カビの掃除には頭を悩ませるものです。
残念ながら重曹だけでは、カビを滅菌したり除去することはできません。
重曹を使って掃除する時に感じることは『汚れだけキレイにしてくれる』ということです。
塩素系漂白剤は、確かにカビに効きます。
ですが、浴室やゴムパッキンの素材まで傷めていしまっている気がします。
その点、重曹は、時間や回数はかかりますが、浴室の湯アカや水垢、皮脂汚れだけを落とすことができると感じることができます。
日々の掃除に、重曹を取り入れて上手にお掃除していきましょう。
今回は、重曹を使ったカビの掃除方法をご紹介します。
コツを掴んで上手に使いこなせれば、重曹を使ってしつこいカビを除去することができますよ。
もちろん、浴室を使った後には、浴室の換気扇を回して換気をしっかりと行うことが一番大事です。
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カビ掃除に重曹だけでは太刀打ちできない
トイレ掃除やお風呂掃除など、様々なお掃除をしている中でも定番な汚れである「カビ」ですが、そんなカビに長い時間苦労している主婦の方も多いのではないでしょうか。
また小さいお子さんのいる家庭だと、エコ洗剤である重曹を使ってカビを落としたいという方もいらっしゃると思います。
重曹の注意点
しかし重曹はあくまでも菌の繁殖を留める効果しかなく、浴室やトイレに出来てしまったカビを重曹を使って、滅菌または除菌することはできないのです。
そのためカビを取り除きたい場合には、重曹にプラスして酸素系漂白剤を使用してお掃除をする必要があります。
安全性が高く様々なお掃除に重宝する重曹ですが、カビに対しては予防効果しかないこと、重曹だけではカビを落とすことはできないことを覚えておきましょう。
カビの掃除には『重曹プラス酸素系漂白剤』で
上記でもご説明したように、重曹のみではカビに対して滅菌や除菌の効果を得ることはできません。
そこでオススメなのが重曹にプラスして酸素系漂白剤を使う掃除方法です。
重曹と酸素系漂白剤を使用した掃除の手順は、たったの5つ!
とても簡単にカビ掃除をすることができます。まずは、以下のものを用意して下さい。
必要なものが揃ったら、掃除開始です。
- ゴム手袋を着用します。
- ボウルに重曹と酸素系漂白剤、水を入れ混ぜます。
分量は、重曹と酸素系漂白剤はそれぞれ同じ量を入れます。水は、ペースト状にした際に、垂れてこない程度の量を入れます。
また、お掃除で使用する量に合わせて、重曹と酸素系漂白剤の量を調整するようにしましょう。
- 2が泡状になったら、カビ汚れに塗ります。
- 2~3時間程度時間をおきます。汚れの状態によっては、おく時間を長くして下さい。
- 最後に、お湯でしっかりと洗い流してお掃除完了です!
どうしても退治できないカビには重曹に液体酸素系漂白剤をプラス
いくら掃除をしても落とすことのできないカビ汚れってありますよね。
そんなカビ汚れには、酸素系漂白剤と重曹の合わせ技が効果的なのですが、なぜ2つを合わせることが効果的なのか?その理由をご紹介したいと思います。
浴室等にできてしまうカビ汚れは、酸性の汚れ
また、そんな酸性汚れには、アルカリ性の洗剤が効果的で、アルカリ性が強いほど洗浄力は強くなります。
カビに効く強いアルカリ性の洗剤を作るためには、弱アルカリ性である酸素系漂白剤と重曹の2つの洗剤を混ぜることが効果的で、2つの洗剤は混ざり合うと、アルカリのPH値を上げることができます。
その結果、単品で使うよりも強いアルカリ性洗剤を作ることができ、カビ汚れを効果的に落とすことができるのです。
一方で酸素系漂白剤は、酸性洗剤と混ぜてしまっても有毒ガスが発生することはありません。
そのため小さなお子さんのいる家庭では特にオススメで、安全面で安心しながらカビ掃除を行うことができます。
カビの掃除はゴシゴシこすらない
浴室やトイレなどのカビ汚れを掃除するとき、ゴシゴシと力を込めて擦って掃除していませんか?
もしも、ゴシゴシと力を込め擦って掃除しているのであれば、今すぐ止めましょう!
カビ汚れは力を込めて擦るとカビ菌が奥まで入り込んでしまう
表面に付着しているカビはゴシゴシと擦ることで、素材表面が傷つき、その傷から奥へカビが侵入してしまうのです。
そのため、カビ汚れを掃除する際には、重曹と酸素系漂白剤を合わせてペースト状にし、パックをしてお掃除するようにしましょう。
擦り洗いは、「奥へ奥へとカビ菌を押し込んでいるようなもの」ということを理解し、根本的な解決にはならないということを覚えておきましょう。
カビの掃除する時に、ひと手間プラスで重曹の効果をアップさせる方法
湿気の多い場所を好むカビですが、そんなカビ菌は、高温のお湯に耐えることができません。
そのためカビの掃除をする際には、事前にお湯でカビ菌を死滅させてしまうことで、掃除効果をより感じることができます。
その方法はとても簡単で、50度程度のシャワーを1分~1分半ほど、カビにかけるだけです。
たったこれだけのひと手間で奥深くまで入り込んでいるカビ菌も根絶させることができ、その後に使う洗剤の効果をアップさせることができます。
また、同様に、5日~10日程度に1回お湯をかけるだけで、カビ予防にも繋がります。浴室は、湿気が多くカビにとっては絶好の環境です。
カビはできるのが当たり前でもある浴室ですが、ちょっとした手間を加えれば、簡単にカビ予防やお掃除をすることができます。
今回ご紹介した予防法や掃除方法をぜひ取り入れ、日頃のお掃除をラクにしてみてはいかがでしょうか。