布団に潜むダニを退治するにはまず、布団に「熱を加える」こと。
次に、熱を加えて死滅させたダニを掃除機などで「吸い出す」(布団の中から出す)と言うことです。
ダニは、熱に強く、50度以上の高温を20分以上加え続けないと、死滅させることはできません。
もちろん、この温度でも暑さが足りないという研究結果もあります。
ですから、いわゆる『布団の天日干し』だけでは、残念ながらダニを退治することはできないのです。
ダニは、生きている時には噛み付いて、死骸になったらアレルギー物質として私達の身体に悪影響を及ぼします。
ですから、身体に影響が出ていても、出ていなくても、布団の中にはダニが潜んでいるという前提で、布団の掃除をするようにしましょう。
シーツや、布団・枕カバーを定期的に洗うことはもちろんのこと、布団そのものからダニをしっかりと追い出すようにしましょうね。
それでは、布団に潜むダニの駆除方法について、4つの方法をご紹介します。
自分のライフスタイルや性格に合った方法を、見つけてくださいね。
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ダニの駆除方法。布団に潜む生きたダニを駆除するのに一番手軽なのは『宅配クリーニング』
宅配クリーニングでのダニ駆除を行うことが一番しっかりとダニを駆除できる方法だと思います。
コインランドリーや布団乾燥機を使って、一般家庭でもダニの駆除を目指すことは出来ますが、大きな健康被害が出ていたりする場合はこうした手を打つのが一番確実です。
宅配クリーニングで布団のクリーニングを頼むと、工場の専用機械での洗濯を行ってもらえるため、ダニが死滅する『摂氏50℃以上の環境』を有に超える100℃超えの熱乾燥を行ってもらえたりします。
プロの手でしっかりと汚れもダニも落としてもらえるため、ダニの駆除がうまくいかないと悩むよりもこうしたサービスに頼んでもとから断ち切ってもらうことも必要かと思います。
宅配クリーニングのサービスは自宅から郵送で布団を送れるため、時間はかかってしまいますがその分しっかりとしたケアを行ってもらえますし、コインランドリーを探したりという手間もなくなり安心して任せられます。
ダニ駆除に疲れた方はこうしたところを頼ってきれいな布団で休める環境を作りましょう。
ダニの駆除方法!王道は『布団乾燥機』
一般家庭で行えるしっかりとしたダニ駆除の方法にはいろいろありますが、一番行われているのが布団乾燥機を使ったダニ駆除です。
布団乾燥機でダニをしっかりと死滅させた後、掃除機でじっくりと掃除をするというのが一般家庭でもっとも効果的なダニの駆除方法です。
布団乾燥機は種類がいろいろあり、ダニ対策コースという機能が搭載されているものなど様々あるのですが、おおまかにわけて3種類のタイプがあります。
そのタイプと特徴、そして大まかな使い方をまとめてみました。
ダニ駆除方法として有効な布団乾燥機のタイプと特徴と使い方
- マットタイプ
掛ふとんと敷ふとんの間にマットをセットして使う布団乾燥機です。
隅から隅まで温風を当てることが可能で、長時間かければダニの駆除も家庭でできるすぐれものです。
- ノズルタイプ
サッと布団にノズルを差し込んで使えるタイプの布団乾燥機です。
局所的に温風を送るため、使用中にいろいろな箇所に差し込み直すといった使い方をするタイプもあります。
ダニ駆除の効果は少し低めですが、サッといつでも使える上に、小さな布団だと効果をしっかり発揮します。
- アタッチメントタイプ
アタッチメントをつけて布団の中央ほどまで口を伸ばし、温風をノズルタイプよりも広範囲に広げることの出来る布団乾燥機です。
マットタイプほどではありませんが、しっかりと温風を送ってくれます。
布団のサイズが大きくなると隅まで温風が行き渡らないこともあるため注意が必要です。
この3つが主に販売されている布団乾燥機のおおまかなタイプです。
ダニ駆除に向いているのはマットタイプですが、用途や使用頻度によっては他のタイプのものが活躍することもままありますので、どんな使い方をしたいかで選んでもいいですね。
布団を畳に敷いて寝ている人への布団乾燥機の使用方法について
布団を畳に敷いて寝ているという方は畳の部屋でそのまま布団乾燥機を使ってください。
畳は吸湿性が高く、布団の裏まで温風がしっかりと抜けてきちんと乾燥ができます。
そのため布団の乾燥が終わったら、布団を避けて、畳の床を自然乾燥させます。
冬などの寒い時期には布団乾燥機をかけてそのまま、あたたまった布団に入り睡眠を摂って、翌日に布団を上げたら畳の大掛かりなケアは必要ありません。
夏場は日中に布団乾燥機にかけて夜は冷えた布団で眠れるように時間調節を行って使いましょう。
製品により乾燥終了後の送風機能などがついたものもあるため、そういった製品を使ってその機能を利用してもいいですね。
畳の上でお布団で寝ている方はとにかく布団を敷きっぱなしにしないことを心がけて使うようにして、ダニがいろいろな場所に繁殖していくのを防ぎましょう。
ダニを布団から駆除する方法に薬品を使ってみる
ダニを布団から駆除する際に薬品を使ってみようかと悩んでいる方もいらっしゃると思います。
防ダニ効果のあるスプレーはぬいぐるみやお布団、ソファなどの布製品にかけて使う薬品なのですが、1㎡に5プッシュほどふりかけると1時間ほどでダニの死滅効果が出るのだとか。
これらはダニの予防効果もあるそうで、吹きかけてから1ヶ月ほどはその効果を保つそうです。
他にも色々なタイプの防ダニ製品が販売されており、マットやシートタイプのもの、部屋全体を処理できる空間処理タイプのもの、虫に効く無害な香料などいろいろなものがあります。
シートタイプのものは大きな布製品に有効で、布団などに仕込んでおくと効果を発揮しやすいです。
空間処理を出来るものは燻煙などで虫を追い出し、しっかりと処理をしてくれます。
手の届きにく場所まで届いてくれるのも利点ですね。
香料と聞くとなんだか難しい感じがしますが、ハッカ油などがそれにあたります。
ハッカ油はダニを始めとしたいろいろな虫の苦手なハーブの種類なので、数滴混ぜたお水をスプレーしておくだけで虫除け効果を発揮してくれます。
無添加のものなので赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使えますね。
こうしたいろいろな薬品があるため、試して使ってみるのもいいかもしれません。
布団をコインランドリーで高温乾燥させる
布団をコインランドリーの大型乾燥機で乾燥させると、布団乾燥機にかけるよりももっと効果的にダニを駆除することが出来ます。
コインランドリーに設置してある大型の乾燥機は温度が80~100℃くらいにまでなるため、ダニは簡単に死滅してしまいます。
そうした場所に30分も置いておけば簡単に熱殺菌することが出来ます。
熱殺菌後にしっかりと掃除機で除去を行えば、宅配クリーニングまでとはいかないまでもとてもきれいにダニを駆除できるのではないでしょうか。
布団を洗わずとも、高温の乾燥機にかけるだけでしっかりと駆除が行えるので、お近くにコインランドリーがある方や、気になるけど宅配クリーニングに頼むほどでもないかとお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
お布団のダニ駆除についてご紹介しましたが、色々なやり方の中でも共通しているのは熱でダニを倒した後に、その死骸や糞をしっかりと除去することで完璧に鳴るということです。
生活スタイルなどに合わせた方法を選んでうまくダニを駆除していきましょう。