片付けが苦手な人は、男女問わず居ます。
主婦なら、家事・育児完璧にこなせるだろうと思っているのは、単なるイメージであって、現実には、主婦でも家事育児が得意ではない人はたくさんいいるのです。
できて当然だと思うからストレスが溜まるのです。
自分のパートナーは、家事ができないタイプだと受け入れることから始めましょう。
選んだのはあなたなのですから。
奥様が片付けられないのは、モノが捨てられないタイプだからなのでは?
そして、お互いに片付けやすい居住空間を作ることができていないからなのでは?
まず、この二つをクリアしてみましょう。
学校で勉強を教わるように、家事や収納方法もプロに教わるべきなのです。
文句を言っても、グチを言っても解決しません。
『〇〇であるべき』という考え方から離れて、現実的にどうすれば改善されるのかを探ってみましょう。
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片付けが苦手な主婦の2大特徴『いつか使う』と『収納』
片付けが苦手な人にとくに多いのが、なかなか物が捨てられずに溜め込んでしまうタイプです。もう使わなくなった物でも、「いつか使えるかもしれない」「まだ使えるのにもったいないから」と、捨てずになんでも取っておくことで、結果的に物の量が多くなり、収納スペースに入り切らなくなって、部屋が物で溢れてしまうのです。
家の中の片付けに関しては、主婦の方がメインで行っている場合が多いので、子供がもう着られなくなってしまった服や、小さい時に使っていたオモチャなど、今はもう必要ないけれども、愛着があってなかなか捨てられないといった物も多いかもしれませんね。
片付けられないのは収納スペースの大きさも関係している
収納スペースが少ないがゆえに片付けられないと思っている方が多い反面、実は反対に収納スペースが多いために、どんどん物が増えてしまうというケースもあるのです。
例えると、小さいバッグで出かける時は持ち歩く物が少ないのに、大きめのバッグに変えた途端に持ち物が増えてしまうというのと同じで、収納スペースに空きがあればあるだけ、物を溜め込んでも大丈夫と思い込んでしまうのでしょう。
片付けが苦手な主婦なら、カーペットは撤去する
片付けに限らず、どうにも家事全般が苦手な主婦もいるものです。片付いていない部屋では、どうしても掃除もおろそかになってしまいがちなので、なんとなく部屋全体が汚いと感じてしまう原因にもなるかもしれません。
もしもリビングのカーペットの上が奥さんの定位置になっているのでしたら、周りの手の届く範囲に物を置きがちになり、どうしても床の上に物が散らかってしまうことにもなりかねませんよね。重い腰をあげてもらうために、思い切ってカーペットを撤去してしまう方法もあります。
カーペットを敷かないメリットとしては、掃除のしやすさが挙げられます。カーペットを敷いていないとどうしてもホコリが目立ってしまいますが、気になった時にフローリングワイパーでササッと手軽に掃除出来るので、いちいち掃除機を出してきて掃除するよりも、遥かに掃除へのハードルが低くなります。床に物がないと、より掃除もしやすくなるので、少しづつ習慣付けていけるとさらに良いですね。
片付けが苦手だと自覚しても、片付けられる主婦になれないのは
片付けが苦手で物が溢れてしまうのは、単純に物が多すぎるからだけではないのかもしれません。不要な物を処分するのはもちろんですが、そのあとに大切なのが、「それぞれの物の定位置を決めること」です。どこに何をしまうかは出し入れのしやすさも考えながら、使用頻度に応じて決めると良いでしょう。
使ったら元に戻すを徹底して片付けを習慣にする
片付けが苦手な主婦に対して、「家の中のことはまかせてあるんだから、しっかりやれ!」と言ったところで、正直何をどうしたら良いのか?と悩むばかりで、なかなかすぐにキレイな状態にはならないでしょう。
物の定位置を決めて、使ったら元に戻す。これさえ徹底していれば、どこに何があるのかわからずに無駄に2つ3つと重複して同じものを買うことはなくなりますので、それだけでも物が増える要素を減らすことが出来ますし、必要以上に物が散らからなくなるのです。
プロの片付けサービスを依頼して、一緒に片付けをしてみる
すでに自宅がいわゆる「ゴミ屋敷」のような状態で、自分たちだけではどうやって部屋の中を片付ければよいのかわからないような場合は、プロの片付けサービスを利用するという方法もあります。片付けや収納に関するプロがそのお宅の問題点を一緒に探し、実践しやすい片付けのコツや収納方法を指導してくれます。
実家の遺品を整理するために業者に依頼する方が増えているそうですが、とくに自分の実家(親)が片付けが苦手な場合、その子供である奥さんも同じような傾向にあるケースが多いのだそうです。部屋の中が片付かないのは、必要な物と不要な物を判断出来ずに、なんでも溜め込んでしまうといった親を見て育ったことが原因なのかもしれません。
「主婦として恥ずかしい」という自尊心が働いて、プロに片付けを依頼することを拒む奥さんもいると思います。ですが、このまま問題を先送りしても、誰かがどうにかしてくれるわけでもなく、かと言って奥さんが急に片付けの出来る主婦になるとは考えにくいですよね。
お金をかけてでも一旦部屋をキレイな状態にリセットして、片付ける習慣を身につけることで、快適で居心地の良い空間を維持したいと思えるようになるのならば、奥さんにとってもメリットはたくさんあるということを伝えてみてはいかがでしょうか?
単純に、片付けが苦手なら、主婦を卒業して働くことを考える
人にはやはり、向き不向きがあります。家事全般が苦手な主婦にとっては、毎日の家事が苦痛以外の何物でもないのだとしたら、そんなストレスを抱えたまま生きていくことになりますね。奥さんが家事をすることで精神的にも肉体的にも疲れた状態なのでしたら、主婦であることをやめて、外へ働きに出るという選択肢もあるでしょう。
片付けられない人は、掃除も苦手な人が多いです。そもそも片付いていない部屋は掃除しづらいため、どうしても掃除が後回しになって、さらに汚れが溜まって余計に掃除したくなくなるといった、負の無限ループに陥ってしまうのです。
主婦であるがゆえに家事全般をこなすことを求められるのが苦痛なのでしたら、いっそのこと奥さんが外で働き、その収入で家事代行サービスに依頼するという提案をしてみてはいかがでしょうか?
部屋が片付いていないことが原因による夫婦喧嘩が絶えないのであれば、その要素を減らすことが出来ますし、なによりも奥さんが「家事をやらなければならない」というプレッシャーから解放され、「家事をやらなくても良い」という安心感から心にもゆとりを持てるようになるのであれば、夫婦にとっても家庭にとっても家事代行サービスを利用するメリットはたくさんあるでしょう。
今後、片付いた部屋で快適に暮らせるようになるかどうかは、あなたの働きかけ次第です。ただ「片付けろ!」ではなく、夫婦共有の問題として一緒に解決方法を探すことこそが、奥さんが今一番求めていることなのではないでしょうか?