部屋を片付けられない人も世の中にはたくさんいます。片付けができる人から見れば、一体どんな心理で片付けができないのか気になるものです。
片付けができない人は病気だと考えてしまう人もいますし、実際に病気が原因で片付けができない人もいます。
ですが、そうではない理由で片付けができない人もたくさんいるようです。
ここでは、片付けられない人の心理や特徴、苦手な人でも片付けができるようになる方法についてお伝えします。
部屋を綺麗に片付けることができるように、心理状態や片付け方法を知って対処をしましょう。
片付いた部屋で生活をする事を目指して、できることから始めてみましょう。
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部屋を片付けられない人の心理・そもそも掃除が苦手
「掃除が大好き!」という人は全体の少数派かも知れません。多くの人は「自分が生活しやすいように」「お客さんが来ても恥ずかしくないように」といった理由で、掃除をしたり片付けをしますよね。
中には子供よりも部屋を片付けられない人もいるのが現実です。そういった人達の心理とは、どういったものなのでしょうか?
掃除への意欲がわかない
掃除したいと思っても、「何をしたら良いのかわからない」など、片付ける方法がわからないと言う人がいます。
わからなければ、学べば良いのかも知れませんが、苦手意識がそれを邪魔してしまうのです。
時間がない
掃除が得意な人は、数分から数十分もすれば、簡単に掃除や片づけが出来ると考えますが、あまりに時間がないという人は、そんな僅かな時間も惜しんでしまいます。
潔癖症
潔癖症なら部屋も完璧に綺麗にしてそうに思えますが、潔癖症のタイプによっては、ゴミや排水口などに触りたくなくて、汚いままにしてしまう人もいます。
物を大事にしすぎる
古くなってしまったり、壊れてしまったなど、通常使わなくなったものはゴミとして捨てますよね。
しかし、物を大事にしすぎる人は「いつか使うかも知れない」、「まだ使えるかも知れない」といった心理が働いて、捨てられずにいます。
片付けたいと思っても忙しすぎて部屋を片付けられないことも
片付けたいと思っても、忙しすぎて部屋を片付けられないこともあります。
分類としては、「時間がない」という人と同じですね。
仕事などで忙しくしている人は、一日のエネルギーをそれでほとんど使い果たしてしまいます。
あとはご飯を食べたり、お風呂に入ることくらいしか残っていないでしょう。
「平日はダメでも、休みの日に片付けよう」などと思っても、実際休日の時は無気力になってしまい、自分の心と体を休ませることに専念してしまいます。
他にも、育児や介護などで毎日体力と気力を使っている人も同様のことが言えます。
特に両者の場合は休日などありませんので、家族や他者の助けがないと、負のスパイラルに陥ってしまう恐れがあります。
忙しくて時間がない人は、同時に心の余裕も無いのだと言えます。
体と一緒に心のケアも大切にしましょう。
物を捨てられない心理で部屋を片付けられない人もいる
仕事が忙しすぎるわけでもないし、掃除も嫌いじゃないのに、なんだか家や部屋がゴチャゴチャしている人もいますよね。
そういった人は、物を捨てられない心理で部屋を片付けられないでいると言えます。
分類としては、「物を大事にしすぎる」という人と同じですね。
確かに誰かから貰ったプレゼントは捨てづらかったりしますし、「古くて使いづらいな」と思っても、それが完全に壊れているわけでもなければ、なかなか買い替える勇気が出なかったりしますよね。
しかし、見た目がみすぼらしくなるほど古くなってしまったり、それを使うことで余計に時間がかかるなどのマイナス面があるのなら、捨てたり買い替えたりする勇気も必要です。
他にも飲み終わったペットボトルや、コンビニやスーパーで買ったお弁当のトレイ、何かを拭いたり鼻をかんだティッシュですら捨てられないという人もいます。
そういった人は、「ペットボトルをすすいだり、燃えるゴミとプラゴミを分けるのが面倒だ」、「一応ゴミ袋にまとめるけど、捨てる時間に間に合わない」などの理由があります。
心理としては、自分の中での「ゴミを捨てる」という項目の優先順位が低いのだと言えます。
部屋を片付けられない心理の人にはこんな特徴がある
勉強や仕事も出来るし、身なりだってきちんと整っているのに、部屋を見たら物があふれてゴチャゴチャしている人っていますよね。
部屋を片付けられない人の特徴
完璧主義者
完璧主義者なら、余計に部屋が綺麗な状態を保っていそうですよね。
しかし、そうではないタイプもいます。
というのも、一度掃除や片づけを開始したら、「完璧な状態にならないと気がすまない」という心理が働くため、1日で終わらなかったり、思うように綺麗にならなかったりした場合にイライラしてしまうため、「だったら、最初からやらなければ良い」と開き直り、いつまでも片付けをしないのです。
大人になるまですべて親がやってくれていた
世話好きな親の元に生まれた子供は、料理や洗濯、掃除のすべてを親がやってくれていました。
小さな頃から少しづつお手伝いの一つでもしていれば、大人になった時になんとかこなせるかも知れませんが、それを一切したことがない人が、大学入学や社会人になった途端に、「はい、今日から一人暮らしで頑張ってね」と突然放り出されるのでしたら、出来る方が不思議なくらいです。
そこで目覚めてネットや本で家事のやり方を勉強できれば良いのですが、仕事や勉強をメインとして生活する人は、それが出来ずに片付けられずにいるのです。
片付けられなくても生きていけると思い込む
人間はご飯を食べなくては生きていけませんし、お風呂に入らなかったり清潔な洋服を着なければ、周りから臭いと思われてしまいます。
そういった「困ること」があれば、それなりに努力をしますが、部屋に誰かを呼ばない限りは恥をかくこともないと考え、片付けを後回しにしてしまうタイプの人もいます。
しかし、片付けをきちんとしていないと、大事な物を無くしてしまったり、使いたいものが見つからず、同じものを何個も買うなど全体で見るとかなり損をしていると言えます。
部屋を片付けられない人でも簡単にできる片付け
部屋を片付けられない人でも簡単にできる片付けには、こういった方法があります。
自分の出来ることから始めてみましょう。
まずは部屋のゴミを捨てることから始める
部屋やテーブルの上がゴチャゴチャしているなと思った時に、お菓子の空き箱や鼻をかんだティッシュなども紛れているのではないでしょうか。
いきなりすべてを片付け無くても、まずは最もいらないゴミを捨てることから始めてみましょう。
ゴミを無くすだけでも、かなり部屋やテーブルが綺麗になるはずです。
「全体」ではなく、「ひとつ」を順番に見ていく
たくさんの物を片付けなくてはいけなくなった時に、ついやってしまいがちなのが、「全体」を見てしまうことです。
そうすると、「こんなにたくさん片付けなくちゃいけないんだ」とゲンナリしてしまいます。
そうではなくて、目の前にあるひとつの物を見ることから始めてみましょう。
その手に取った物が洗濯するものであれば、洗濯機や洗濯かごに入れれば良いですし、タンスにしまうべきものであればタンスにしまってあげましょう。
そのひとつひとつの積み重ねが片付けのゴールにたどり着けるのです。
1度にやろうとしない
時間がない人や、完璧主義の人は、1度の片付けですべてを終わらそうとします。
しかしそうすると片付けに長時間かかってかかってしまい、エネルギーを使い果たしてしまうのと、「疲れた」という嫌な記憶が刻まれて、次の片付けから逃げてしまう恐れがあります。
そうならないために「今日は30分だけやる」や、「今日はテーブル周りだけやる」など小さく刻んで片付けていきましょう。
片付けられない人の心理としては「疲れる」「方法がわからない」「面倒」などがありますが、突き詰めていくと「本当は片付けたい」という人が大部分です。
中には「散らかっている方が落ち着く」という人もいますが、それでも不潔でいたいわけではありません。
片付けをしていないと、物を無くしてしまうだけではなく、不潔な状態になってしまい、体調などにも影響が及ぼされることもあります。
そうならないために、出来ることから少しづつ積み重ねていきましょう。