日常生活に欠かせないレンジですが、毎日使っているといつの間にか汚れていることに気がつくこともあるのではないでしょうか。
また、きちんと掃除しないことで庫内から臭いがすることもあります。私も魚を焼いた時に拭き掃除をしなかったため、レンジが魚臭くなってしまった経験があります。
しかし、レンジの臭い取りの方法は簡単です。身近にあるものでできるのです。
今回はレンジの臭い取りのための掃除方法について説明します。簡単な方法から頑固な臭いの取り方まで詳しくご紹介します。
最後、レンジに臭いがつかないための予防方法についても説明します。清潔なレンジで調理するようにしましょう。
関連のおすすめ記事
レンジについた魚の臭い取りのため掃除方法
食べ物や飲み物をスイッチひとつで温めることができる電子レンジは、とても便利な家電ですね。
生臭い魚の臭いの取り方「クエン酸」を使う
ファミリータイプの家族はもちろん、ひとり暮らしを始める場合でも、電子レンジは絶対必要という人も少なくないのではないでしょうか。
ただ、電子レンジを頻繁に使っていると、庫内の臭いが気になってくることもありますよね。
特に、臭いの強い魚料理を調理した後は、魚の生臭さが庫内にしばらくこもってしまうこともあります。
電子レンジを使うと、庫内で食べ物の汁が飛び散ったり、吹きこぼれてしまうことがあります。
このようにしてついた汚れを放置していると、汚れが広がり、臭いも強くなってしまいます。
特に、魚の生臭さをスッキリ取る方法は何かあるのでしょうか。
電子レンジは口に入る物を加熱する物、口に入っても安心な洗剤を使うことがおすすめ
「クエン酸」は、レモンや梅干しに入っている自然由来の物なので、電子レンジの臭い消しに使うことはおすすめですよ。
魚の臭い汚れは、アルカリ性なので、反対の性質を持つ酸性洗剤のクエン酸を使えば、汚れを中和し、落としやすくしてくれるのです。
クエン酸を水に溶かし、キッチンペーパーなどに取り、庫内の掃除を行ってみましょう。
クエン酸が汚れに作用して、魚臭さが取れるはずです。
レンジで温めるだけの簡単な臭い取りの方法をご紹介します
コーヒーを日常的に家で飲む人には、ぜひ実行して欲しい方法です。
臭い取りにコーヒーの使い終わった粉を使う方法
コーヒーを淹れ終わったら、抽出カスはゴミに捨てず、臭い消しとして再利用できます
ペーパードリップの場合は、水気を切り、容器に入れ部屋に置いておくと、脱臭効果で部屋の臭いを消してくれます。
レンジの臭い取りに使う場合は、容器にコーヒー粉を移したら、ラップはせずにレンジで1、2分加熱するだけです。
コーヒーは、活性炭と同じで表面にたくさんの穴があいた多孔質構造になっているため、粉の表面が嫌な臭いを取り、吸収してくれるのです。
使い終わった物を再利用して、使うというのは便利ですよね。
臭い取りにみかんなどの柑橘系果物の皮を使う方法
よく、柑橘系果物の皮をシンク周りの掃除に使うとピカピカになるということを聞きますが、柑橘系果物の皮には、「リモネン」、「ペクチン」、「クエン酸」といった成分が含まれています。これらの成分は、掃除や消臭に大きな効果を発揮します。
この中でも、消臭に効果があるのが「リモネン」です。
電子レンジで、みかんの皮を容器に入れコーヒーと同じくレンジで1、2分加熱すれば、レンジの中が爽やかな香りで満たされます。
レンジの臭い取りには「アルカリ電解水」を使った掃除も効果があります
「アルカリ電解水」という言葉を聞いたことがありますか?
臭い取りに効果的?アルカリ電解水とは
100均にも置いているアルカリ電解水は、飲む用途のアルカリイオン水と、洗浄などの用途の強アルカリ性電解水の2種類があります。
掃除に使うのは、後者のアルカリ電解水です。
アルカリ電解水には、水と塩というシンプルな成分で出来ています。
その中に、炭酸カリウムや水酸化ナトリウムといった物質を加え、電気分解させた溶液のことです。
主に食品を使う電子レンジでは、安全な洗剤を使ってきれいにしたいものですよね。
アルカリ電解水を使えば、自分で溶液の濃度を調整する必要もないため、手間がかからず、掃除が楽というメリットがあります。
シンプルな成分だが消臭効果や汚れ落とし、殺菌の効果にも優れている
使う時は、布巾よりも汚れたら捨てられるキッチンペーパーがおすすめです。
何枚か重ねて使えば、破れにくく、隅々までしっかり掃除ができます。
レンジについた頑固な臭いを取るためには「重曹」を使って掃除しましょう
電子レンジの臭い対策に効果的と言われる方法をいくつかやってみても、頑固な臭いが残っている場合は、「重曹」を使って掃除してみましょう。
「重曹」は、あらゆる掃除に使える万能洗剤とも言われるものです。
一時的に庫内の臭いが消えて消臭できたように思っていても、臭いの元物である原因の汚れが残っていると、時間が経つとまた嫌な臭いが発生することもあります。
レンジの臭いを完全に取るためには、臭いの元をきれいに取り除くことが必要
まずは、重曹を庫内全体に行き渡らせ、汚れを浮かせます。
耐熱容器に、重曹水を作り、電子レンジで4~5分程度加熱します。
こうすることによって、重曹を含んだ水蒸気で電子レンジ内が満たされます。
加熱後は、熱さに注意しながらキッチンペーパーで庫内についた水滴をきれいに拭き取れば完了です。
浮いた汚れも、重曹を使うことできれいに取り除くことができます。
レンジに臭いがつかないように、使い方に注意しましょう
我が家で使っている電子レンジは、ラップなしで温めるタイプの物です。
ラップなしが基本の電子レンジもある
もちろん、加熱して飛び散る恐れがあるような食品にはラップをかけて使いますが、ほとんどの食品はラップが不要と説明書に書いてありました。
ずっと、電子レンジはラップをして加熱することが当然と思っていた私にとって、ラップなし加熱は、最初戸惑いもありましたが、思い切ってラップなし加熱してみると、表面がパサパサになることもなく、きちんと加熱できていました。
それからは、ラップなし加熱にも抵抗がなくなり、今ではほとんどラップなしで加熱しているのですが、気になるのが庫内に残る臭いです。
ラップをかけないでレンジで加熱すると臭いが庫内に付きやすい
しつこい臭い汚れにしないために、普段から出来ることとして定期的に電子レンジのお手入れをすることがおすすめです。
週に1回でも、庫内をお掃除シートで拭くということを習慣付けることだけでも、臭いや汚れは付きにくくなります。
その際、市販されているレンジ用のお掃除シートを使うと便利です。
電子レンジは、きれいにして、食べ物を美味しく温めたいですね。