クロス掃除にはどんな洗剤を使えばよいのでしょうか?
日本の住宅では7割近く使われている『ビニールクロス』
珪藻土や無垢木材の壁と違って、比較的手入れがしやすく、水を使った拭き掃除をすることができます。
今回は、ビニールクロスの壁紙を掃除する方法をご紹介します。
洗剤を使う場合や洗剤を使いたくない場合、どちらも説明しますので、是非参考になさってくださいね。
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クロス掃除にはどんな洗剤を使えばよいのでしょうか?
日本の住宅では7割近く使われている『ビニールクロス』
珪藻土や無垢木材の壁と違って、比較的手入れがしやすく、水を使った拭き掃除をすることができます。
今回は、ビニールクロスの壁紙を掃除する方法をご紹介します。
洗剤を使う場合や洗剤を使いたくない場合、どちらも説明しますので、是非参考になさってくださいね。
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床と違いそれほど汚してしまうイメージのない壁。でも、たまたま拭いてみたら思った以上に汚れていてびっくりすることがあります。
家具などが触れたことで塗料などの影響によって、クロス黄ばみや黒ずみが生じる場合があります。また、黄ばみといえば一番多いのはタバコのヤニによるものでしょう。
ホコリは床や部屋の済みだけでなく、壁のクロスにも付着しています。
気密性の高い住宅や、逆に老朽化した住宅ではカビによる黒ずみや変色の可能性もあります。
小さなお子さんがいる家では、手垢や落書きも壁の汚れの代表的なものでしょう。
このように、意外と掃除を見落とされがちなクロス。その掃除の方法や使える洗剤の種類について紹介していきます。
築年数が経過した住宅では、ビニールクロスではなく和紙や布のクロスや土壁・砂壁が使われていることがありますが、この場合は掃除方法もそれぞれ違ってくるので注意が必要です。
素材ごとに掃除の仕方を調べるか、専門業者に依頼した方が良い場合もあるでしょう。
正しい方法で掃除をぜずに本来使ってはいけない洗剤などを使用すると、あとから修復で費用が掛かるような状況になりかねません。
紙素材や珪藻土素材の壁では水拭きによって、逆にシミが残ることがありますので、特に注意が必要です。
クロスがどんな素材のものか確認してから掃除を始めましょう。
ビニールクロスは洗剤や雑巾を使用して簡単に掃除ができるので、手入れがしやすい素材です。
普段の掃除ではハンディモップなどをさっと掛けておくだけで十分です。時々雑巾を固く絞って水拭きをしましょう。
それだけでは取れない黒ずみなどが気になり始めたら、キッチン用の中性洗剤を使った拭き掃除がおすすめです。
固く絞った雑巾にキッチン用洗剤を数滴ほど垂らして壁を拭きます。上から順に拭いていき、次に固く絞った雑巾(洗剤無し)で水拭きしてください。さらに乾いた布で乾拭きして仕上げます。
手垢や黒ずみが気になる場合は、セスキ炭酸ソーダも効果的。500mlの水にセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯を溶かしたものをスプレーボトルに入れます。
壁の汚れた部分に吹きかけてから雑巾で拭きます。しつこい汚れの場合は、キッチンペーパーでラッピングして10分ほど置いてから拭きます。
どちらの場合もしっかりと水拭きをしてください。
ビニールクロスは他の素材に比べ、丈夫で手入れがしやすい特徴があります。しかし、いくら丈夫とはいえ力任せにゴシゴシと擦ったりすればクロスを傷めてしまいます。
汚れがひどい部分は軽く叩きながら吹く「叩き拭き」をしながら、強く擦り過ぎないようにしてください。
メラミンスポンジも表面を削りすぎる危険性があります。
インクによる落書きや特に落ちない汚れに使いたくなる、塩素系漂白剤や除光液などの溶剤。
クロスを傷めるリスクはもちろん、色や柄が消えてしまったり変色するなど大失敗してしまう可能性が高いといえます。
目立たない部分に少量使うくらいはあるかもしれませんが、その場合も十分注意が必要ですし、おすすめできない方法です。
子供が落書きしてしまった、また、何かのひょうしで汚してしまって困ったというのが油性マジックではないでしょうか。
前述した通り、つい除光液を持ち出してしまいそうな油性インク汚れ。それ以外の方法で落とすには何を使えばいいのでしょう。
そんな場合は、無水エタノールを使うことができます。
無水エタノールとは、純度99%以上のエタノールで、ドラッグストアなどで販売されています。
使用法はコットンなどに無水エタノールを含ませ、インクの汚れに押し当てましょう。タオルなどきれいな布を用意しておき、こすらずに軽く抑えて汚れを吸い取ります。
ゴシゴシ擦ってしまうと汚れを広範囲に伸ばしてしまうことになるので、必ず「汚れを吸い取る」ようにすることが大切です。
小さな汚れの場合は綿棒などを使い、汚れの部分だけに無水エタノールが付くよう作業してください。
いくら洗剤を使っても大丈夫、と言われてもクロスの痛みが心配だったり、小さなお子さんのいる家では気をつけたい場合もあります。
そんな時はマイクロファイバークロスを使ってみてはどうでしょうか。
通常の布や雑巾に比べ、繊維が非常に細いため汚れをしっかりと取れるというスグレモノです。
水洗いしても乾くのが早いという特徴があるので、忙しい主婦にとっても嬉しいお掃除用品。
注意したいのは、様々なメーカーが販売していますが価格はまちまちで品質にもばらつきがあります。
あまり価格が安いものは注意が必要かもしれませんね。
壁の汚れは一度気になると視界に入ってしまうもの。ここで紹介した方法や注意点を参考にきれいにお掃除してみてください。
クロスの素材と洗剤の種類に注意すれば、傷めることなくクロスをきれいにできるはず。
ぜひスッキリした壁で過ごして下さい。