自転車を処分しようと決めた場合、粗大ゴミとして出すか買い取ってもらうかその処分方法ばかり気になってしまいますが、処分する前には防犯登録を抹消する必要があります。
面倒だからと言って防犯登録を抹消しないと、後で警察から連絡が来るかもしれません。
今回は自転車の防犯登録を抹消するために、必要な書類や手続き方法について詳しく説明します。
もし友人に自転車を譲る場合は、防犯登録の名義変更をしてもらいましょう。
また、自転車の処分方法はいろいろありますが、どの方法であっても処分する前には必ず防犯登録を抹消しなければいけません。
忘れずに行うようにしましょう。
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自転車処分に必要な防犯登録抹消のための手続き方法
引越しや買い替えなどで、自転車が不要になったから処分したい。
そのような場合には、処分前に必ず「防犯登録抹消手続き」を行わなければいけません。大きな自転車の処分方法も気になるところですが、まずは、防犯登録の抹消手続きを済ませましょう。
それでは、抹消手続きの方法についてご紹介します。
自転車の防犯登録抹消手続きの方法
まず初めに、自転車の防犯登録を抹消するためには以下の3つが必要となります。
事前に用意の上、手続きを進めましょう。
続いて、必要書類等を揃えたら以下のいずれかの場所で抹消手続きを行います。
- 自転車の購入店
- 自転車を販売しているホームセンターなど
- 警察署(最寄の交番でも可)
また、お住まいの地域によっては警察署で抹消手続きを行っていない場合もありますので、予め確認を済ませておくようにしましょう。
最後に、手続きに関する料金をご紹介します。
自転車の防犯登録抹消手続きに掛かる費用は都道府県によって異なり、無料のところもあれば、600円程度の費用がかかる場合もあるようです。
そんなに高い金額ではありませんが、事前に確認しておくと良いかもしれません。
自転車を処分する前に防犯登録を抹消しないと警察から連絡がくることも
上記でもご説明したように、自転車を処分したい!友人に譲りたい!などの場合には、必ず処分前に防犯登録抹消の手続きを済ませなければいけません。
防犯登録抹消手続きを行わなければいけない理由、それは、後々自分が困ることを防ぐためです。
もしも、手続きをしなかった自分の自転車が犯罪等に使われてしまったら…、警察は防犯登録を照会し登録者であるあなたの元へ連絡してくるでしょう。
一方で、友人に譲る場合にも、防犯登録の抹消手続きが行われていない自転車は新しく防犯登録をすることができません。
そのため、もしも自転車が盗難等の被害に遭っても、防犯登録番号の分からない友人は盗難届を出すことができないでしょう。
このように、自転車が自分の手元を離れた後に面倒くさいことに巻き込まれないためにも、防犯登録の抹消手続きは非常に重要な手続きとなります。
多少面倒に感じても、「今後のため」と思い必ず手続きを済ませるようにしましょう。
自転車処分の時に防犯登録カードがない場合の対処法
自転車を処分する際の防犯登録抹消手続きには、必ず防犯登録カードが必要となりますが、もう既に失くしてしまったなどの場合もあると思います。
もしも、防犯登録カードを失くしてしまった場合には自転車購入時の「保証書」や「領収書」があれば、抹消手続きを行うことができます。
防犯登録カードが見当たらない場合には、上記のいずれかを探してみましょう。
一方で、保証書や領収書も見当たらないという場合。
このような場合には、抹消手続きを行っている店舗や交番に自転車を持ち込みましょう。
基本的に自転車本体には防犯登録番号が記載されています。
この登録番号から所有者等の情報を照会してもらい内容に問題が無ければ、自転車本体と身分証明書のみで手続きが行える場合があります。
自転車を友人に譲る場合は、防犯登録カードも一緒に渡そう
「不要になった自転車を友人に譲りたい」このような場合でも、自転車の防犯登録抹消手続きは欠かせませんが、時間に余裕が無く自分では手続きを行えない場合もあると思います。
そのような場合には、自転車本体と一緒に「防犯登録カード」を友人に渡し、防犯登録の再登録を行ってもらいましょう。
防犯登録の再登録は、自転車を販売しているショッピングセンターやホームセンター等で行うことができ、新しく防犯登録をする本人がいれば手続きを行うことができます。
また、防犯登録の再登録には以下のものが必要です。
- 防犯登録をする自転車
- 友人の身分証名証
- 防犯登録カード
- 手数料
もしも防犯登録カードが見当たらない場合には、譲渡証明書で代用することが可能です。
譲渡証明書は自分で作成することも可能ですが、各都道府県の自転車防犯協会のホームページからダウンロードすることも可能です。
防犯登録カードが無い場合には、譲渡証明書に必要事項を記載の上、友人に渡すようにしましょう。
自転車の処分方法に関わらず、防犯登録の抹消は必要です
これまで、自転車の防犯登録抹消手続きの方法や重要性についてご紹介してきましたが、ご理解頂けたでしょうか。
自転車の防犯登録抹消手続きは、粗大ゴミで処分する場合やリサイクルショップで買い取りをしてもらう場合など、自転車の処分方法に関わらず行う必要があります。
この手続きを行わないことは、自転車を手放した後に思わぬトラブルに巻き込まれる原因となり、友人に譲る場合には友人に迷惑をかけることに繋がるかもしれません。
そのような様々なトラブルを招かない上でも、防犯登録の抹消手続きは忘れずに行わなければいけません。
また、防犯登録の抹消手続きは必要書類さえあれば、とても簡単に済ませることができます。
「どうせゴミで出すから」「信頼している友人に譲るから」などと安易に考えず、抹消手続きを行うことをオススメします。