壁を掃除する方法をレクチャーします。
リビングのクロス張りの壁から、珪藻土の壁まで、壁の掃除方法についてご紹介いたします。
床の掃除ばかりに気を取られがちですが、壁には静電気により無数のホコリが吸い付けられています。
その、ホコリにニオイや汚れが染み付いて、室内をどんよりさせてしまうのです。
掃除をしても、すっきりしないと感じたら、壁に注目してください。
また、壁を掃除したなら次はドアもキレイにしてみましょう。
部屋全体が明るくなり、部屋がキラキラ輝き出すことでしょう。
それでは『壁』掃除の基本をご覧ください。
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壁の掃除方法。まずは静電気により吸い寄せられているホコリの掃除
つい床の汚れにばかり目が向いてしまいますが、壁の汚れを落とすと光が反射して、部屋全体を明るくしてくれます。
壁の掃除なんてスペースが広くて途方に暮れてしまいそうになりますが、フロアモップを使うと広いスペースの掃除も大丈夫ですよ。
高い場所の壁は、舞い上がったホコリが静電気によって吸い寄せられている汚れがメインです。
目線の高さくらいの壁は、手垢による汚れがメインです。
照明のスイッチを押すときにも、壁に手垢を付けていますからね。
低い場所の壁は、食べこぼしが付着しているものや、細かな傷や汚れが主な原因となっています。
頑固な汚れとなってシミになる前に、壁の掃除も始めましょう。
フロアモップのドライシートを使って、壁も汚れを落としていきましょう。
壁を撫でるようにして拭き取ると、今まで蓄積されていたホコリ達がびっしりシートに絡みついてきます。
フロアモップは柄が長いので、届きにくい高い場所も掃除することが出来ます。
これなら壁一面も、掃除が出来そうという気持ちになれますね。
壁についた手垢を掃除する方法
清潔な手で触れていたとしても毎日の蓄積なので、完全に防ぐことは不可能でしょう。
どうしても、壁が黒ずんでいることに気が付いてしまいますよね。
ですが、壁についた手垢を落とすことは大変なことではありません。
簡単に掃除で落とすことが出来ます。
ただゴシゴシとこすってしまうと、壁の奥に汚れが広がったり、反対に表面に汚れを拡大してしまうことがあるので注意しましょう。
手垢がついた壁の掃除方法
重曹と炭酸塩を使った方法
重曹と炭酸塩を水に溶かして使用していきます。
スプレーボトルに入れると、壁に吹きかけて使うことが出来て便利です。
溶かした水を吹きかけ、アクリル素材のたわしを使って優しくこすっていきます。
アクリルたわしだと、壁を傷付けることなく掃除が出来ます。
食器洗剤を使った方法
食器洗剤は油汚れに強いので、手垢の皮脂汚れにも効果を発揮してくれます。
洗剤をタオルに含ませ、優しくこすります。
力を入れずにこすっても、汚れがタオルに付いてきます。
食器洗剤はどこの家庭にもあるものなので、すぐに掃除を始めることが出来ますね。
珪藻土壁の掃除について
湿気を吸収してくれる珪藻土は、住宅の壁に使われることがあります。
結露が気にならない、自然素材なので快適に暮らせるという声もあります。
珪藻土のバスマットも、瞬時に水分を吸収してくれる快適さから使用している人も多いですよね。
珪藻土壁の掃除は、水を使ったやり方はNGです。
水を吸収しやすいので、汚れも一緒に吸収してしまいシミを作ってしまいます。
また、水分を含み壁が柔らかくなるので、削れてしまうこともあります。
珪藻土壁の掃除には、ほうきで優しく撫でるようにしてホコリを落とします。
取れにくい汚れは、乾いた雑巾やタオルで撫でるようにしましょう。
ホコリではなく汚れには、消しゴムが活躍します。
消しゴムで軽くこすると、不思議と汚れが落ちるのです。
砂消しゴムは表面に傷を付けてしまうので、使う場合は絶対にプラスチック消しゴムにして下さい。
トイレの壁をキレイに掃除するとニオイ対策にもなります
汚れが付いているのは、リビングの壁だけではありません。
つい便器の汚れが気になってしまい、気付きにくいですが、トイレは壁にも汚れが付いています。
壁を掃除することで、トイレ特有の臭いも解消されることがあるので、ぜひ壁の掃除もしましょう。
トイレの壁の掃除は、出来るだけ少ない水分で行いましょう。
水分を多く与えると、剥がれやカビの原因になってしまいます。
有効的な洗剤は、セスキ炭酸ソーダ水とクエン酸スプレーです。
炭酸ソーダ水は黄ばみを落とす効果があり、クエン酸スプレーは黄ばみや臭いを消してくれる効果があります。
どちらも直接壁に吹きかけるのではなく、雑巾に含ませてから使って下さい。
さらに汚れを落とす方法として、雑巾ではなくメガネ拭きを使用することが勧められています。
メガネ拭きは雑巾と違い、非常に繊維が細かいので、雑巾では届かない壁の凹凸内の汚れまで落としてくれます。
メガネ拭きに洗剤を含ませて掃除をしてみて下さい。
ドアもかなりよごれています。ドアをキレイに掃除する方法
壁が綺麗になったら、次はドアの汚れが気になるはずです。
ドアも実は結構汚れているんですよ。
ドアノブは手垢がいっぱいですし、手を触れることの少ない場所はホコリがびっしりと付いています。
ここでも、セスキ炭酸ソーダ水を使って掃除をしていきましょう。
あまり汚れていないように見えるドア面ですが、炭酸ソーダ水で拭いてみると雑巾にしっかり汚れが付いてきます。
ドア面は手垢やホコリも気にならず、汚れがわかりやすい部分ではありませんが、それでも拭いてみると汚れが取れるのです。
ということは、見える汚れはどれほどの汚さということでしょうか…。
ドアノブは拭いて手垢を落とすと、輝くような質感を取り戻します。
本来のドアノブの質感は、このようなものだったのですね。
ドアの上部や枠部分も汚れがぎっしり付いています。
サッと拭くだけで、真っ黒な汚れが取れるはずです。
汚れに驚くかもしれませんが、壁やドアを綺麗に掃除すると、床だけを掃除していたときよりも格段に家の中がスッキリと明るくなります。
壁やドアを掃除してみると、くしゃみや鼻水の頻度も減ったという声もあります。
きっと知らないうちに、溜まったホコリを吸い込んでしまっていたのですね。