片付けや収納のプロに学ぶ『整理整頓術』。
でも、どんなに優れた方法でも、自分の思考が整理整頓できていないと、現実的にモノが片付いてはいきません。
世の中にたくさん紹介されている『整理整頓術』を活かすためには、まず『今の自分』をしっかりと知る必要があります。
今の自分を知ると、今の自分に必要なものがわかってくるはず。
そうすると、自然とまわりには自分に必要のなものだけが残るはずです。
また、身の回りを本気で整理したいなら、プロの手を借りることもできます。
せっかく『片付けたい』という気持ちが生まれてきたのだから、このタイミングを活かしてスッキリさせてみましょう。
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片付け・収納のプロに聞きました『部屋が片付くコツって?』
テレビや雑誌で見る素敵な部屋は、物が整頓されていてインテリアにも凝っていて、憧れますよね。
自分の家も、あんな素敵な部屋にしたいと片付けを始めても、どこから手をつけたら良いのか分からなくなり、結局元のままということも…。
片付けのプロが行っている片付けのコツ
「部屋を整頓する」「部屋を整理する」「部屋を片付ける」これらの3つの言葉は、一見同じように聞こえますが、実はどの言葉も意味が違うということをご存知でしょうか。
まず、「整頓」は、物が乱雑になっている状態からきれいに戻したりすることを指します。
「整理」とは、自分にとって必要な物と不要な物を仕分け、不要な物を処分することです。
「片付け」は、散乱している物を元に戻すこと。また物事の決着をつけるという意味もあります。
部屋をきれいにするためには、まず「整理」することから始まります。
必要な物だけ残し、不要な物を処分することで、物が適量になります。
その上で、「整頓」し、部屋に合った収納に物を収めることで部屋がきれいになるのです。
また、自分の中で理想の部屋をイメージするということも、部屋をきれいにする上で大切なことです。
自分がきれいになった部屋で、どのように過ごしたいかなど具体的に想像することで、必要な物も明確になり、片付けがしやすくなります。
片付け収納のプロに依頼する『片付け専門サービス』とは
片付け専門サービスと家事代行サービスとの違い
「家事代行サービス」は、日常的に行う掃除や料理などを業者が代わりに行ってくれるサービスで、共働き世帯や高齢者世帯で利用者が増えているようです。
片付けをプロに依頼したい場合は、家事代行サービスも行ってはくれますが、より片付けに特化したサービスとして「片付け専門サービス」があります。
片付け専門サービスは、文字通り、”片付け”を専門にしているため、家主と相談しながら、どこをどのように片付けるかを決めた上で、物を整理して、収納し、ゴミの処分までを行ってくれます。
片付け専門サービスのスタッフは、片付けのプロなので、研修を積んだり、整理収納アドバイザーなどの資格を持っている人がほとんど。
家にある物を上手く使って、掃除や収納をしてくれますので、収納グッズや掃除道具に別料金を取られるといったこともありません。
気になる料金は、業者やプランにもよりますが、平均的に1回あたり2万円前後(2時間程度)が多いようです。
片付け専門サービスに依頼するメリット
そもそも片付けの方法が分からなかったり、片付けてもすぐに散らかってしまうような片付けリバウンドを繰り返す場合は、片付け専門サービスのプロに片付けのコツや収納の方法をアドバイスしてもらえるというメリットがあります。
機械ではなく、人が行ってくれる片付けサービスは、その家の人が使いやすい収納をプロが一緒に考えて、一緒に作業をしてくれるので、片付け後も掃除がしやすい家になります。
片付けの呪文を唱えながらモノをどんどん整理する!
片付けを簡単にしたいなら「出したらしまう」
片付けを苦手に感じる人にとっては、片付けをすることは重い腰を上げなくてはできないことですよね。
私自身も、以前までは物がたくさんある部屋だったので、片付けはよっぽど気合いを入れて取り組まなくてはいけない作業でした。
でも、本来「片付け」とは、日頃からこまめに掃除をしていれば、物をあるべき位置に戻すだけの簡単なことです。
片付けに苦手意識を感じるのは、「(苦手な)片付けをしなくちゃいけない」と思うからです。
片付けを簡単にするためには、物の定位置を決めることが大切です。
”物は出したら元の場所にしまう”
この言葉を日頃からつぶやいていると、無意識に物の出しっぱなしが少なくなりますよ。
整頓でスッキリ!使いやすく収納しよう
物の定位置が決まると、出しっぱなしや散乱している物が少なくなり、それだけで以前よりも部屋がスッキリします。
部屋がきれいになると、心も洗われたような気分になり、きれいな状態を保ちたいという心理が働きます。
部屋をよりスッキリさせるためには、「整頓」することが大切です。
場所に合った収納で、使いやすく物を収納していきましょう。
物は、同じ大きさや形、素材で揃えて入れると、見栄えもきれいです。
収納用品も、部屋のインテリアに馴染むシンプルな物を選ぶことがポイントです。
白やナチュラルな木の素材など明るめでシンプルな物を選ぶと、部屋が広く見えます。
細々したものを使いやすく収納するコツ
部屋が片付かないのは、片付けの仕方にあった
収納の達人と言われている人達の収納方法を見ると、収納グッズにきれいに物が収まっていて家中が整頓されていますよね。
どの収納方法も、高価な物を使っているという訳ではなく、100均や手頃な物を使って上手に収納していて、誰でも簡単に真似することができる方法です。
片付けたつもりでも、いつの間にか部屋が散らかってしまうという人は、片付けの仕方に問題がある可能性があります。
例えば、毎日届く郵便物や学校からの案内などはテーブルの上に置きっぱなしにしていたり、使ったカバンをそのまま床に置いていたり。
物があたりに散乱している部屋というのは、自分にとって使いやすいように見えても他の人から見ると、片付いていない部屋です。
まず、物の置き場を決めましょう。
そして、家族で使う家の物は、家族の誰が見ても分かるように収納するということも大切です。
外側から中身が見えない収納ケースには、ラベルを貼って中身が分かるようにしておきましょう。
このようなひと手間によって、目的の物を探す時間が大幅に減り、快適な家になります。
片付けや整理整頓術。プロの技を自分のモノにするには?
人生に”片を付ける”
とにかく部屋を片付けたい一心で、片付けや断捨離に関する本を読んでも、その日から片付けの達人にはなれません。
片付けの方法は様々で、人によってその方法も変わってくるからです。
最小限の物しか持たない「ミニマリスト」は、部屋にある物も必要最小限の物しか持っていません。
人によっては、いきなりミニマリストになろうとしても、逆にストレスを感じてしまうこともあります。
「片付け」という言葉は、「片を付ける」という意味もあります。
自分と向き合い、今の自分にとって何が必要で、何が不要なのかを見極めることではじめて自分の人生に片が付くということにつながるのです。
片付けする際に、物を整理することは大切です。
自分にとって捨てられない物があるとすれば、その理由は何でしょう。
思い出?買った時の値段?
物には、すべて寿命があります。
「今」の自分にとって使えない物なら、その物の寿命と考えましょう。
思い出は物として取って置かなくても、写真などに撮ってデータとして残すこともできます。
物を手放すことで、今の自分に必要な物が入ってきたり、思考がスッキリするということもあります。