、茶殻を部屋に巻いてからホウキで掃くという方法が一般的でした。
湿った茶殻にホコリが付くので、ホコリが舞い上がるのを防ぐ効果があることが茶殻を掃除に利用する大きな理由ですが、その他にも、茶殻に含まれるカテキン成分が抗菌作用や消臭の役割も果たしてくれるという様々なメリットがあります。
掃除のときに舞うほこりには空気清浄機も効果的
掃除機をかけて、床のホコリをキレイに取ることは出来ても、空気中にはホコリがまだ見えるということもありますよね。
そんな時は、せっかくの掃除が無駄になったような残念な気持ちにもなります。
空気中にフワフワ漂うほこりは、時間が経てばいずれ床に落ちますが、床に落ちたホコリを掃除機で吸っても、また空気中のほこりが舞ってしまうという永久に終わらないサイクルにも感じます。
部屋のホコリの発生源として1番多いと言われているのが、布団やクッション、ソファーなどから出る繊維くずです。
布団を叩けばホコリが出ることからも分かるように、大きな面であればあるほど、ホコリは溜まりやすく発生しやすいのです。
掃除をする時には、布団はあらかじめ閉まってから掃除機をかけるということは基本ですが、ホコリが舞い上がらないような様々な工夫をしていても、まったくホコリを出さないように掃除するというのは不可能です。
そこで、おすすめなのが「空気清浄機」です。
空気清浄機は、室内の汚れた空気を吸い込み、内部のフィルターに付着させることにより、空気に含まれるホコリや匂いを取り除き、代わりに綺麗な空気を排気することによって、空気を浄化してくれる便利な家電です。
最近では、空気を浄化する働きの他にも、加湿機能が追加されたものもあります。
そして、空気清浄機には、空気中のホコリもキャッチしてくれますので、掃除機で取り切れないホコリを空気清浄機で取り、床のホコリを掃除機で吸い取るという掃除方法を行うことにより、見えるホコリは格段に減るはずです。
正しい掃除の手順について
掃除を頻繁にしても、ホコリはどこからともなくやってきて溜まってしまう物です。
ほこりには、外から入ってくるものもあれば、部屋の中で発生するものもあります。
外から帰ってきた服に花粉やホコリが含まれていて、部屋に入ってくることもあれば、部屋のカーペットやカーテンなどから出る繊維くずがホコリになるというケースもあります。
中には、落ちた髪の毛やフケから発生したダニが含まれているということも。
窓を開けた時に入ってくる花粉や砂ぼこりもホコリになりますので、換気をしてもしていなくてもホコリは必ず発生するものなのです。
ホコリはとても軽いので、人の動きに合わせて動きます。
そのため、部屋の中では、人の動きがない部屋の隅がもっともホコリが溜まりやすい場所です。
部屋の模様替えや引越しをする時に、家具を動かしたらホコリがごっそり溜まっていた経験はありませんか?
部屋の隅に物がなければ、簡単に掃除をすることが出来ますが、テレビやソファーなど家具を置いている場合、いちいち家具を動かして掃除することは難しいです。
掃除機で取り切れない部分は、ハンディワイパーや雑巾を使って、こまめにホコリを拭き取ることが大切です。
ホコリはほおっておくと、層のように厚く積み重なってしまいます。
そうなると、掃除の手間も大きくなってしまうので、こまめに掃除をするということがホコリを溜めないためのポイントです。
ホコリを掃除するベストな時間帯は、朝一番もしくは帰宅直後です。
ホコリは人が動いていない時間帯に床に溜まるため、これらの時間帯に掃除をすることによって、床にたくさん溜まったホコリを効率よく取ることができます。
掃除する時は、窓を開けて、外の新鮮な空気を入れながら行いましょう。
窓を開けて空気の流れを作ることによって、掃除の時に舞うホコリを外に逃がすことが出来ますので、空気中のホコリをより少なくすることが出来ます。
家の中に舞うほこりの原因
部屋の中に、お気に入りの家具を置いて、好きな物を飾っているという人は多いのではないでしょうか。
特に、リビングルームは家族団らんの空間でもあるので、家族写真を棚に飾ったり、クッションをおいてリラックスした部屋にしている人もいるでしょう。
ホコリの特徴として、「軽く、物にくっつきやすい」という性質があります。
つまり、物が多ければ多いほど、ホコリが付きやすいので、必然的にホコリが多くなってしまうのです。
特に、布製品にホコリはくっつきやすいので、部屋のカーペットやカーテン、布団などの布製品にホコリが付きやすいのです。
掃除以外に、少しでもホコリを減らす方法として、「物を減らす」ということは効果的な方法です。
中でも、ソファーを布製から革製に変えるなど、布製品を減らすことで、溜まるほこりを少なくすることができます。
カーペットや寝具、カーテンなどは必要不可欠な物なので、処分できない物はこまめに洗濯し、清潔に保つということが大切です。
空気中に舞うほこりを少なくして掃除を楽に
空気に触れるように出ている家具や物には、ホコリはどうしても溜まってしまいます。
ホコリを出来るだけ少なくするためには、ホコリが付く物自体を減らすということはとても大切です。
私の場合、「収納」ということだけにとらわれて、部屋の隙間などを利用した収納グッズを使ったこともありましたが、結局、隙間部分には入れられる物も限られるため、有効に使うということは無理でした。
1番良いのは、入り切らないくらいの量をストックしないことです。
収納棚などに物が入り切らなくなる前に、不用品を見直して、スペースを作るくらいの余裕があることが理想です。
また、リビングやダイニングのテーブルの上は、物が出しっぱなしになりがちな部分です。
物の定位置を決めて、「出したらしまう」という基本を守ることが、部屋を綺麗に保つコツです。
自分1人が頑張っても、他の家族が出しっぱなしにしてしまうと意味がなくなってしまいます。
家族で片付けのルールを決め、みんなで自分たちの家を綺麗にすることを目標に実践していけたら良いですね。