部屋の中にカビ臭い臭いが充満していたら、毎日嫌な気分で生活をしなくてはなりません。お部屋に消臭剤を置いて臭いを取り除きたいと考える人もいるのではないでしょうか。
お部屋のカビの臭いを消臭したいときは、重曹を使った消臭剤が便利です。では、一体どのような方法で利用すれば良いのでしょうか。
ここでは、重曹を使った消臭方法やカビの生えやすい環境・カビの予防方法についてお伝えします。
カビの臭いを重曹で取り除くときは、しっかりとカビも予防してお部屋や空気を清潔な状態に保ちましょう。
重曹は100円ショップでも手に入れることができるため、安心価格でエコな消臭剤として利用することができます。重曹でお部屋の空気をスッキリきれいにしましょう。
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部屋のカビ臭い臭いには重曹で作る消臭剤が効果的
カビには、独特の臭いがありますよね。
風呂場にカビが生えるというのは分かるけど、部屋にカビが生えるというのは、ピンと来ないという人がいるかもしれませんね。
部屋にもカビは繁殖する
カビが発生する条件さえ揃えば、カビはどこにでも生えます。
カビが好む高温多湿の状態や、ホコリが多い場所はカビの最適な住処となります。
特に、湿度の高い梅雨時期や、洗濯物を室内干しにすることが日課となっていたら、部屋のどこかにカビが繁殖しているかもしれません。
部屋に入った瞬間に感じたカビの臭いは、部屋に発生したカビから来ている可能性が高いです。
放置していると、カビは胞子を撒きながら繁殖範囲を広げていくため、カビの発生元を調べることが重要です。
重曹の消臭効果を使う
カビの臭いは、カビを根元から断たないかぎり消えることはありません。
カビ臭いからと言って、臭いの強い物を置いても一時しのぎにしかなりません。
カビ臭いということは、室内にホコリと一緒にカビの胞子もあるということなので、まずは部屋の換気をしっかり行いましょう。
窓は、空気の通り道を作るため、2ヶ所開けると効果的です。
新鮮な空気に入れ替えてから、重曹を使ってカビ臭さを取り除きましょう。
重曹を平たい皿に入れ、空気と触れるように上から通気性のあるシートなどで覆い、こぼれるのを防止するために輪ゴムで留めれば完成です。
重曹には、消臭効果の他にも除湿の効果もあるため、特にカビが発生するような湿度の高い部屋に置くことで、適切な湿度にしてくれるという嬉しい働きもあります。
部屋のカビ臭い臭いはカビに重曹をふりかけることでも消臭剤効果がある
カビは、普通のホコリとは違い、菌糸を伸ばし、胞子を飛ばしながら繁殖を繰り返すため、カビの一部を除去しただけでは、たちまちカビが再度繁殖してしまいます。
カビを除去したのに、部屋にカビ臭さが残る場合には、カビが完全に除去できていない可能性があります。
特に、カビの菌糸というのは根を深く張るので、カビを拭き取ってキレイになったつもりでいても、菌糸がまだ奥深くに残っていることもあります。
カビ臭さの原因を突き詰め、徹底的にカビを撃退することは、大切ですが、それまでの間の部屋の消臭はどうするのが良いのでしょうか。
重曹をカビに振りかけて消臭する方法
おすすめは、カビに重曹を直接振りかける方法です。
カビに重曹を粉のまま振りかけ、しばらく置いてから掃除機で重曹を吸い取ります。
こうすることにより、重曹にカビの臭いが吸着し、カビの臭いが消えてくれることがあります。
カビが壁に出来ていて、重曹を振りかけるのが難しい場合は、重曹を水で薄めた重曹水を作り、カビの部分にスプレーしてから拭き取るという方法もあります。
部屋のカビ臭い臭いの原因
カビの臭いってどんな臭いか知っていますか?
カビの臭いを嗅いだことがなければ、どんな臭いがカビの臭いなのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
よく例えられるのが、「絵の具の臭い」です。
絵の具を出した時の、独特な臭いがカビの臭いに近いと言われています。
コンクリートや土の臭いに近いとも言われています。
室内で、このような臭いを感じたとしたら、部屋のどこかにカビが繁殖している可能性が高いと言っても良いでしょう。
カビが発生しやすいのは、空気が動かない家具や家電の裏側が多いですが、見落としがちなのがエアコンです。
エアコンの冷房を使うと、内部で空気を冷却するために水分が発生します。
この水分が結露し、使い続けていると、カビが発生することがあります。
エアコンの内部にカビが発生している場合、エアコンから出る空気にカビの胞子が一緒に運ばれますので、エアコンを使った時にカビ臭さを感じたらエアコンを疑った方が良いでしょう。
カビの生えやすい場所と予防方法
カビが好む環境があればどこにでも発生するカビですが、どんな場所に発生しやすいのでしょうか。
部屋がカビ臭い!家の中でカビが発生しやすい場所とは
浴室
カビが発生する場所の中で、一番多いのは水を使う「浴室」です。
浴室は、湿度が高い状態であることが多く、浴室の天井や床に水が残ってそのままにしていると、余計に湿気がこもってしまいます。
浴室にカビを発生させないためには、換気をすることや、水分を残さないことが重要です。
また、カビは高温に弱いため、1日の最後には浴室全体に熱めのシャワーをかけるということもおすすめです。
窓のサッシ
室内の温度と、外の温度の差が大きい時に出る結露。
この結露が起こると、窓にたくさんの水滴が残るため、カビが好む多湿の状態になります。
窓のサッシにカビを生やさないためには、この結露を防ぐことが一番の鍵です。
窓に付いた水滴はこまめに拭き、しっかり換気を行うことも重要です。
クローゼット
物を収納するクローゼットは、空気の入れ替えが行われないため、特に湿度が高い時期には湿気がクローゼットにこもって、カビが繁殖する可能性も高まります。
クローゼットにカビが生えてしまうと、収納している衣服もカビ臭くなって使いものにならなくなってしまいます。
クローゼットのカビの繁殖を防止するためには、扇風機を使って空気の入れ替えを行ったり、除湿機を使って適切な湿度に保つということが大切です。
カビ臭い臭いの消臭剤として使える重曹は除湿効果もある
カビの消臭に重曹をおすすめするのには、大きな理由があります。
それは、重曹に含まれる「除湿効果」です。
消臭と除湿のダブルの効果でカビ臭さを撃退
カビ臭さを消すためには、色々な消臭グッズを使うことでも効果がありますが、カビが好む多湿状態を低くしながら消臭をしてくれる重曹は、カビの臭い取りには最適とも言える物です。
そのため、湿気がこもりがちなクローゼットや洗面所、キッチンなどに重曹を除湿剤として置くと、臭いも消してくれて適切な湿度にもしてくれます。
除湿剤として重曹を使う場合も、消臭剤として使う時と同様に、皿に重曹を載せて上からガーゼなどで蓋をするだけです。
消臭剤や除湿剤として使う場合、重曹はある程度置いたら交換する必要があります。
重曹が水分を吸着すると、固まって効果が薄れてしまいます。
特に、湿気が溜まりやすい洗面所やクローゼットに置いた重曹は、様子を見ながらこまめに交換するようにしましょう。