カビを取るための掃除方法。お風呂のカビを撃退しよう

カビを取るための掃除方法。お風呂のカビを撃退しよう

お風呂はカビの宝庫とも言える場所ですが、なかなかじっくりと掃除することができない人も多いでしょう。

しかし、気がつくと床や壁、天井にまでカビが発生していて、どうやって掃除していいのか悩んでしまうのではないでしょうか。

今回はお風呂のカビを完全に取る掃除方法とカビ予防策について説明します。きちんと掃除して予防することができれば、カビに悩まされることはなくなるでしょう。

掃除は何時間もかかりません。今晩きれいなお風呂に入るためにも今から掃除を始めましょう。

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お風呂のカビを完全に取るための掃除方法とは

お風呂場には、実は目に見える場所に生えたカビの他にも、普段は目につかない場所に生えるカビの存在があるのをご存知でしたか?

お風呂の浴槽には、「エプロン」と呼ばれる場所があります。浴槽の外側(洗い場)の壁、つまりは浴槽をカバーしている部分を指してこう呼ぶのですが、実はこの部分を外してみると、恐ろしいほどのカビが発生しているのです。

お風呂場は普段から湿気がこもりやすく、使用するうちにエプロンと浴槽の隙間部分にも水分が入り込むことで、常に湿気が溜まりやすい状態になっているため、カビの温床となりやすいのです。

浴室内のカビを完全に取り除くためには、定期的にエプロンを外して、カビを除去する必要があります。年に1回の大掃除の時だけと言わずに、出来れば季節の変わり目ごとに掃除をする習慣をつけましょう。カビ取り剤を使用する際には、浴室の換気を十分に行うようにしてくださいね。

まずは、エプロンを外します。取り外し方は取扱説明書を参考にしてください。

次に、エプロンのカビの生えている部分にカビ取り剤を吹きかけます。この際は必ずエプロンが乾いた状態でカビ取り剤を使用し、一定時間放置したあとに、水で十分にすすぎます。その後は浴室用掃除洗剤でしっかりと洗い、流した後は邪魔にならないように、脱衣所の床などに置いて乾かします。

エプロンのお掃除が終わったら、今度は浴槽の外側部分を洗います。まずは拭き取れそうな皮脂汚れや髪の毛などをキッチンペーパーや不要な布(ウエス)で取り除き、エプロンと同様にカビ取り剤を使用します。一度の使用でカビが取り切れない場合は、さらにもう一度カビ取りをして、その後は洗剤で汚れを落とします。

しっかりと乾燥させてエプロンを取り付ける前に、ここで可能であれば、カビ取り用のくん煙剤などを使って、お風呂場全体のカビを予防しておきましょう。

お風呂のカビを取るための掃除のコツとは

お風呂場のカビを効果的に取り除く掃除方法としては、やはり市販のカビ取り剤を使うのが効果的ですが、使い方によっては効果を弱めてしまうのでご注意ください。

カビは、お風呂場に付着した皮脂汚れや石鹸カスなどを栄養分として繁殖するため、カビ取り剤の効果を最大限に発揮するためにも、まずはそれらの汚れをお風呂掃除用洗剤で先にある程度落としておきます。

そのうえでカビ取り剤を使用するわけですが、洗浄成分をカビにより密着させるためには、カビ汚れの部分を乾燥させてから行うのがコツです。市販のカビ取り剤の多くは塩素系漂白剤の一種であるため、目や肌を傷めないように、使用する際にはなるべくメガネやマスク・ゴム手袋を使いましょう。

カビ取り剤をカビ汚れにスプレーしたら、裏面の使用方法に合わせて一定時間放置します。頑固なカビ汚れに対しては、カビ取り剤をかけた上からキッチンペーパーなどで覆って、さらにラップをかけてパックします。この状態で半日ほど放置してから、水でよく洗い流します。

お風呂の天井のカビもしっかりと取ろう

梅雨時期などのとくに湿度の高い時期には、気付けばお風呂場の天井にまでもカビが生えていることがありますよね。気になっていても、なかなか手が届かない場所のカビを掃除するところまでは手が回らずに、ついつい放置してしまうという声も。

そんな時には、フローリングなどの床掃除に使うワイパーを使ったお掃除方法がオススメです。

とは言え、お風呂の天井に塩素系カビ取り剤を吹き掛けると、当然下に垂れてくるため、頭や皮膚などに付いた時のことを考えると少し躊躇してしまう方も多いでしょう。たしかに、頑固なカビ汚れに対しては、塩素系漂白剤を使うのが一番効果は高いのですが、その分使う際にどうしてもリスクを伴います。
もしも、液垂れしてもいいように、しっかりと全身を覆い隠せる服装で行ってください。

使い方としては、ワイパーにフローリング掃除用のドライシートを挟み、そこに直接染み込ませてから、天井の隅々まで塗っていきます。一定時間放置したら、洗い流します。
この際、天井の半分ずつ作業を行うと、洗い流す際に直接水が上から垂れてこないので、より安全です。

まだそこまで頑固なカビ汚れではない場合には、消毒用エタノールや重曹水などを試してみても良いでしょう。エタノールは直接カビ汚れの部分にスプレーして、水に濡らしてしっかりと絞った雑巾などを取り付けたワイパーで拭き取ります。あとは、再びエタノールを吹きかけたら終了です。

風呂のカビ掃除に使用する洗剤の選び方について

お風呂場の頑固なカビに対しては、やはり塩素系のカビ取り剤を使用するのが最も効果的ですが、その洗浄力の高さゆえに、取扱いにはかなり注意が必要となります。とくに、小さなお子さんやペットを飼っているご家庭では、安全性を考慮して酸素系のカビ取り剤や、環境に優しい洗剤を使うことも検討した方が良いでしょう。

ではここで、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤のそれぞれの特徴をご紹介します。

●塩素系漂白剤

  • アルカリ性
  • 液体タイプ
  • 除菌や漂白効果が非常に高い
  • プールのような強い臭い
  • (酸性の洗剤と)まぜるな危険!

●酸素系漂白剤

  • 弱アルカリ性
  • 粉末タイプ
  • 塩素系よりもやや劣るが、こちらも除菌や漂白効果が高い
  • 無臭
  • 他の洗剤と混ぜても可

また、上記の漂白剤と比較すると効果は劣りますが、環境面や人体への影響が少ないという点から、重曹やクエン酸などを使用してカビをこまめに除去するという方法もあります。

お風呂にカビが発生しないために注意すること

毎日の入浴後にほんの一手間加えるだけでも、お風呂のカビを予防することは出来ます。お風呂のカビを防止するために、まずはカビが生えにくい環境にすることが重要です。

入浴後はお風呂の壁を熱めのお湯(50℃以上)で洗い流します。こうすることで、カビの栄養分となる皮脂汚れや石鹸カスなどを洗い流し、カビを繁殖させにくくするのです。さらに、その上から冷水をかけ、お風呂場の温度を一気に下げておきます。

そして、壁に残った水滴をスクイージーやタオルなどで拭き取り、あとはお風呂場のドアを閉めて、換気扇を回しておきます。ちなみにお風呂場が乾燥したからといって換気扇を消してしまうと、換気扇内部に残った湿気がお風呂場に流れ込み、再び湿度が高くなってしまう可能性がありますので、できるだけ換気扇は24時間つけっぱなしにしておきましょう。

毎日のちょっとした手間で頑固なカビが予防できますので、今日からでもぜひ試してみてくださいね。

また、カビ取り剤を使用してもタイルの目地などに入り込んだカビの黒ずみが残ってしまった場合には、市販の目地修正グッズを使うのもオススメです。

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