掃除してもなかなか取れない便器についた尿石。特に男の子のいるママの悩みの一つではないでしょうか。
しかし、ある洗剤を使用することによって尿石は簡単に落とすことができます。
今回は、便器についた尿石を落とすための掃除方法について説明します。今まで悩まされていた尿石をきれいに落としましょう。
また、便器をきれいにした後は、尿石がつかないように予防することが大切です。そのための方法についても説明します。
どうしても時間がない人は、思い切ってプロに依頼するのも一つの方法です。選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
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便器についた尿石を取るためには「酸性洗剤」を使った掃除方法がおすすめです
トイレ掃除で厄介なのは「尿石」ですよね。
こびりついてしまうと普段の掃除では落とせなくなってしまいます。
そもそもなぜ尿石が出来てしまうのか、ご存知ですか?
尿石とは
尿が乾いてできた汚れで、付着した尿の水分が蒸発して、尿に含まれる一部の成分だけが残ったものなのです。
初期ならトイレットペーパーで拭き取るだけでも簡単に落とすことが出来ますが、尿の飛沫はあちこちに飛びますから、気づかないうちに尿石が積み重なって石のように頑固になってしまうこともあります。
ここまで来ると、トイレブラシで擦る程度では太刀打ち出来なくなってしまいますよね。
頑固な尿石には「酸性洗剤」がおすすめ
酸性洗剤の見分け方
トイレ用洗剤のパッケージに「酸性タイプ」と書いてあったり、商品説明の部分に「液性/酸性」といった表示がされています。
ドラッグストアなどで販売されていますから、チェックしてみてくださいね。
酸性洗剤を上手に使うコツは「しっかりと汚れに洗剤を浸透させること」です。
洗剤をかけて擦るだけでは取れない頑固な汚れには、トイレットペーパーを敷いて、その上からさらに酸性洗剤をかけてパックしましょう。
3分程待ってからトイレットペーパーをよけて、ブラシで擦り洗いします。最後に水を流して、汚れが落ちているか確認します。
一度で落ちない場合には、何回かに分けて少しずつ落としていく
パック時間を長くすると汚れは落ちやすくなりますが、便器を傷つけてしまう可能性がありますから注意しましょう。
酸性洗剤は強力な洗剤ですから、使う時にはゴム手袋を着用して、必ず換気してくださいね。
尿石がついた便器の掃除には「重曹」と「クエン酸」も使えます
尿石の掃除用洗剤は、酸性洗剤など強力な洗剤がほとんどです。
小さなお子さんがいる場合には、少し使うのを躊躇してしまいますよね。
ナチュラルクリーニング派なら、重曹とクエン酸を使った掃除方法がおすすめです。
どちらもエコ洗剤として有名ですから、両方共持っているという人も多いのではありませんか?
尿石には酸性のクエン酸を使って掃除するのが有効ですが、重曹も使うことで汚れを浮かせる効果が期待できます。
重曹とクエン酸を使った便器掃除
- クエン酸大さじ1と水200mlを混ぜてクエン酸水を作りスプレーボトルに入れます。
- 便器の汚れに重曹を振りかけます。
- クエン酸水をスプレーして発泡させます。
- しばらく放置してから、トイレ用ブラシで擦ります。
- 汚れと泡を水でしっかりと流して、終了です。
重曹とクエン酸水で発泡するのは中和に寄る反応で、泡の正体は二酸化炭素です。
泡が汚れに入り込んで浮き上がらせてくれます。
頑固な場合には、重曹とクエン酸の量を増やすことで落ちる場合もあるので試してみてください。
また、重曹の研磨作用を利用する物理的な方法もあります。
頑固な尿石にはゴム手袋を使って掃除しましょう
頑固な尿石を掃除する時に、おすすめなのが「ゴム手袋」です。
強力な酸性洗剤を使う場合には、手の保護という点で必ず必要です。
ここでおすすめな理由は「手の保護」だけではありません。
ゴム手袋を着用した手で、便器の汚れに触れて欲しい
きれい好きな方には勇気のいる行動かもしれませんね。
しかし、ゴム手袋を着用して汚れを触ることで、ザラザラとした尿石汚れを感じることが出来ます。
触れることで尿石の汚れ具合をしっかりと確認できますし、退治しようという闘争心のようなものも湧いてくるはずです。
慣れてしまえば、目では確認しにくい場所の汚れも手で確認出来るので、より綺麗に掃除することが出来ますよ。
また、綺麗な状態を保つという意識も高まるはずです。
便器は汚いイメージが強いので抵抗を感じる方もいると思いますが、定期的に掃除しているなら、大丈夫です。
そもそもトイレ掃除をする本人なら、ゴム手袋で触れるくらいには綺麗にしておきたいと思いませんか?
便器に尿石がつかないようにするために
便器の尿石を掃除するのはとても厄介です。
時間が経過しているものほど頑固で、取り除くのにも時間と労力がかかります。
ですから、尿石は予防するのがもっとも重要です。
尿石の予防
トイレを使用した後は必ず流す
節約のために回数を減らしたり、水量を減らしている場合は要注意です。
尿石の原因である尿は、こまめに流すようにしましょう。
こまめな掃除
毎日トイレ掃除と言われると、気分が滅入るかもしれませんね。
しかし、それほどきちんとした掃除でなくても良いのです。
トイレットペーパーに洗剤をスプレーして、尿の付きやすい便座と便座の裏、そして便器の縁をササッと拭きましょう。
ウェットシートタイプのクリーナーもあるので、そういった商品を活用すると更に楽かもしれませんね。
これだけなら、自分がトイレを使った後にサッと行えそうではありませんか?
もちろんこの掃除とは他に、定期的にきちんとした掃除も行ってくださいね。
尿石は意外と簡単な方法で予防することが出来ますよ。
大切なのは、尿を放置しないことです。
便器の掃除をプロに依頼するという方法もあります
頑固すぎて自分の掃除では退治できない場合には、プロにお願いするという方法もあります。
プロにお願いするとお金はかかってしまいますが、メリットもあります。
自分では気づかないような尿石汚れも掃除しくれますし、便器以外の窓やドア、床や壁なども掃除してくれる場合もあります。
こびりついた汚れもプロの手によってスッキリと除去してくれるます。
また、排水管のトラブルが解消したり、汚れ防止のコーティングをしてくれる業者もあります。
次回からの掃除が楽になるので嬉しいサービスですね。
トイレ掃除の価格は業者によって価格にかなりの差があります。それは、掃除内容が異なるためです。
プロにお願いする時には、以下のような点を直接確認して、価格的にも掃除内容的にも自分の希望にあった業者を探しましょう。
- 汚れがひどい場合に追加料金がかかるか?
- 蓋や便座を外して便器を掃除するのか?
- タンクの中の掃除はするのか?
- どの様な方法で掃除するのか?
- 換気扇や壁、床など、便器以外も掃除するのか?
- 出張費や駐車代は別にかかるのか?
他にも気になることがあるなら、きちんと確認してから依頼するのがおすすめです。
トイレは衛生的な面からも綺麗に保ちたい場所ですよね。
尿石汚れを落として便器がスッキリとしたら、綺麗を保つために予防に努めましょう。