トイレの便器の掃除は毎週していても、壁はあまり掃除しないという人も多いと言います。そして気がつくとカビが生えてきて、なぜトイレの壁にカビが生えてきたのか悩んでしまうのではないでしょうか。
お風呂ならカビが生える理由もわかりますが、なぜトイレにもカビが生えるのか、まずその原因を理解しましょう。そして、カビ取りに適した洗剤を使って掃除することが重要です。
ここではトイレの壁にカビが生える原因と掃除方法について説明します。
また、掃除した後はカビが二度と生えないために予防することも大切になります。予防対策についても忘れずに行うようにしましょう。
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トイレの壁にカビが生える原因と掃除の必要性について
トイレはいつも水がある場所なので湿気がこもりやすく、お風呂ほどではないですがお家の中ではカビの発生、繁殖しやすい場所です。
少しでもカビが生えてしまうとそこから繁殖していってしまいます。
さらに室温も高くなりやすい場所なので、高温多湿となった場合はカビの住処になってしまうのも頷けます。
換気扇があるトイレなら常に回しておくほうがカビを防止できますが、カビが発生してしまったらそれはもう取り除くしかありません。
カビの発生源となる水と気温、さらに汚れの条件までもが揃ってしまう場所なので対処の方法を知り、こまめな手入れで壁にカビが生えないような環境を作っていきましょう。
そのためにはまずどんな洗剤がトイレの壁の掃除に向いているのかから、知る必要がありますね。
次の項目からトイレの壁のお掃除とカビの落とし方について紹介していきます。
トイレの壁についたカビを落とすために使う洗剤と掃除方法について
トイレの壁についたカビを落とすために使いたい洗剤は、そこまでひどくない場合には『消毒用エタノールや重曹』、しっかりと掃除をしたい場合には『カビ取り用の漂白剤系の洗剤』ということになります。
重曹やエタノールを使うときには重曹を水に溶かしスプレーにしたり、エタノールを希釈させて壁を拭き取っていくという掃除になります。
カビがひどくない場合は落ちていってくれると思います。
壁掃除の注意点
塩素系漂白剤などの洗剤は、カビだけでなく壁紙までもを白く変色させてしまう可能性があるため、あまりにひどい場合はお掃除のプロに依頼をするといった方法も考える必要があるでしょう。
時間がないとしっかりとお手入れをするのは難しいですし、一度プロに頼ってリセットしてもらうことでお手入れをしやすくすることも必要だと思います。
自分で対処した結果、状態が悪くなってしまう可能性などもありますので、掃除はお母さんの仕事などという受け取り方をせず、プロに任せてお金で解決してしまうというのも必要な場面ではないかと思います。
専門家に相談することで突破口が見える場合もありますし、事故などもなく進められると思いますのでそうした方法も頭に入れておきましょう。
掃除した後で再びトイレの壁にカビが生えてきた場合の掃除
お掃除の後にもカビが発生してしまったという悲しいこともあります。
この場合には湿気がうまく取り切れていなかったり、壁に水気がつくような使い方をしている場合が考えられます。
換気扇を回すようにしたり、湿気取り剤を置く対処のほか、壁を濡らさないように使用するよう家族で協力して綺麗なトイレにしていく意識を保つ必要があります。
トイレに窓がある場合は小まめに換気をする
掃除の際などに換気を行ったり、こまめに壁をお掃除し乾拭きまでしっかり行うなどして湿気を残さないような状態を作るよう心がけましょう。
あまりにもしつこい場合はカビの根が残っている場合なども考えられるので壁紙を取り替えてDIYしてしまうという方法も有効かと思います。
少し手間がかかりはしますが、壁紙を替えると気分も変わりますし、どこまでカビが繁殖してしまっているかということを調べることも出来ます。
壁紙までに留まっていれば新しく壁紙を貼ることで対処できますが、それよりさらに奥までカビが広がっているとなると、専門的な知識を持っている方に頼ったほうが良い状態であることなどがわかってくると思います。
どうしてカビが発生し続けてしまうのか、という原因を根本的に解決するにはそうした手段も使わざるを得ません。
トイレの壁のカビ予防にミョウバンも使えます
トイレの壁のカビを予防するにはミョウバンを使うという方法もあります。
カビは壁の奥まで入り込んで再発するということがほとんどです。
いっそのこと壁紙を変えてしまおうと思っても、なかなかそこまで手が出ないことも多々あります。
掃除を行ってカビを取り除けたら、ミョウバンを使ってカビを予防して様子を見てみましょう。
ミョウバンでカビ予防を行う際にはミョウバン水を使う
ミョウバン水の材料
- 焼ミョウバン…10g(生の場合は15g)
- 水…300ml
- ペットボトル…350mlほどの大きさのものをひとつ
材料をペットボトルに投入し涼しい場所に2~3日放置したらミョウバン水の原液の完成です。
誤って飲まないようにしてください。原液は濃いので20倍程度薄めて使用する必要があります。
ミョウバンの原液10mlに対し水道水が200mlを目安に希釈してください。これをトイレの壁にスプレーするとカビを予防できます。
このミョウバンの希釈液は化粧水にもなりますので、一週間を目安に化粧水やカビ予防のための溶剤として使い切りましょう。
トイレの壁紙に二度とカビがつかないために大切なこと
トイレの壁に二度とカビを付けないためにはやはり湿気を取り除き、高温多湿の環境を作らないようにするのが一番です。
繰り返しにはなりますが、換気扇があるなら換気扇を回したままにして環境を保ちましょう。
また、壁を濡らしてしまったらすぐに水気を取るようにして、壁をなるべく濡らさないようにトイレを使っていくのがカビを二度と生やさないための方法となります。
家族の中で一人だけがこうした心がけをしても、カビが生えないようにするのは難しいと思うので、家族みんなでトイレの使い方を改め、カビが生えないようにルールを作ってトイレを使うようにすると、それがそのうち週間づいてトイレをきれいに使っていけるようになるのではないかと思います。
そうした心がけをしているとトイレの他の部分にも気がついて、汚れの原因に気がついたり他の部分もきれいに使えるようになるのではないでしょうか。
カビの防止とともにお掃除などのお手入れもこまめに行なってトイレをきれいに使っていきましょう。