換気扇のフィルター掃除。
フィルターは濡らさずに、広げた新聞紙の上へ。汚れたフィルターに、粉末の重曹をそのままふりかけましょう。
あとは3時間程度放置します。
粉末の重曹が油汚れを徐々に吸い込んでくれます。
あとは、ゴム手袋をはめて汚れを吸い込んだ重曹をほろい払うだけ。
新聞紙の上に落ちた、油汚れを吸った重曹はそのまま新聞紙を丸めて捨てるだけ。
フィルターはぬるま湯ですすげば、スッキリきれいに!
細部に油汚れが残った場合は、古い歯ブラシでこするか、食器洗い用のスポンジに食器洗い用洗剤を付けて洗うだけでピカピカになります!
これなら、ゴシゴシこすらずに放置時間以外では30分程度で油にまみれたフィルターを掃除することができます。
それでは、詳しい掃除方法をご紹介しますので最後まで御覧ください。
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換気扇のフィルター掃除!濡らさずに粉末重曹をふりかけて放置
大掃除の時期などに慌てて掃除をしなければとたどり着くことの多い場所、換気扇ですがそういったタイミングにしか掃除しないため、なかなか取れない汚れが、こびりついていることが多いのがこの部分です。
換気扇は掃除の際に重曹を使うと、掃除が楽になります。
キッチンの換気扇は特に、水をあまり含ませない重曹で油に馴染ませつつ掃除を進めると楽になるので、汚れによって重曹の使い方を変えていくという少しのコツも必要です。
では具体的に、どんなふうに重曹を使えばいいのかということなどを紹介していきます。
重曹で換気扇をきれいにしましょう。
※換気扇の掃除は必ずブレーカーを落としてからはじめましょう。
まずは重曹パックから
換気扇は油汚れの多い場所でもあります。
キッチンはそれが特に多いので、重曹パックでその汚れを撃退します。
まずはブレーカーを落としましょう。
換気扇が掃除の最中に作動してしまっては大変危ないです。
換気扇のフードを外し、換気扇全体を分解して取り外します。
そして、外した部品を新聞紙などの上に並べたら重曹をかけます。
では、ゴム手袋を外して、テレビの前へ…。
重曹を使ったお掃除では、ふりかけて放置しておくだけでいいのです。
ではなぜゴシゴシこすらなくていいのか、次の項目で解説していきます。
換気扇の掃除はゴシゴシこすらない。重曹が油を吸ってくれるのを待つだけ
ゴシゴシこすらず待つだけで、なぜ汚れが落ちるようになるのか、楽ちんですが気になりますよね。
重曹が換気扇の汚れをふりかけて待つだけで落ちるようにしてくれるには、その汚れと重曹の成分に理由があります。
重曹はアルカリ性です。アルカリ性のものは酸性のものに有効です。
そして換気扇の汚れはホコリと油の混じったものなので、成分的には酸性汚れです。
ここまでくればわかると思います。
そうです、酸性の汚れにアルカリ性の重曹を直接かけて待つこの方法は、科学に基づいた汚れへのダイレクトアタックだったわけです。
重曹を直接ふりかけて3時間ほど放置しておけば、酸性汚れをアルカリ性の重曹が分解していき汚れを落としやすくしておいてくれます。
後は使い古しの歯ブラシなどを用意して、洗い流しながら細かい部分を少しこするだけ。
これだけで簡単に換気扇の厄介な油汚れとおさらば出来るというわけです。
なかなか落とせないと悩んでいた方もゴシゴシこすらないこの方法で、簡単に換気扇の掃除をしてみましょう。
換気扇の油汚れには重曹を使って掃除って言うけど、どうして重曹なの?
重曹と油汚れの関係性がわかったので、どうして落ちるかということはわかっていただけたかと思います。
では一口にアルカリ性といっても重曹が具体的にどんなものかわからないと使うのは、なかなか勇気がいるという方もいらっしゃると思います。
重曹がどんなものであるか、そしてどんな汚れに有効で、どんな効果をもたらしてくれるのか、しっかりと解説していきます。
重曹とは?
重曹とは『炭酸水素ナトリウム』のことです。
アルカリ性の性質を持つ白い粉末を指します。
この白い粉末はいくつかの特徴があります。
- 中和作用
酸化している汚れなどに有効な効果はこの中和作用というものです。
キッチンの汚れは基本的に油汚れです。油は時間が経つと酸化するのですが、その酸化を中和し、落としてくれるのがこの作用です。
人間の皮脂なども酸性の汚れになりますので、人間の肌が触れるところには酸性汚れがつきものです。
そんな部分に効果的に働くのがこの作用を持った重曹ということになるのです。
- 油を吸着
水と油という言葉があるように、水と油は混じり合いません。
ですが重曹は油を吸着することが出来ます。
水と油の仲介役のような役割を果たせるので、油汚れに有効なのですね。
ふりかけておくだけで油を吸着、そして落としやすくしてくれます。
- 研磨できる
重曹は粒子を有した粉末状なので研磨効果を得ることが出来ます。
研磨剤が入っている洗剤などよりも粒子が丸く、程よく研磨してくれるため研磨したいものを傷めすぎることなく研磨ができます。
これらの特徴は換気扇の掃除にぴったりなのです。
一度使ってみてはいかがでしょうか。
換気扇のフードは外せない。フードの掃除は重曹パックで
レンジフードは取り外せないけれど、とても汚れる場所のひとつです。
キッチンにあるだけあって油汚れがぎっしりべとべとと付きやすいそこは、重曹のちからを借りてきれいにしてしまいましょう。
レンジフードにベッタリとついたその汚れに対抗するには、重曹にあるものを足します。
そのあるものというのが台所になら絶対に置いてある、食器用洗剤です。
この食器用洗剤と一緒にすることで、化学反応により重曹の石鹸成分を引き出すことが出来ます。
初期用洗剤には界面活性剤と呼ばれる成分が含まれており、その成分はアルカリ性の重曹を混ぜることで油により強力な力を発揮する汚れを落とす洗剤へと変身するのです。
この洗剤を使ってレンジフードの掃除をしてみてください。
ベタベタと頑固だった油汚れがスルスルと落ちてくれると思います。
換気扇を掃除する時には必ず取扱説明書を読み、ブレーカーを切ってから作業してください
換気扇を簡単に掃除する方法をご紹介しましたが、換気扇の掃除を行う際には必ず取扱説明書をお読みの上、ブレーカーを切ってから作業を始めてください。
どんな家にもキッチンなら換気扇が設置されていると思いますが、その換気扇の中には重曹を使えない素材で作られているものも存在します。
換気扇の素材を調べるには取扱説明書を見るのが一番早いですが、必ずお家に取扱説明書があるとは限りませんよね。
そうした場合には、換気扇を観察し、メーカーや品番が記載されている部分を探します。あまりにも古いものでなければ基本的に記載されていると思いますので、インターネットで、そのメーカー名と品番を検索エンジンにかけてみてください。
すると取扱説明書が表示できるリンクが検索結果に現れると思います。
そこを見ながら重曹が使える素材かどうかを確かめてください。
重曹が使えない素材は『アルミ』です。
もしご自宅のキッチン周りがアルミ製品が多いのならば換気扇もアルミの可能性がありますので、しっかりと確かめてからお掃除をはじめてください。
しっかりとした確認を行って、重曹が使用できる素材であれば、化学反応の力を借りて楽に掃除を行いましょう。