床の掃除なんて、掃除機掛けちゃえばいいんじゃないの?
と、思っていませんか?
実は、床の掃除って、奥が深いんですよ。
目に見えないホコリのことを考え、理解しながら正しい方法で行わなければ、せっかく掛けた掃除機もただ、ホコリを舞い上げているだけ、ということになってしまいます。
床の正しい掃除方法をご説明いたしますので、しっかりと読んで見てください。
掃除機を掛けた後、掃除機をしまおうと思った時に見つけてしまうホコリ。
毎回虚しい思いをするのは、私だけではないはずです!
掃除機を掛けたのに、どうしてホコリが?
それは、正しい方法で床掃除をしていなかったからなのです。
それでは、正しく床を掃除する方法をご紹介いたします。
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床に落ちているホコリは、視界に入ると気になりますよね。
掃除機の前にドライシートでホコリを集める
床にあるホコリを掃除しても、家にあるホコリが全て取れたということにはなりません。
外の光が部屋に入った時に、空気中にキラキラとホコリの粒子が見えることがありますよね。
ホコリは、非常に軽いため、空気の流れにより空気中を舞っています。
こうしたホコリは、空気の流れが止まった時、言わば人の動きがない時に時間をかけてゆっくりと床に落ちるのです。
こうしたホコリの性質を考えると、家のホコリ掃除に適した時間は、日中留守にする家であれば、夕方帰ってきた時、もしくは朝起きてすぐが適していると言えます。
ホコリを効率良く取り除く方法
いきなり掃除機をかけるのではなくまずはフローリングワイパーなどを使い、ホコリをドライシートに集めることがポイントです。
掃除機を使えば、目の前のホコリをすぐに吸い取れて便利と思いますが、掃除機から排出される風が、ホコリを舞い上がらせてしまうこともあるからです。
朝起きたら、部屋のフローリングをワイパーでサッとかけることを習慣にすると、家の中のホコリが少なくなるでしょう。
忙しい朝も、ながら掃除で楽々
とは言え、朝はすることが多くて掃除している余裕がないという方も多いのではないでしょうか。
私も例外ではなく、自分の身支度から子どもの世話や食事の用意など、朝はやることが多すぎていつもギリギリになってしまいます。
特に、小さいお子さんがいると、こちらの予定通りにはいかないということも多いですよね。
このような方には、子どもが起きる前の5分や10分の時間を有効に使うことがおすすめです。
すぐに掃除に取り掛かれるよう、フローリングワイパーは取り出しやすい位置に前の日に準備しておくと、楽です。
私は、テレビをつけたりラジオを聞きながら、ながら作業で掃除しています。
時には、ストレッチもしながら掃除をしたりして、健康になっているような気も心なしかしています。
床の掃除。フローリングを水拭きでスッキリ!拭き掃除の方法について
乾いた雑巾でほこりを取るよりも、水拭きの方がなんとなくきれいになるような気もしませんか?
水拭きは、ホコリを塗り広げることもある
私も少し前までは、水拭き派でした。
根拠はないけれど、なんとなく水拭きの方が掃除した感じもするし、拭いた後はほこりが取れているので、普通に水拭きをしていましたが、実はこの水拭き、場合によってはホコリをただ塗り広げているだけということもあるのです。
そんな事を言うけど、フローリングワイパーのシートには「ウェットシート」も置いているじゃない!という声も聞こえてきそうですね。
水拭きがホコリを塗り広げてしまうのは、ホコリをあらかじめ取り除いていない場合です。
ホコリは静電気にはくっつきますが、水分にはくっつかないため、ホコリが落ちている状態からいきなり濡れた雑巾で水拭きすると、ホコリが取れずホコリの範囲を広げてしまうことになってしまうので、この点は注意するようにしましょう。
水拭きに向かない床もある
素足で歩くことも多いフローリングでは、皮脂汚れや食べこぼし汚れなどが広がり、歩くとベタベタすることもありますよね。
床は定期的に水拭きをすることで、こうしたベタベタ汚れを取り、きれいな状態の床で使うこともできます。
ただし水拭きに向かないフローリングの素材もあります。
代表的な物が「無垢材」のフローリングです。
無垢材は表面にワックスが塗られていないため、水が木に染み込んで傷めてしまうことにもなります。
水拭きをする前に、フローリングが水拭きできる素材かを確認してから掃除を行うようにしましょう。
床掃除のコツは板目に沿ってかける。正しい掃除方法
フローリングの床は、板と板をつなぎ合わせてひとつの空間にしています。
一般的なフローリングの床は板と板のつなぎ目は細い溝になっている
この部分にホコリが溜まりやすいため、掃除をする時は、板目を意識して行うようにすることもポイントですよ。
板目に沿って掃除をするようにしましょう。
フローリングワイパーを使う時はもちろん、掃除機を使う時も板目に沿ってかけるようにしてください。
板目に逆らって掃除をすると、特に掃除機のような機械を使うと、力まかせにかけて床を傷つけてしまうこともありますので、注意しましょう。
床の溝のゴミが取り除けない時はブラシを使う
フローリングワイパーや掃除機では、溝に入り込んだホコリが完全に取れないこともありますよね。
このような時は、サッシブラシのような細いタイプのブラシで溝に残ったホコリをかき出してから掃除機をかけるときれいに取り除くことができます。
ゴミが溜まりやすい場所を知って
人の動きが多いリビングは、ホコリが溜まりやすい場所です。
中でも、部屋の四隅は、物が置いてあると掃除が行き届かないところのため、特にホコリが溜まる場所です。
また、大きな家具の下や物や棚の上、そしてカーペットの上などにホコリは溜まりやすい傾向があります。
効率よくホコリを取る方法
掃除の動線にある邪魔になる物は避ける
テーブルや椅子など、動かすことが出来る物なら、掃除をする時には避けて物が置いてあった場所もしっかりと掃除することが望ましいです。
掃除機をかける前に、物を避けて掃除する空間を広く取ることがおすすめです。
掃除機をかける前にホコリを集める
ホコリは一気に掃除機で吸い取ってしまいたいところですが、掃除機の排気で余計にホコリが舞ってしまうことにもなります。
掃除機をかける前に、床のホコリはドライシートなどで取ることがおすすめです。
掃除する時は、換気しながら行う
掃除機をかけると、部屋の中のホコリが動きます。
掃除機から出る排気で、ホコリが舞うため、せっかく掃除機をかけてもまたホコリが落ちてしまうこともあります。
これを防ぐために、掃除機をかける時には、窓を開けて、外の空気を中に入れながら行うようにしましょう。
ホコリを知れば、スッキリ床掃除ができるようになります
こまめに掃除しても、どこからかやってくるホコリって厄介ですよね。
ホコリはどこからやってくる?
部屋がホコリっぽいと、アレルギーを引き起こすこともあるので、できるだけホコリの少ない部屋で暮らしたいということは誰でも思っていることではないでしょうか。
”敵を倒すためには敵を知ることから”という言葉もあるように、ホコリを減らすためには、ホコリの性質をよく知ることが大切です。
家のホコリの大半は繊維くず
ホコリの固まりは、灰色がかってフワフワしていますよね。
あれは、ほとんどは繊維から出たくずが集まって固まったものです。
繊維くずは、家にある布製品から出る
布製のソファーや布団、カーテンやカーペット、人が着ている服から出ることもあります。
ホコリがいつも灰色なのは、例えば色々な色を混ぜた時に黒っぽくなることと同じで、様々な種類や色の繊維くずが寄せ集まっているからです。
その他にも、人の垢や食べかす、花粉や土埃などもホコリになります。
壁や天井、ドアなどに静電気でくっついているホコリを掃除する方法
ホコリは床だけではなく壁やドアにも付いている
家の中は、常にあちこちで静電気を帯びている状態です。
ホコリは軽く、静電気に寄せ付けられる性質がありますので、床だけではなく、家の壁やドアなどに付いています。
ホコリを効率よく掃除するには、床だけをしても完全に取り除くことは出来ないのです。
ホコリ取りの道具などを上手く使い、壁やドア、天井などについた見えないホコリをしっかり落としてから、掃除機をかけることもポイントです。
高くて手が届かないところは、柄が伸びるハンディモップなどを使い、まんべんなく掃除しましょう。
見落としがちな掃除場所
年末の大掃除で、カーテンレールを軽く掃除したら、ホコリがどっさり取れたという経験はありませんか?
意外と見落としがちな掃除場所に、エアコンの上やカーテンレールの上があります。
このあたりもしっかり掃除してホコリを取りましょう。
また、照明器具の上や、カバーにもホコリは付きやすいです。
定期的に、カバーを外し、中のホコリを掃除機で吸い取ったり、全体を雑巾で拭きましょう。
照明器具の汚れを落とすことで、汚れによって遮られていた明るさが蘇ることもありますよ。