しばらく使っていない和室。そこで子供を遊ばせてあげるとなると、ダニがいないかどうかが気になる人も多いでしょう。
そのため、まず畳に発生したダニを駆除をすることが必要となります。
今回は畳に発生したダニの駆除方法と予防法について詳しく説明します。適切な方法を理解して、ダニを駆除しましょう。
しかし、ダニは駆除するだけではなく、その後ダニアゲルゲンを除去しないと退治したことにはなりません。
ダニの駆除と除去を行い、二度とダニを発生させないようにしましょう。そうすることで安心して畳の上で子供と一緒に遊べるようになりますよ。
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畳に発生したダニの駆除方法!掃除機を使う場合
家の中に発生する虫といえば、コバエやダニ、あとは小さい得体の知れない虫なんてイメージを持っている人も多いと思いますが、今回はダニについて紹介したいと思います。
テレビ等で、家に住み着くダニの種類としてよく聞くのはチリダニです。
ダニは、蜘蛛やサソリの仲間とも言われているとおり見た目が少し独特ですが、チリダニの大きさは0.2mm程と言われており肉眼で確認するには少々困難な点があるでしょう。
さらに厄介なのはアレルギーを発生させてしまうという点です。
主に心配されているのは皮膚炎や喘息など呼吸器官への影響です。
目に見えづらいダニのおかげで病気になってしまうなんて、切ないですよね。
ではどのように掃除をすれば駆除できるのでしょうか。
掃除機を使って吸い取るのが効果的ともいわれていますので、掃除機のかけ方をお伝えしたいと思います。
- 目に沿って
畳は目があります。関係なくザッと掃除機をかけてしまうとダニの死骸をアチラコチラに振りまいてしまう可能性もあり、吸引力も発揮されません。
そこで、上手にダニを吸い取る、駆除する方法としてオススメなのが、畳の目に沿って掃除機を前に進ませること、尚且ゆっくり前進させるという事です。目に沿ってゆっくり進ませる事で、畳の目から入り込んだダニを確実に除去していきましょう。
畳のダニのおすすめの駆除方法は除去までしっかりと行うこと
掃除機をかけるのはベストな駆除方法と思っている方も多くいるとは思いますが、実はまだまだ方法はあります。
勿論、掃除機をかけなければダニを吸い取り駆除するということが難しいので、掃除機を使用する方法はとてもオススメですが、やはり掃除機だけでは完全に駆除することは難しく、もう一つの方法と併用して掃除することをオススメします。
それは、布団乾燥機です。
布団乾燥機は高熱風で布団を乾燥させるということでもしられていますが、この高熱風でダニを駆除してしまいましょう。
そこで、登場するのが掃除機です。
高熱風で畳の内部にいるダニを駆除してから掃除機で死骸を吸い取るといった流れでダニを除去するという方法がとても効果的と言えます。
なぜ布団乾燥機だけでは掃除完了とはいかないのでしょうか?
ダニが死んでしまえば、一件落着という気もしますが、実はダニの死骸や糞などにはアレルゲンが含まれており人間の体に害を及ぼす厄介な物質なのです。
ダニを布団乾燥機の熱風で駆除したからといって安心できないのは、そのためです。
勿論布団乾燥機で多くのダニは死んでしまうと思いますが、その後が重要です。
そこで、登場するのが掃除機なのです。
最後に死骸や糞を吸い取り除去するという対策でダニは駆除したといえるでしょう。
年に1回は畳の大掃除をしよう
では、どの位のペースで畳の掃除を行えばよいのでしょうか?
勿論、掃除機はまめにかける必要はありますが、畳の中や裏まで完全にダニを吸い取るということは不可能に近いといえるので、大掃除という対策が必要になっています。
ただ、畳の掃除といえば業者にお願いするためコストが・・・。なんて心配もしてしまいがちですが、是非自分でできる方法がありますので、その方法を紹介したいと思います。
- 表のゴミ、ホコリを除去する
表面にダニが付着したまま畳を動かしてもダニを移動させてしまうだけで意味がなくなってしまうため、表面の手の届くところは掃除機をゆっくりかけて駆除することをオススメします。
- 畳を持ち上げる
畳のフチ部分をマイナスドライバー等でテコの原理を利用して持ち上げ、その時のフチのゴミも掃除機で丁寧に吸い取って下さい。
- 天日干しする
ここが1番重要で、厄介な作業です。
干す時間としては日中の10時位~14時位を目安に1番日の光が強い時間帯で完全にダニを削除しちゃいましょう。
ただ、干してしまったらその間その部屋は使えないですよね。荷物も避けなければならないという手間も出てきます。
そこで、効率よく天日干しする方法として、1日ですべて終わらせるというくくりをつける作業にせず、今日はここまで、明日はここから、と1枚ずつ根気よく天日干しすることをオススメします。最後に、ダニの死骸や糞を除去するために掃除機をかけるという作業で大掃除は終了となります。
畳に二度とダニが発生しないための予防策とは
上記のような大変な大掃除をすることを考えたら、1番に思うことは「ダニを寄せ付けない方法はないのだろうか?」ということですよね。
そもそもダニを発生させなければ掃除は簡単にすみますものね。
ここから、予防策として何点か紹介したいと思います。
- 拭き掃除
これは一見湿気を呼ぶんじゃ・・・。と思われがちですが、ホコリやゴミが大好きなダニを寄せ付けないためには必要な掃除といえるでしょう。
ただし、何でもかんでも拭けば良いという事ではなく、しっかり絞ってから拭く事。畳の目に沿って拭くこと。拭いた後は湿気を防ぐために乾かすことをきっちり守って下さい。湿気を多く含んだ畳は別の虫を寄せ付けてしまいます。
せっかく手間をかけて拭き掃除をするのに、それでは意味がありませんよね?
ダニも他の虫も寄せ付けないように清潔な状態を保つという事を心がけて下さい。
- たまにひっくり返す
掃除機で吸い取れるのはあくまでも表面部分のみです。
なので、畳の奥に入り込んでしまったダニは自由に動き回れ繁殖してしまいます。
しかも、湿気を含みやすく暗い畳の裏部分にはダニ以外にも不快害虫などを呼び寄せてしまいがちなので定期的にチェックは必要となります。
では、定期的とは毎日しなくてはいけないのでしょうか?
勿論、毎日実践することでより害虫の侵入や駆除することが可能ですが、主婦は忙しいものです。そろそろ掃除しようかなっと思った時に畳の下のホコリ等取り除いたり掃除機をかけるということを心がけるだけでも害虫の出没率は大きく軽減されるでしょう。
畳に発生したダニに対する一番効果のある駆除方法について
ここまで、ダニの駆除方法についていろいろお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
色々なパターンや人によっての掃除期間がありますので、何が効果的なんて事をオススメするのはとても難しい問題ですが、間違いないのが「畳の交換」です。
ただ、布団乾燥機同様、コストがかかります。
畳自体を交換することによってダニは大きく減少することは間違いなしとは言われていますが、大々的に張替えとなるといくら位かかってくるのでしょうか?
ここから紹介するのはあくまでも目安ですので、あなたのお住まいの地域と異なることが考えられますのでその点は気をつけて下さいね。
一般的に新品に交換する期間としては15年~20年位と言われていますが、どうしてもダニが気になってしまうようであれば、一度畳屋さんに見てもらったり相談をするのも方法の1つかもしれません。
そこで、もう変えたほうが良いのか、気にし過ぎなのか、決して安いものではないので、聞いてみるのも重要ですね。
基本的な金額としては一枚6000円~と聞きました。
6畳分だと、それだけでも簡単に万を超えてしまいます。
ただ、「コストがかかるから」と我慢ばかりしていても家族の健康が気になりますよね。ですので、適当に判断するのではなく、業者さんとしっかり相談、見積もりをとるなど対策を取ることをオススメします。