部屋の壁紙にカビが生えてしいまったら、健康面や衛生面が気になってしまうものです。
綺麗に掃除をして、快適な生活ができるようにしたいと考える人もいるのではないでしょうか。
ここでは、壁紙にカビが生えてしまった時の掃除方法についてお伝えします。
部屋の壁紙にカビが生えてしまったときは、重曹やクエン酸を使えば掃除をすることができますので、正しい掃除方法を知って、お部屋の壁を綺麗にしましょう。
また、掃除をしたあとの除菌方法や、カビを予防する環境作りについてもお伝えしますので、そちらも参考にしてみてください。
カビを綺麗に除去することで、健康的で衛生的な生活ができるようにしましょう。
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部屋の壁紙にカビが!重曹とクエン酸を使った効果的な掃除方法
梅雨時期など湿気の多い時期になると気になるカビ問題。
また、最近では断熱性の高い住宅も多く、換気機能の整っていない住宅だとすぐにカビができてしまうなんてこともあると思います。
そんなカビが部屋の壁紙にできてしまうと、衛生的に考えてもなるべく綺麗に掃除したいですよね。
そこで今回は、部屋の壁紙にカビができてしまった場合の効果的な掃除方法についてご紹介します。
使う洗剤は、「重曹」と「クエン酸」の2つ。
重曹とクエン酸は、エコ洗剤として万能且つ安全性も高く、小さなお子様のいるご家庭でも安心して気軽に使うことができます。
また、重曹とクエン酸は100均などで購入することができます。
それでは、掃除の手順をご紹介します。
壁紙にできたカビの掃除方法
- 重曹スプレーを作ります。
スプレーボトルに水100mlと重曹小さじ1を入れて混ぜます。
- 次にクエン酸スプレーを作ります。
同様に、スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1を入れて混ぜます。
- 1と2で用意したそれぞれのスプレーをカビに交互に吹きかけます。
- 10分程度時間をおき、水に濡らした雑巾でカビを拭き取ります。
- 最後に乾いた雑巾で壁紙の水分をしっかりと拭き取ります。
また、壁紙に水分が残っているとカビ再発の原因の一つとなります。
掃除の最後には必ず乾いた雑巾やタオル等で充分に水分を拭き取るようにしましょう。
部屋のカビを掃除したあとはエタノールで除菌
カビの掃除後は、しっかりと除菌をすることもカビの再発を防ぐ上で大切となります。
除菌の方法には様々な方法がありますが、オススメは「エタノール」を使う方法です。
エタノールは採血の際などに消毒用としてよく利用されていますが、実はカビ菌を死滅させる効果も高く、カビの再発防止にも活用することができます。
また、エタノールは揮発性が高いため使用後も乾拭きをする必要がなく、除菌に手軽に使うことができます。
一方で、エタノールを除菌に使用する場合には、80%程度の濃度に薄めたものを使用するのが最も殺菌効果を得られると言われています。
市販で既に薄められているものを購入することもできますが、自分で薄めるという方は、8対2の割合で薄めるようにしましょう。
エタノールでカビの除菌をする場合にはいくつの注意点
火気のある所での使用厳禁
エタノールは引火性があるため、火の近くでの使用は厳禁です。
火気がないことを確認の上で使用するようにしましょう。
素材に注意すること
エタノールは、ワックスが塗布された床やアクリル製のプラスチック等には使用することができません。
変色等に気をつけながら使用するようにしましょう。
他の洗剤や薬品との併用厳禁
有毒ガス発生防止のためにも、使用の際には他の洗剤や薬品との併用は避けるようにしましょう。
部屋のカビ掃除をするときは
部屋のカビ掃除を行う際には、いくつかポイントがあります。
せっかくのお掃除がカビを繁殖させる原因に…。なんてことにならないためにも、以下のポイントを参考にお掃除を進めていきましょう。
部屋のカビ掃除をする際のポイント
まずは換気から始めること
部屋にカビができてしまうということは、カビの原因となる「胞子」が空気中にいるということになります。
そんなカビの原因となる胞子を取り除く上では「換気」がとても重要となります。
換気をして部屋の空気を入れ換えることから始めることで、カビの原因となる菌を取り除くことができ、掃除後の再発予防に繋がります。
掃除機の前には必ずフローリングワイパーをかけること
先述したようにカビ掃除には原因となる胞子を取り除くことが重要となります。
そのため、床に落ちている胞子を舞い上げてしまうような行動である掃除機を最初にかけることはNGです。
まずは、フローリングワイパーである程度のゴミを取り除くようにしてから掃除機をかけるようにしましょう。
水拭き後には乾拭きをすること
水分が残っているとカビ再発の原因となります。
水拭きの際には、タオル等をしっかりと絞ったものを使用し、水拭き後は必ず乾拭きや除菌なども合わせて行うことが大切です。
カビが好む環境について
これまでカビの掃除方法や除菌方法などをご紹介してきましたが、「カビ」は、ある一定の条件が揃うと一気に繁殖してしまいます。
そこで、こちらではカビが繁殖しやすい条件やカビが発生しやすい時期など、カビが好む環境についてご紹介したいと思います。
カビのことをよく理解し、カビ予防に役立てましょう!
カビが繁殖してしまう条件
60%を超える湿度
みなさんもよく知っている通り、浴室などカビは湿度の高い環境を好みます。
中でも、湿度60%を超えるとカビは活発になり、80%を超えるとあっというまに繁殖してしまいます。
26℃~28℃程度の気温
人間にとって快適に暮らせる温度は、カビにとっても最適な環境となります。
特に、26~28℃程度の気温は最もカビの生育に関係すると言われています。
ホコリや食べカスなどのゴミ
カビは、パンやご飯などの食べ物の食べカスのほか、ホコリや皮脂汚れなど様々なものから栄養を取り繁殖していきます。
家の中にある汚れはカビの栄養となってしまうということを認識する必要があります。
カビが発生しやすい時期
カビが発生しやすくなる時期は、みなさんご存知の通り「梅雨」の時期です。
雨の日が続き湿気が多くなりやすい梅雨の時期は、カビにとって絶好の環境となります。
一方で、乾燥で悩むことの多い「冬」はカビが発生しにくい環境と思いがちですが、最近の住宅は断熱性の高い住宅が多く、湿気がこもりやすくなっています。
そのため、冬であっても条件さえ揃えば、あっというまにカビは発生し繁殖してしまうのです。
部屋のカビを予防する方法
上記でもご紹介したように、カビは一定の条件が揃うとあっというまに繁殖してしまいます。
そのため、カビの発生や繁殖を予防する上では「カビが好む環境を作らないこと」が重要となります。
部屋のカビ予防をする上で大切なポイントは3つ。
- 湿度を60%以下にすること
湿度を簡単に下げたい場合には、窓を開けるのがオススメです。
晴れている日には、窓を開けるようにし空気を入れ換えるようにしましょう。
また、除湿機がある場合にはそちらを利用するのも良いでしょう。
- 温度は25℃以下を意識すること
冬など外気温が下がる時期には部屋の温度を上げてしまいがちですが、なるべく25℃以下を意識するようにしましょう。
しかし、意識しすぎてしまうと体調に関わる場合もありますので、あくまでも無理をしない程度に行うようにしましょう。
- 掃除は定期的に行うこと
カビ予防をする上ではカビの栄養分となるものを取り除くことが欠かせません。
定期的な掃除を心がけ、ゴミや汚れを残さないようにしましょう。
カビ予防は、日々のちょっとした工夫と心がけで簡単に行うことができます。
健康的で快適な生活を送るためにも、これを機に予防を始めてみてはいかがでしょうか。