ダニは手強いです。
生きていても、死んでいても私達の健康を脅かすのです。
そんな、ダニに立ち向かうには、布団を高温で熱攻めにしてダニを死滅に追いやるしかないのです。
もちろん、クリーニングに出せば万全なのでしょうが、お値段が…。
そんなときは、コインランドリーを利用してみましょう。
自分の使っている布団の製品表示を確認して、コインランドリーで洗ったり、高温乾燥をかけることができるようなら、是非一度、試してみてください。
コインランドリーで、布団のダニを退治しましょう。
丸洗いする方法や、乾燥だけかける方法を詳しくご紹介いたします。
もちろん、コインランドリーから、布団を持ち帰ったら、念入りに掃除機でダニを吸い取ってくださいね。
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布団に潜むダニの種類
家の中でも、特に「布団」の中はダニが生息するのに最適な場所と言われています。
家の中にいるダニの種類は4~5種類と言われていますが、布団に潜むダニの大半は「チリダニ(ヒョウヒダニ)」と言われる種類のダニです。
チリダニは、温かくて湿度の高い場所が大好き。
そのため、布団の中に必然的に寄ってきてしまいます。
チリダニは2~3ヶ月生きることが出来ますが、その間卵を産み付けるので、産卵のピーク(6~8月)を過ぎた秋頃は、大量のダニの死骸やダニのフンに汚された布団で寝るという考えるだけでもゾッとするようなことが起こり得るのです。
ダニは、生死の状態にかかわらず、人間にとってはアレルギーの原因となる物なので、ダニを駆除するということは快適な生活を送る上で大切なのです。
ダニの弱点は「熱」、そして除去することも必須
ダニは、生命力が非常に強く、繁殖力も高い生物です。
ちょっと洗っただけで、ダニが全滅することはありません。
そんなダニにも弱点はあります。それは「50度以上の高温」です。
一番、効率的で安上がり、なおかつ簡単な方法は「コインランドリーの乾燥機を使う」ことです。
ポイントは1時間以上乾燥機にかけることです。
布団に潜むダニを徹底的に死滅させるためには、50度の高温で30分から1時間乾燥させることが条件です。
ここまでの段階で、布団にいるダニを死滅させることは出来ますが、このままではダニの死骸やフンはまだ布団の中にありますので、次に布団の表裏の両面に掃除機をかけてダニの死骸やフンを吸い取り、「ダニの除去」を確実に行うことが大切です。
ダニを布団から完璧に除去したいなら、コインランドリーで乾燥・洗濯・乾燥を
ダニ駆除には、継続して熱を加えることが鍵
ダニが死滅する条件として、「50度以上の温度を30分以上継続してかけること」を挙げましたが、この条件を利用してダニ退治するためには、いくつかの方法があります。
自宅で行える方法として、布団の表面にスチームアイロンをかけるという方法もあります。
ただ、このデメリットは、布団の奥まで温度が伝わらないということです。
生きたダニは布団の中で動き回ることが出来るため、アイロンをかけても、温度が低い方へ逃げてしまってはこの方法も意味がなくなってしまいます。
一番効率が良い方法は、コインランドリーの乾燥機を使う方法です。
コインランドリーは、大きな洗濯物も入れることが出来るので、布団や毛布などの丸洗いも簡単に行うことが出来ます。
また、洗濯だけではなく、洗濯・乾燥を一緒に行うことも出来れば、乾燥だけをすることも出来ます。
コインランドリーの乾燥機であれば、布団の奥まで高温で乾燥させてくれるので、ダニを死に追いやることが出来ます。
ダニを完全に駆除するには、乾燥→洗濯→乾燥の手順
ダニは、熱には弱いですが、水には強く、布団を丸洗いしても8割のダニは生き残ると言われています。
そのため、布団にいるダニを完全に駆除するためには、生きているダニを高温で「乾燥」することによって、まずは駆除する必要があります。
次に、洗濯をすることによって、ダニの死骸やフンなどを洗い流し、最後に乾燥をかけることによって、ふっくらと仕上がり、気持ちよく布団を使うことが出来ます。
布団は天日干しできればいいんじゃないの?
天日干しはダニにとって意味がない
天気の良い日に、布団を日干しすればダニもいなくなるんじゃないかと思っている人はいませんか?
ダニは日干しでは、残念ながら退治することは出来ません。
日干しをしても、熱くなるのは日が当たっている布団の表面だけで、当たっていない部分はとても50度には届かないのが現状です。
生きているダニは、日干しの間は日が当たっていない部分に隠れてしまうのです。
布団叩きで布団の表面を叩いて、ダニを払い落としたつもりでいても、実際は布団の奥に潜んでいたダニの死骸を表面に出すということになり、逆効果なのです。
布団を日干しにすると、お日様の香りがしてフカフカになりますが、ダニの駆除までの効果は残念ながら期待は出来ません。
ダニ退治に布団をコインランドリーで高温乾燥だけかけるには
コインランドリーの乾燥時間はどのくらい?
コインランドリーを使ったことがない人にとって、コインランドリーのイメージとは「一度にたくさんの洗濯物を洗えて、乾燥も出来る」という事が一番大きいのではないでしょうか。
家では数回に分けて洗うくらいの量でも、コインランドリーだったら一度で洗濯から乾燥までできるので、特にジメジメして洗濯物が乾きにくい季節にコインランドリーを利用するのはとても便利ですよね。
コインランドリーでは、洗濯だけや乾燥だけなど、自分の用途に応じて使い分けることが出来ます。
布団の生地や厚みによっても乾燥時間は多少変わりますが、一般的な羽毛布団1枚あたり1時間から1時間30分で、羽毛布団以外の冬用布団は少し短めの30分から40分が目安です。
せっかくコインランドリーに行って布団を乾燥機にかける場合、コインランドリーの洗濯機には、たくさん入りますので、1枚だけではなく、家族分の布団をまとめてかけるという人もいるでしょう。
その場合、さらに乾燥時間が長くなります。
乾燥機の使用料金はどのくらい?
コインランドリーの乾燥機も、大きさによって種類が分かれています。
料金はお店によって異なりますが、大きな乾燥機(25kg程度)を使うと、100円で約8分、小さめの乾燥機(13kg程度)なら100円で約10分というように、100円に対して稼働時間が設定されていて、乾燥機にかける布団の種類や厚みにより、乾燥時間を自分で決めるとシステムのところが多いです。
高温乾燥させた布団に掃除機をかけるには
ダニはジメジメして暑いところが好き
特に、日本の夏はジメジメと湿気が多く、気温が高い、「高温多湿」の気候です。
ダニは、高温多湿な場所を好んで生息するため、夏はダニの繁殖がピークを迎えます。
家の中でも、布団の中は、ダニにとってこの上ない最適な住処。
布団は寝ている時に顔に近い部分にありますし、寝返りを打って動いた時に布団から出たホコリやダニを毎日吸い込んでいると、アレルギーになる可能性もあります。
そのため、布団のダニ対策をすることは健康を維持し、快適な睡眠を取るためには重要なことなのです。
ダニは驚異的な生命力を持っている
私達の目には小さすぎて見えませんが、ダニは健康被害を引き起こす可能性のある厄介な生物です。
ダニは、生命力が強いので、洗濯や掃除機にかけるだけでは簡単に死滅しません。
「布団専用の掃除機」があるんだから、これを使えばダニも吸い取れるだろうと考える人も多いかもしれません。
でも、布団の上から掃除機をかけても、ダニの死骸やフンは取り除くことができても、布団の中に潜んでいる生きたダニまでは吸い取ることができないのです。
完全にダニを除去するためには、まず、ダニの弱点である高温で布団全体を乾燥機にかけ、布団の中のダニをすべて死滅させてから、仕上げに掃除機で吸い取る方法が一番効果的なダニの駆除方法です。