家族が多いと洋服も増えてしまいますが、クローゼットがあっても収納ケースを使っていてもうまく収納できなくて悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
洋服の収納術にもいろいろありますが、おすすめなのはたたみかたを工夫することです。そうすることによって、収納力をアップさせることもできます。
今回はいろいろな洋服のたたみかたと収納のコツについて説明します。Tシャツだけではなく、スカートやスーツもたたんで収納することができるのです。
また、洋服は場所を決めてから収納することも大切です。使いやすい収納術を身につけるようにしましょう。
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基本の洋服収納術は「たたみかた」にあります
まずは服のたたみ方を見直してみよう
洋服は、長年の癖で無意識に服によってたたみ方を変えている人は多いのではないでしょうか。
例えば、上着なら四角くたたみ、ズボンなら折ってからたたむなど。
でも、きれいにたたんでタンスに収納しても、使っている内にタンスの中でぐちゃぐちゃになってしまうということもありませんか。
その原因は、取り出す時にあります。
服をたたんでタンスに入れる時、重ねて入れるだけでは、探している服が見つけにくく、「これじゃない、あれじゃない」と探しているうちに他の服がグチャグチャになってしまうのです。
このような時は、服のたたみ方を見直してみると、問題が解決する可能性があります。
タンスに収納されている服を取り出す場合、大切なことは服の見やすさです。
引き出しを開けた時に、服の面が上を向くように洋服は「立てて」収納しましょう。
こうすることで、目的の服がひと目で分かり、使い勝手が格段に良くなりますよ。
洋服を小さくたたむことも洋服収納術の一つです
Tシャツはくるくる巻いてコンパクトにたたむのが便利な収納術
いくらコンパクトと言っても、布の面積は変わらないんだから、そんなに変わらないのでは?と思った人もいるでしょう。
でも、次にご紹介するたたみ方は、本当にコンパクトになるたたみ方です。
ポイントは「くるくる巻き」です。
まず、Tシャツの裾を10cm程度めくります。
この部分が、最後Tシャツを入れ込む部分になります。
次に、両袖を中心まで折り、上からまっすぐにくるくると巻いていきます。
巻終わりを最初にめくった裾部分に入れると、きれいにたたむことができます。
裾で服を包む方法は、Tシャツ以外にズボンなどでもできます。
ズボンの場合は、片方に折りたたんだら、一番下になっている生地だけ残してまくることで、きれいに巻くことができます。
このたたみ方は、旅行へ行く時などにも荷物のスペースを減らせることができるので、便利ですよ。
ズボンもたたみかたを工夫すると立てて収納できます
洋服のたたみかたは基本同じで大きさを揃えよう
Tシャツなどは左右対象の形がほとんどなので、同じたたみ方にすれば、大きさを揃えることができますが、ズボンをたたむ時にネックとなるのが、お尻の部分です。
そのまま折ってたたむと、お尻の部分だけが出っ張ってしまうので、その分が邪魔になることもあります。
そこで、おすすめのズボンのたたみ方をご紹介します。
まず、ズボンを半分に折ったら、出っ張りの部分をまっすぐになるように内側に折りたたみます。
幅の広いワイドパンツなども、均一の太さになるように、他のズボンと合わせて内側に折込みましょう。
最終的には、同じ長方形の形になるようにズボンの種類に合わせて、3つ折りや4つ折りにして形を揃えるということがポイントです。
ズボンの収納はブックエンドを活用
たたんだズボンをタンスに収納するためには、折りたたんだ面を上に向けて立てて収納すると、きれいに収納できます。
ズボンのような面積が大きな物は、立てて収納する場合、スペースがあると倒れてしまうこともあります。
そこで、活躍するグッズが「ブックエンド」です。
ブックエンドをズボンの端に置くことで、引き出しに余裕があっても崩れる心配がありません。
他にも、カゴや仕切りを利用するのもおすすめです。
スカートやスーツにもたたみかたがあります
スカートのたたみ方
女性の場合、スカートをたたんでしまうと、シワがついてしまう心配があるので、ハンガーにかけて収納しているという人も多いのではないでしょうか。
でも、出張や旅行へ行く時などは、スカートをたたで入れる必要がありますよね。
スカートもポイントを押さえることで、たたんで収納することができます。
スカートをたたむ時、プリーツの入ったスカートは、プリーツを内側にしてたたむとプリーツにしわが入りません。
プリーツをきれいに整えたら、両端を内側に折り、上下に2つ折りすればきれいにたたむことができます。
スーツのたたみ方
出張先で使うスーツは、シワ厳禁。
できるだけ、きれいな状態でスーツを持って行かなくては行けないので、荷物の中でも気を遣う物ですよね。
スーツは、専用のガーメント等の収納袋を使う人も多いと思いますが、荷物が多いと、かさばってしまいます。
そこで、スーツをシワなくたたむ方法をご紹介します。
ポイントは、他の服をクッションにすることです。
ジャケットは、半身ごろになるように縦に半分に折り、肩パッドなどをしっかり整えます。
左右対称になるようにきれいに整えたら、身ごろを3つ折りにしますが、この時、ジャケットの間にたたんだ服を入れ、クッションにします。
こうすることによって、ジャケットにシワが入りにくくなり、きれいな状態で持ち運びすることができます。
【洋服収納術のまとめ】収納する場所を決めよう
洋服の賢い収納術は、「たたむ」ことと「吊るす」こと
「今日はあの服を着よう」と思って探しても、どこにしまったか思い出せないということはありませんか。
それは、服の定位置を自分の中で決めていないことが原因のひとつです。
服は、定位置を決め、バラバラに収納するのではなく、どこか1箇所にまとめて収納することが大切です。
服の収納の基本は、たたむか吊るすかのどちらかです。
たたんで収納すると、量を多く収納するというメリットがありますが、タンスの中にたたんだものを収納する場合は、服の場所を決めておかないと、どこにしまったのか分からなくなってしまうこともあります。
自分が着替える場所で、探しやすい位置に服を収納することがポイントです。
吊るす収納に向いている服は、丈が長い物やシワになる素材などです。
吊るして収納すると、目的の服が探しやすいというメリットがありますが、見やすい分、何も考えずに吊るしてしまうと、ゴチャゴチャして見えるため、服の長さや色合いによって分けるなど、見た目も考えて収納するのがおすすめですよ。