ガスコンロの掃除は苦手な人も多いと言われている箇所。そのため、油汚れなどもひどくなり、なかなか落とせなくなってしまうのではないでしょうか。
しかし、重曹を使って掃除することで気になる汚れを落とすことが可能となります。
今回は重曹を使ったガスコンロの掃除方法について詳しく説明します。油汚れだけではなく、五徳についた焦げ付きも落とすことができるのでおすすめです。
人間の体にもやさしい重曹を使って、さっそくガスコンロを掃除してピカピカにしましょう。
そしてきれいにした後は、その状態をキープするために毎日掃除することを忘れないようにしましょう。
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重曹を使ってガスコンロを掃除する場合の手順について
ガスコンロの周りは掃除しないでいるとどんどん汚れていきますよね。どうしてガスコンロの周りは汚れてしまうのでしょうか?
ガスコンロ周りの汚れはおもに油汚れと焦げ付き
ガスコンロの汚れは、多くの場合は料理の際に付く油汚れが原因です。
油汚れは見た目もギトギトしているので、あまり触りたくはないものですよね。
でも、「少しの汚れだから今日はいいか」が積み重なって、油汚れを放置してしまうと、汚れの性質が変化してしまい、固く取りにくい汚れになってしまいます。
ガスコンロ周りに落ちた食材のカスと混ざり、より頑固な汚れになってしまうこともあります。
重曹を使ってガスコンロの汚れを落とす
そんな油汚れを落とすのに活躍する洗剤が「重曹」です。
重曹の化学名は、炭酸水素ナトリウムです。
炭酸水素ナトリウムは、弱アルカリ性で、反対の性質を持つ酸性の汚れに作用し、汚れを浮かせるので、落としやすくなります。
よく重曹は万能洗剤と言われていますが、どんな汚れも落とすという訳ではありません。
重曹の性質を知り、重曹が得意とする汚れ落としにうまく使いましょう。
ガスコンロを重曹を使って掃除する場合は、汚れの程度によって使う重曹の量が変わります。
汚れがひどい場所から掃除していくことがおすすめです。
一般的には、ガスコンロでは五徳の汚れが一番ひどく、次にバーナー、天板の順です。
五徳は、取り外し五徳が入る大きな容器の中で漬け置き洗いするのが効果的です。
お湯の方が汚れが浮きやすいため、お湯の中に重曹を溶かし、数時間漬け込みましょう。(お湯1リットルあたり、重曹大さじ2~3が目安)
もっと時短で汚れを落としたければ、五徳の入った容器ごと火にかけ、重曹水で5分ほど茹でるとより効果が期待できます。
ガスコンロ本体の汚れがひどい場合の重曹の使い方
ガスコンロの周りの汚れがひどい場合どのように掃除をしたらいいのでしょうか?
重曹洗剤を3種類作り、使い分ける
汚れの程度によって、重曹自体の使い方も変える必要があります。
- 粉のまま使う
- 重曹水を作る(水100mlに対して重曹小さじ1)
- 重曹ペーストを作る(重曹水より濃い濃度)
日常的につくガスコンロの汚れには、水に重曹を混ぜた「重曹水」をスプレーしてお手入れすることがおすすめです。
こびりついてしまった汚れには、重曹の粉を直接ふりかけ、しばらく放置してから拭き取る方法が有効です。
この時、粉の上から酢を適量かけると、汚れが落ちやすくなります。
汚れが浮いたら、仕上げに乾拭きして、洗剤を拭き取ります。
これでも取れないような頑固な汚れには、重曹ペーストを汚れに直接塗り、数時間放置した後にブラシなどでこすり落とすことで取れやすくなります。
使い終わった歯ブラシを使うと、部分的に力も入れやすいので、便利です。
ガスコンロの理想的な掃除頻度について
ガスコンロの周りは何もしないでいるとどんどん汚れてしまいますよね。どのくらいの頻度で掃除をするべきなのでしょうか?
ガスコンロの部品によって掃除頻度は変わる
家の中で、気になる汚れの上位に上がる「ガスコンロの汚れ」。
毎日使う場所でもありますし、食材を扱う場所でもあるので、衛生面を考えると常にきれいな状態で使いたいですよね。
ガスコンロの汚れが気になりつつも、なかなか掃除をする気になれないのは、ガスコンロの部品の多さも関係しているという人もいるのではないでしょうか。
ガスコンロには、取り外しが出来る部品がたくさんあり、それらをすべて掃除するのは時間もかかるし、汚れを落とすのも大変そうですよね。
でも、いっぺんにガスコンロ全体をきれいにする必要はありません。
一番汚れがつきやすい「五徳」は、週一回の掃除が理想です。
後の部品(バーナーや天板、排気カバー)は、月一回程度でも大丈夫です。
五徳には、調理する時に出る油汚れや食材の焦げ付きなど、取れにくい汚れが付きやすいですよね。
五徳の汚れを週一回ペースで掃除していれば、汚れ自体も取れやすくなり、掃除するごとに掃除が楽になるはずです。
掃除に無理は禁物です。
無理なく、楽に出来る掃除方法で、きれいなガスコンロを保ちたいですね。
重曹を使ってガスコンロを掃除する場合に注意すること
ガスコンロの周りを重曹を使って掃除するときに気をつけるべきことはあるのでしょうか?
重曹がバーナーの目に詰まらないように要注意!
ガスコンロの重要な部品であるバーナー。
火が出る穴に油汚れがこびりついてしまうと、目詰まりを起こし、火が不揃いになったり、不完全燃焼の恐れがあります。
この汚れを落とすために使った重曹が、逆にバーナーの目に詰まってしまうこともあるので、重曹を使ってバーナーを掃除する時には、拭き残しがないようにしっかり確認しましょう。
バーナーの側面の穴がたくさん空いている部分は、ガスを通すところなので、ブラシなどを使って、汚れを念入りに落としましょう。
バーナーの部品は金属で出来ているので、細かい部分にも入りやすい針金などを使うと目についた汚れを落とすことができます。
バーナーを掃除した後の処置
水洗いした後は、しっかりと乾燥させることも重要です。
水分が付いた状態で放置すると、そこからサビてしまうこともあります。
食器洗い乾燥機をお持ちの方は、バーナーをよく洗ったあと、食洗機に入れると洗浄から乾燥までを行ってくれるので、効率的に汚れを落とすことができます。
そして、再度ガスコンロにバーナーを取り付ける時には、傾きや部品の浮きがでないようにしっかりと取り付けましょう。
取り付けの際に、正しい位置にバーナーが入っていないと、ガスが上手く出ずに不完全燃焼になってしまうこともあります。
ガスコンロは毎日簡単な掃除をすることできれいな状態をキープできます
ガスコンロは、家の掃除の中でも面倒な部分と感じている人は少なくありません。
その原因としては、油汚れや焦げ付きなど取れにくく、掃除がしにくい汚れが多いということがあります。
様々な汚れが頑固なまでにがっちりと付いてしまったガスコンロでは、料理をする気持ちも失せてしまいます。
汚れがひどい状態になるほど、時間をかけて掃除をしないときれいにならないと分かっているので、他の掃除よりも気合いを入れて臨まないと掃除が進まないこともあります。
どうすればきれいな状態が保てるのでしょうか?
ガスコンロ掃除が面倒な人ほど毎日のお手入れを!
常にガスコンロをきれいに保っていれば、日頃のお手入れはサッとするだけで良いのです。
ガスコンロの汚れがあちこちに付いてしまい手の施しようがないという方は、油汚れに強い”重曹”を使って、汚れをきれいに落としましょう。
最初の汚れ落としは時間がかかりますが、一回汚れを落とすことが出来れば、その後は簡単な日常的なお手入れだけでガスコンロをきれいに保つことができます。
ガスコンロは、一日使い終わったタイミングで、サッと水拭きしたり、油汚れが付いた時には、重曹水スプレーを吹きかけて汚れを浮かせてから拭き取ると、ピカピカな状態に保つことが出来ますよ。
ガスコンロの掃除が面倒と感じている人こそ、日常的に簡単なお手入れをすることがおすすめです。