布団の中には何十万というダニがいると言われていますが、もっとも効果がある退治方法は何なのかよくわからない人も多いといいます。
一般的には天日干しをすることや掃除機をかければダニを退治できると思われていますが、それでは解決できません。
今回は布団のダニを退治する方法とその効果について詳しく説明します。どの方法が効果的か理解していただけるでしょう。
また、ダニを退治した後は繁殖を予防することも大切です。そのために日常生活で注意することについても説明します。
掃除のコツ先生 掃除のコツを覚えてキレイな生活
布団の中には何十万というダニがいると言われていますが、もっとも効果がある退治方法は何なのかよくわからない人も多いといいます。
一般的には天日干しをすることや掃除機をかければダニを退治できると思われていますが、それでは解決できません。
今回は布団のダニを退治する方法とその効果について詳しく説明します。どの方法が効果的か理解していただけるでしょう。
また、ダニを退治した後は繁殖を予防することも大切です。そのために日常生活で注意することについても説明します。
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もちろん、それなりの金額はかかりますが、とくに小さなお子さんがいらっしゃるご家庭などでは、ダニによる健康被害やダニ退治にかける手間や時間のことを考えると、お金をかけてでもしっかりと布団を丸洗いしてもらったほうが、より安心出来ると言えるでしょう。
とくにダニ退治を目的とする場合には、他の布団とは分けて単品洗いをしてくれることと、ドライクリーニングではなく水洗いをしてくれるクリーニング業者であることを確認してから出すことをお忘れなく。
よく、布団の天日干しがダニ退治に有効だと思われがちですが、実は残念ながらあまり効果はありません。たとえ真夏の暑い時間帯に布団を天日に干したとしても、布団の表面側にいたダニは、暑さから逃れるために布団の裏側や奥の方に入り込んでしまうだけなので、よほど毎日のように干さない限りは、ダニ自体を完全に退治することなど出来ないのです。
生きているダニは、ただ掃除機をかけただけでは吸い取ることが出来ません。ダニを確実に退治するためには、50℃以上の熱を30分以上当てて死滅させ、さらにそれらの死骸とフンなどを確実に除去する必要があります。仮に60℃以上の熱を当てることが出来れば、さらにかかる時間は短くなると言えますね。
では、それらの退治方法を自分で行うには、どうしたら良いのでしょうか?
先ほどオススメしたクリーニング業者に出すという方法では、やはりコストがかかるため、そう頻繁には実行しづらいといった点が挙げられます。
そこまでの費用はかけずに、出来るだけ手軽にダニを除去したいという場合には、コインランドリーを活用するという方法が有効です。
ダニの繁殖力はすさまじく、少し減らしただけではあっという間に元の数まで増殖してしまうので、一度で確実に全てのダニを退治する必要があります。コインランドリーの乾燥機を使うことによって、ダニを一度に死滅させ、なおかつしっかりと布団を乾燥させることによって、ダニが繁殖しづらい環境にすることが出来るのです。
ただダニを死滅させただけで、満足してはいけません。帰宅後に布団に掃除機をかけることによって、ダニの死骸やフンなどを確実に除去する必要があります。掃除機をかける際のコツは、なるべくゆっくりと時間をかけて、丁寧に吸い取ること。こうすることによって、布団の奥に残ったダニまでもしっかりと吸い取り、喘息などのアレルギー症状の原因となるアレルゲンを残さないようにしましょう。
たしかにクリーニング業者に出すよりもコインランドリーを使用したほうが安くて短時間でダニを退治することが出来ますが、大きくてかさばる布団をコインランドリーへ持ち込む手間を考えると、なかなかマメに行うのも難しいと感じるかもしれませんね。
もっと手軽に自宅で簡単に出来る方法をという方には、布団乾燥機を使う方法もありますが、使用するにあたってのメリットとともに、デメリットも合わせてご紹介します。
50℃・60℃といった高温での温度と時間設定が出来るので、掛布団と敷布団をまとめてダニ退治が出来ます。もちろん、布団乾燥機の本来の目的は布団を乾燥させることです。布団に溜まった湿気を除去することで、ダニ以外にもカビを防ぐことも出来ますので、梅雨時などの布団を干せない日が続く時などにも大変重宝します。また、冬場の寒い時期には布団を暖めることも出来ますので、季節問わず出番はあると思います。
一番のデメリットは、動作音がうるさいという点でしょう。寝室が別になっているのであれば問題ないですが、使用中はかなり大きな音が出るので、テレビや電話の音が多少聞こえづらくなるかもしれません。また、布団乾燥機は温風によって布団を乾かすので、どうしても部屋の中が暑くなってしまいます。夏場のダニ対策として使いたい場合は、その点は頭に入れておいたほうが良いでしょう。
ダニを退治する目的で使用する際には、1回の使用が30分から1時間近くになるので、当然その分の電気代もかかります。
さまざまな方法で布団に潜むダニを退治したとしても、安心してそのまま何の対策も取らないでいると、またすぐにダニが繁殖してしまう恐れがありますので、こまめに予防をする必要があります。ダニを増やさないようにするためには、布団にダニが繁殖し辛い環境を作ることが重要となります。
天日干しをしてもダニを退治することは出来ませんが、布団を乾燥させて布団の湿度を下げることで、ダニを繁殖させ辛くすることにつながります。
ダニは人間の皮膚やアカ・髪の毛なども栄養分として増殖します。それらが付着したシーツや布団カバーをこまめに洗うことで、ダニが増えないようにしましょう。目安としては週一回程度がオススメです。
布団に直接掃除機をかけることにより、ダニの死骸やフン・卵などを取り除きます。こうすることで、アレルギーを予防することが出来ますし、ダニの繁殖も防ぐことが出来ます。布団専用の掃除機がない場合は、布団掃除用の交換用ヘッドがあるとさらに効果的。
防ダニ加工が施されているシーツや布団カバーを使うのも有効です。布団の下に挟んで使うタイプのダニ退治シートもあります。
布団の中以外にも、ダニは家庭内のあらゆるところに潜んでいます。とくに、カーペットやクッションなどの布製品や畳などに多く潜んでいると言われ、いくら熱心に布団のダニだけを退治していても、それ以外の場所の対策を疎かにしていると、いつまで経ってもダニはいなくなるどころか、増え続けてしまうのです。
ダニ対策の基本は、室内を清潔に保つこと。そのためにはまず、部屋全体の掃除をこまめに行うことが重要です。室内の換気も怠らず、必要以上に湿度を上げないように心がけましょう。
朝起きたあとも、すぐに布団をたたんでしまうと、寝汗を吸った状態のままで布団の湿度が維持されてしまうので、ダニが繁殖しやすくなります。なるべく起床後1時間以上経ってからたたむようにしましょう。
普段、布団をしまっている押入れの中も、湿気が溜まりやすい場所なので、除湿剤などを使用して湿度を下げる工夫が必要です。
ダニをしっかりと退治して、さらにダニを寄せ付けない対策をすることで、今夜も快適な布団でグッスリと眠れますように。