テレビドラマに出てくるようなシンプルな部屋を見ると憧れますよね。白が基調になっていて、余計な物が置いていない部屋…。でも、その後で自分たちが住んでいる部屋を見るとその物の多さに無理だと諦めてしまっていませんか?
しかし、物を捨てる勇気を持てばシンプルな部屋にすることは可能です。今まで掃除が苦手だった人でも物を捨てるコツがわかればシンプルな部屋にすることはできるのです。
今回はシンプルな部屋にするための物を捨てる基準やコツ、そして得られるメリットについて説明します。
物を捨てることによってシンプルな部屋にすることができますが、シンプルにすることで自分自身も変わることができますよ。
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生活感のないシンプルな部屋にするためには、物を捨てる勇気を持とう
ドラマや映画に出てくる部屋は、現実とは違い、余計な物は一切なく、オシャレなインテリアなどが随所にあったりして、憧れますよね。
現実の自分の部屋と見比べて、なんでこうも違うんだと愕然となったりもします。
そして行き着く答えは、「あれは現実じゃなくて架空だから(自分には無理)」です。
でも、果たして本当にそうなのでしょうか。
実際、現実に、ドラマのような、シンプルで綺麗な部屋に住んでいる人はたくさんいます。
その中には元々きれい好きの人もいれば、汚部屋に住んでいた経験がある人もいるのです。
片付けの極意やちょっとしたコツをつかめば、あなたもあんな綺麗な部屋にすることは出来るのです。
生活感がないシンプルな部屋に共通しているのは「物が少ない」ということです。
部屋の中を見てください。
使っていないけどなんとなく置いてある物や、活用していない家具などが置いてありませんか?
ドラマのような部屋を目指すなら、まずは今ある物を捨てて減らすことが最大のポイントです。
シンプルな部屋を目指すために物を捨てることによって生まれるメリット
部屋に物がありすぎる人の特徴として、「物が捨てられない」ということがあります。
物に囲まれていることで、なんとなく心が落ち着いたり、安心するという人も居ます。
このような人が、部屋を片付けようとした時、「物を捨てる」のではなく、「今ある物をとりあえず収納する」という人が多いという特徴もあります。
クローゼットに収納しきれなくなった服は、捨てずに、全てたたみ直すなどして、どうにか詰め込んだりします。
これでは、物が増えるにつれ、収納グッズが増えていくばかりで、ますます部屋は狭くなっていくばかり。
中には、部屋が片付かないのは、片付けができないのではなく、収納スペースが足りないからと思い込む人もいます。
ですが、シンプルで綺麗な部屋にするためには、まず「物を捨てる」ことからです。
生活をしていくために、大量の服は必要ありません。
特に女性は持っている服の量が男性と比べてとても多く、200~300着持っているという人もいます。
服は、着回しが効くので、洗濯するということを考えても上下20着ずつ程度あれば、充分1年間過ごすことが出来ると言われています。
断捨離に成功した人の中には、10着でも充分という人もいるくらいです。
服を始めとするあらゆる不要な物を捨てることによって、収納グッズも必要なくなり、部屋にスペースが生まれるので、シンプルで広々とした綺麗な部屋になるのです。
物を捨てることができたら、整理整頓しよう
家中の中の物を洗い出し、不要な物を処分することができたら、次は物を整理していきましょう。
テレビや雑誌に出てくる収納の達人や整理整頓の達人のほとんどは、「整理整頓にはスペースを作ること」を実践しています。
例えば、収納棚には満杯になるまで詰めるのではなく、8分目くらいにするということ。
オープンタイプのハンガーラックだったら、掛けられるだけ掛けていた服を8割くらいにして余裕を持たせます。
こうすることによって、ギュウギュウになって探しにくかった服も、1着1着の存在感が増し、より愛着が生まれるというメリットもあります。
また、収納グッズや家具に統一感を持たせることもポイントです。
同じ店で買うと、大きさが揃った収納グッズがありますよね。
重ねるタイプの収納グッズでは、大きさが揃っていると、数があってもインパクトがないので、インテリアとしても自然に馴染むことが出来ます。
二度と物を捨てることがないように物を増やさないようにするためには
ダイエットと同じで、物を捨てるという習慣がなかった人が思い切って物を捨てると、大きなストレスがかかり、気を付けていないと、リバウンドして前と同じように物が増えてしまうということもあります。
「物を買う」ことは、自分の欲求のままにする行動なので、ストレスはかかりませんが、「(捨てたくないけど)物を捨てる」という行動は、欲求とは反する行為のため、エネルギーを必要とするのです。
でも、せっかくシンプル生活を手に入れたのに、また元の物に囲まれた状態に戻りたくはないですよね。
物を増やさないようにするためには、「物を増やさない」という自分の意思を貫き通すことが大切です。
とはいえ、街に出れば便利な物や、自分が欲しい物に出会うこともあるでしょう。
今までは、一目惚れしてすぐに買っていた物だとしても、その場では買わずにそれが自分が本当に欲しいのかを家に帰って考える時間を作ってみましょう。
1日考えて、必要ないと思えば買わずに、やっぱり欲しいと思うなら買っても良いと思います。
自分が大好きと思えて幸せな気持ちになる物なら、良い買い物と言えますね。
シンプルにすることで部屋だけではなく自分も変われます
断捨離して物が少ない暮らしになると、自分自身の考えも変わると言われています。
実際に、断捨離やシンプル生活を実践している人の多くは、物を捨てたことに対して後悔したことはないと答えています。
むしろ、物が少ないことによって、物事に対する考え方も効率的になったり、心に余裕が生まれたという人がほとんどです。
このことから、基本的な生活は物の多さによって変わらないということが言えます。
そして、シンプルな生活を続けるうちに、シンプルな考え方や行動が身につきます。
何事も、1つのことを長く続けるためには、根気ややる気が必要ですが、シンプルなことであれば、簡単なので続けやすいというメリットもありますね。
シンプルな暮らしから生まれる様々なメリットは、暮らしだけではなく、考え方にも影響するものなのです。