家を建ててから数年絶つと、きれいだった外壁も汚れてきます。よく見ると、それはコケかもしれません。
そんな時は外壁を掃除する必要があります。次の休みの日に掃除するようにしましょう。
今回は、外壁の基本的な掃除方法と注意点について説明します。外壁の掃除というとブラシでこするという印象がありますが、軽い汚れであればブラシは必要ありません。また、ブラシを使って掃除する場合は注意すべきことがあります。
もし自分で掃除するのが面倒な場合は、業者に依頼するという手段もあります。
その場合の費用の相場についてもご紹介しますので、参考にして下さい。
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ブラシを使った外壁の基本的な掃除方法を解説します
時間を過ごすことの多い家は、快適で清潔に保ちたいものです。
特にマイホームを購入している場合は、一生その家で暮らすことになるので、いろいろな場所の汚れが気になるはずです。
家の中の掃除は定期的に行っていますが、外壁の掃除となるとどのくらいの人が出来ているでしょう。
汚れは気になるものの、どのように掃除をしたら良いかわからず悩んでいるという人もいるようです。
ここでは家を長年綺麗に保てるように、外壁の掃除について紹介していきます。
まず知らず知らずに外壁が汚れている原因は、様々なことが重なっています。
雨や排気ガス、またカビやコケも外壁に生えることがあります。
日当たりの悪い壁はいつもジメジメしているので、特にカビやコケが生えやすくなっています。
ですが、ゴシゴシこすって掃除をしてはいけません。
外壁を傷付けてしまいます。
外壁は外にさらされることが前提の造りになっているので、基本的には水で洗い流すだけでもかなり汚れが落ちます。
濁り流れていく水が、綺麗になっていることを実感させてくれます。
どうしても落ちない汚れには、柔らかいスポンジなどを使って軽く擦るようにします。
絶対に固いブラシでゴシゴシこすり洗いすることはNGです。
外壁をブラシで掃除する時の注意点について
水で落ちない汚れや、高い場所を掃除するときにはブラシを使うこともあります。
手の届く場所なら、最初は柔らかいスポンジで試してみて下さい。
高い場所には持ち手の長いブラシがあるので、非常に便利です。
外壁を傷付けない固さのブラシを選ぶことがポイントです。
また、傷が付かないようにブラシの固さを気にするように、使用する洗剤にも注意をしましょう。
研磨剤が含まれている洗剤は、柔らかいスポンジを使用しても徐々に外壁を剥がしてしまいます。
食器洗剤は油分のある汚れも落としてくれるので、非常におすすめです。
特に目地は傷つきやすいので、サッと汚れを拭き取る程度で十分です。
刺激を与えるとすぐに傷になってしまうので、やりすぎないようにしましょう。
掃除をする天候も大切です。
雨の日や風の日は、掃除をしてもすぐに汚れが付着してしまいます。
晴れていて風の強くない日が、外壁掃除には最適です。
すぐに乾いてくれるので跡も残りにくく、風に巻き上げられたゴミが付着することも少なくて済みます。
せっかく掃除をするのなら、傷を付けずに綺麗を長持ちさせたいですね。
外壁についた頑固な汚れは、ブラシではなく高圧洗浄機がおすすめです
雨垂れやカビのように落ちにくい汚れには、高圧洗浄機がおすすめです。
ブラシでこすっても落ちない場合、自然と擦る手に力が入ってしまうものです。
目には見えなくても少しずつ塗装を削っている可能性があるので、高圧洗浄機で効率的に汚れを落としていきます。
水圧だけで汚れを落とすので、洗剤を使う必要もありません。
ただ、水圧があまりにも強いと外壁に負担をかけたり、壁の内部に水分が浸透することもあるので、弱い水圧で様子を見ながら進めていきましょう。
高圧なので水の跳ね返りも多くなります。
自身が濡れることも想定したり、車を近くに停めている場合は移動してから行うなど、周囲の環境にも注意しましょう。
外壁についたコケを落とすための掃除方法
実際に外壁の掃除をした人は、コケに苦労したと感じているようです。
雨やカビのような汚れは擦ったり、高圧洗浄機で綺麗になったと実感出来る一方で、緑のコケはなかなか落とすことが出来なかったようです。
場所が二階のように高い場所になると、その掃除は余計に大変なことになります。
ここで効果を発揮してくれるのが、コケによる汚れに特化した洗剤です。
スプレータイプの洗剤なので、コケの気になる外壁にシュッとスプレーをして成分を浸透させます。
スプレーが届かない場所には、持ち手の長いブラシに洗剤を馴染ませ、外壁に塗るように擦り付けます。
洗い流す手間もいらないようなので、塗ったらあとは汚れを分解除去してくれるのを待つだけです。
コケの掃除には専用の洗剤が最適なようです。
外壁の掃除を業者に依頼する場合の費用の相場について
自分で外壁を掃除するには、限界を感じることもあるでしょう。
徹底的に掃除をするなら、業者に依頼することも検討した方がいいかもしれません。
掃除をする面積によって金額が変わることがほとんどですが、中には面積の計算もせずに金額を提示してくる業者もあるようです。
このような業者は正規な金額ではない可能性があるので注意しましょう。
業者による掃除には、いくつかの方法があります。
高圧洗浄
水圧で掃除をしてくれる方法です。
家庭用の高圧洗浄機よりも水圧が強く、高い場所も洗浄してくれるので少し残っていたような汚れも落としてくれます。
基本的には水のみを使った洗浄になるので、金額も比較的安く済みます。
1平方メートルあたり200~300円くらいが相場になります。
洗浄部分が70平方メートルで300円だとしても、21000円程度で行うことが出来ます。
この他に足場を組む場合は、別途で費用がかかるので確認しておきましょう。
バイオ高圧洗浄
水圧で洗浄をした後、今後のカビやコケを予防してくれるバイオ洗剤を塗布してくれる方法です。
1平方メートルあたり200~400円くらいが相場なので、非常に高額というわけでもありません。
気になる場合は試す価値がありそうです。
しかし、庭を作っている家庭では草木を枯らしてしまうこともあるので注意しましょう。
高圧洗浄同様、足場の料金は別途で必要です。