エアコンも掃除が必要だということがわかってはいても、天井近くにあるとなかなか自分で掃除することができない人も多いのではないでしょうか。
しかし、掃除しないことによって汚れがたまり、故障の原因となってしまうこともあります。
では、掃除はどのくらいの頻度で行うべきなのでしょうか。
今回は自分で行う掃除頻度と業者へ依頼する場合の掃除頻度について説明します。
自分でできる掃除範囲は限られているため、内部の掃除は業者へ依頼した方が良いでしょう。業者がどこまで掃除してくれるのか、その範囲についても説明します。
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エアコンの掃除を自分で行う場合の頻度とは
エアコンの掃除を自分で行う場合は、どの部分をどれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか。実際のところ、自分でできるエアコン掃除の範囲は全面のフィルター掃除程度だと思われます。エアコン内部にも掃除が必要とされる冷却ファンなどの部品がありますが、この部分は造りが複雑なので業者に頼まざる負えない部分になると思います。
エアコンのフィルター掃除の方法とその頻度について
エアコンの掃除の頻度は、メーカーによって異なりますが、1日8時間使用している場合は2週間に1回程度の掃除を推奨している場合が多いようです。
月に2回も掃除するのは面倒なことのように感じますが、慣れれば短時間で清掃ができるので、この機会に是非挑戦してみて下さい。
エアコンフィルターの掃除方法
必ずお使いのエアコンの取扱説明書を確認してから行って下さい。
- 掃除機でフィルターの周りやエアコンの表面のホコリを吸い取ります。
- エアコンからフィルターを取り外します。
- 掃除機で取り外したフィルターのホコリを吸い取ります。
- 専用の洗剤または中性洗剤で洗い、水でしっかり洗い流します。
- 陰干しします。(乾かし残しがないように注意して下さい。)
たったのこれだけです。初めは時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば10分もかからずに終わることでしょう。
エアコンの掃除を業者に依頼する場合の掃除内容と頻度について
専用のスプレーを使ってエアコンの奥の方まで掃除ができているから、家は大丈夫と思っている方も多くいらっしゃるかもしれませんが、自分で掃除しただけでは掃除が行き届かず、故障や無駄な電力消費につながってしまう場合があります。
業者に依頼した場合には、分解して掃除をしてくれるので、掃除をしてもらった後はとても綺麗で快適。1年に1度は掃除のプロにお任せして、徹底的に掃除をしてもらいましょう。
業者に依頼した時に、してもらえるエアコン掃除
- 1エアコンの分解掃除で、細かい内部の部品まで確実に掃除。
- 内部洗浄、高圧洗浄で内部のフィンやファンを綺麗にします。
- 取り外した部品(カバー、ユニット、フィルターなど)の洗浄をします。
業者に掃除を頼むことで、カビやホコリが原因の嫌なニオイを除去したり、エアコンの効きが良くなる等の効果を得られるようです。
エアコンを一番使う季節が夏だと思われるので、業者に依頼する際には、使い終わった「秋」か、使い始める前の「春」にすると良いでしょう。
年に1度は業者に依頼を、と述べましたが、使用頻度によっては3年に1回でも良い場合などもあるようです。
エアコンの掃除頻度を少なくするための使い方のコツとは
エアコンは冷却運転で使用することがほとんどではないでしょうか。
この冷却運転ですが、運転を停止したときにエアコン内部に湿気をためてしまうことがあるようです。湿気がたまると発生するのがカビ。一度発生したカビは内部で繁殖し、嫌なニオイの原因になります。
このカビを防ぎ、なおかつ掃除を簡単にするために、「冷却運転後は1時間の送風運転」を試してみて下さい。送風で内部の湿気を外に送り出し、乾燥させることでカビの発生を防ぐことができるようです。
にしても、エアコンの掃除は必要不可欠です。掃除の日を隔週日曜日、月の初めなど、自分なりに決めることで、掃除のし忘れや後回しを防ぐことができますよ。
お掃除機能付きエアコンの場合の掃除頻度とは
最近、お掃除機能がついたエアコンをよく見かけます。自動でお掃除をしてくれるエアコンは、セルフ掃除や業者に依頼しての掃除は必要ないのでしょうか?いえ、違います。
このお掃除機能付きエアコンのほとんどには、フィルター掃除用のブラシが付いていますが、これはフィルター表面のホコリをブラシで掃除してくれるという機能で、そのほこりまでを処理してくれるものではありません。そのため、溜まったホコリを掃除機で吸ってあげる作業が必要になるわけです。
お掃除機能付きのエアコンは、掃除の頻度を少なくしてくれる効果は確かにありますが、変わらず月に2回程度のセルフ清掃は必要になってきます。
業者に依頼しての掃除は、2年に1回程度でも良さそうですが、出来れば1年に1回は行いたいものです。
エアコンの使用頻度によっても掃除頻度は変わります
これまで、月に2回のセルフ掃除、年に1回の業者依頼掃除などと何度も述べてきましたが、これはあくまでも基準的な話であり、すべてのエアコンがこの掃除頻度で綺麗を保てるかといえばそういう話ではありません。
その理由は、エアコンは「使う環境」と「使用する頻度」によって汚れ方が全く異なるからです。
例えば、喫煙者がいる部屋で使用するエアコンと、喫煙者がいない部屋で使用するエアコン、または3人家族のリビングで使うエアコンと、大勢の人が出入りする飲食店のような場所で使うエアコンではどちらのほうが汚れやすいでしょうか。
年に数回しか使わないエアコンと、毎日忙しくフル稼働しているエアコンではどちらがより掃除をしなければならないのでしょうか。
もうわかりますね。エアコンは使う環境とその使用頻度によって、その掃除頻度にも大きく差がでてくるということです。
自分が使っているエアコンの状態を把握して、正しい掃除頻度を決めてみてはいかがでしょうか。