床の掃除に重曹を使うのはやめましょう!その理由について

床の掃除に重曹を使うのはやめましょう!その理由について

床の掃除に重曹は使えない!?

万能洗剤の定番になっている『重曹』ですが、実は家庭のどの場所にもオールマイティーに使えるわけではないので、注意しましょう。

濃度が高くなければ使うことも可能ですが、化学反応を起こすとわかっていて使うのはリスクが高すぎます。

今回はなぜ、床の掃除に重曹を使ってはいけないのか?
重曹を使ってはいけない床(フローリング)の材質とは?
床(フローリング)を掃除するのに適した洗剤は?

そして、床(フローリング)の掃除の基本についてご紹介いたします。

床の材質が重曹と合わない場合もありますし、床のワックス剤と重曹が化学反応を起こしてしまう場合もあります。

それでは、床の掃除と重曹についご説明いたします。

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床の材質が『無垢材』の時には掃除をするときに重曹を使ってはいけない

重曹を使って床の掃除をしたい場合は、まず家庭の床の素材を確認しましょう。
もし家庭で使われている床材が無垢材の場合、重曹は絶対に使ってはいけません。

掃除には大活躍してくれる重曹ですが、無垢材の床とは残念ながら相性が悪く、使うことによって反対に床を汚くしてしまいます。

無垢材に重曹を使うと、化学反応を起こして床が黒く変色してしまいます。
かなり濃く変色するので、誤魔化すことが出来るようなレベルではありません。

床だけではなく、柱などにも無垢材が使われている場合は、同じように絶対に重曹を使わないように注意して下さい。

床の材質が『無垢材』なのに床掃除に重曹を使って変色させてしまった場合には

中には無垢材と重曹の相性が悪いことを知らずに、掃除に重曹は万能だという考えから掃除に使ってしまったという方もいます。

私の失敗談も交えながら、変色させてしまった場合の対処法を見ていきましょう。

子供が床に落書きをしてしまい、重曹を使用したケース

汚れに万能な重曹を使って落書きを落とそうとしたら、落書きは落とせたものの、床そのものが黒く変色してしまい、落書きよりも目立つ結果になってしまいました。

慌てて調べてみたら、無垢材に重曹を使ってはいけないと書かれていました。

しかし、もう使用した後です…。
強い後悔と共に、シミになった部分を消す方法を探しています。

お風呂掃除で重曹を使ったケース

お風呂を重曹でピカピカに掃除をして、気持ちよくお風呂を後にしたら問題が発生してしまいました。
足の裏に重曹水が付着していたようで、そのまま無垢の床に付けてしまいました。
最初は気付かなかったのですが、時間と共にお風呂近くの床が変色したことに気付き、慌てて原因を調べると重曹が出てきました。

どちらも気が付いたときの焦る感じは想像出来ますね。無垢の床をアルカリ性である重曹で変色させた場合、酸性で中和させて対処しましょう。
酢は成分が酸性なので、水で薄めた酢を床に垂らして拭き取って下さい。
水で薄める割合は酢が1に対して、水を3の割合にしましょう。

あなたの床の種類は?

家の床を掃除する前に、床の素材に何が使われているのかを知ることが大切です。

家庭で使われている床は、大きく分けると二種類があります。

床の種類について

単層フローリング

単層フローリングとは無垢材のことであり、家庭で使われているフローリングの多くがこれになります。

一枚の板を加工して作られていて、化学物質があまり使われていないというメリットがあります。
またなかなか見ることはありませんが、横の断面を見ると木の年輪がそのまま見ることが出来ます。

複層フローリング

単層フローリングに比べると価格が安いです。
一戸建ての住宅よりは賃貸住宅に使われることが多いようですね。

複数の板を重ねたフローリングになっていて、耐久性に優れています。

ただ、複数の板を接着しているので、その際に使われる化学物質は避けられません。

基本的にフローリングの床は木材を使っているので、水分を含みやすいです。
掃除をするときには、水拭きの後は必ず乾拭きをして水分を取り除くことが必要です。

洗剤を使った掃除は、反対に劣化を招くこともあるので、水拭きで十分です。
どうしても汚れが気になる場合は、中性洗剤を使うと安心です。

重曹を用いてもいい床の種類・材質とは

重曹を使った掃除が出来る床材として、ビニール床を知っていますか。
クッションフロアと聞くと、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。

汚れを落とすことが比較的簡単なので、掃除を楽に行うことが出来ます。

汚れを落とすことは簡単ですが、掃除を怠っているともちろん汚れは付着してしまいます。

ビニール床の汚れは

  • 黒ずみ
  • カビ
  • 黄ばみ
  • 油による汚れ

が挙げられます。

特に黒ずみは見た目にも目立つので、汚れた床にしないためにも定期的な掃除を行いましょう。

それでは、ビニール床の掃除について紹介していきます。

  1. 食器洗剤と重曹を同じ割合で合わせ、床に塗っていきます。
    洗剤と重曹を合わせることで、より汚れを浮かせやすくなります。
  2. 使い古した歯ブラシで汚れを磨いていきます。
    溝になっている部分や、隅の細かい部分も歯ブラシだと行き届きやすいです。
  3. お湯で拭いていきます。
    お湯に浸して固く絞った雑巾で、洗剤と重曹を拭き取っていきます。
    完全に取り切れるまで拭いて下さい。

ビニール床は静電気が発生しやすく、どうしてもホコリが付着しやすい素材です。
そのため、他の床材と違って掃き掃除より拭き掃除が適しています。

定期的に掃除をすると、黒ずみなどの汚れは気になることがほとんどないので、掃除をする前提であれば手入れはしやすいと言えます。

床の掃除に重曹はさけたほうがいい?失敗談から学ぶ床掃除と重曹について

床を保護するためのワックスですが、重曹を使うとアルカリ成分によってワックスを剥がしてしまうことがあります。

実際に重曹で床を掃除してみると、床が白っぽくなり、ワックスの光沢感がなくなったという体験をした方もいます。

床が白くなったのは、溶けていない重曹が乾燥して表面に残っているためです。
重曹が残ったままワックスをかけ直しても、この白さはそのままになってしまいます。

なので、水拭きで重曹を取り除いた後にかけ直すようにしましょう。

床に重曹を使った掃除での失敗談は、他にもいろいろあります。
このようなことから見ても、床に重曹はあまりおすすめではありません。

日頃の掃除には水拭きで十分です。
洗剤を使ってしっかり掃除をするときは、中性洗剤を使用するか、フローリングの専用洗剤を使うことをおすすめします。

中性洗剤や専用洗剤であれば、床が変色したりワックスを剥がしてしまうという心配も避けられます。

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