便器の掃除をしても、黄ばみが落ちなくて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
まずは黄ばみの原因について理解しましょう。
今回は黄ばみがなぜできてしまうのか、そのメカニズムについて詳しく説明します。
また、今まで掃除しても黄ばみが落ちなかったのは、使用する洗剤が原因だったかもしれません。
黄ばみを落とすために効果のある洗剤や、それを使用した掃除方法についても説明しますので、ぜひ試してみて下さい。
今まで落ちなかった黄ばみが、きれいに落ちることを実感していただけるでしょう。
掃除のコツ先生 掃除のコツを覚えてキレイな生活
便器の掃除をしても、黄ばみが落ちなくて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
まずは黄ばみの原因について理解しましょう。
今回は黄ばみがなぜできてしまうのか、そのメカニズムについて詳しく説明します。
また、今まで掃除しても黄ばみが落ちなかったのは、使用する洗剤が原因だったかもしれません。
黄ばみを落とすために効果のある洗剤や、それを使用した掃除方法についても説明しますので、ぜひ試してみて下さい。
今まで落ちなかった黄ばみが、きれいに落ちることを実感していただけるでしょう。
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トイレの掃除の悩みの一つに「便器の黄ばみ」がありますよね。
普通に掃除しただけでは落とせないですし、臭いの原因となることもあるので困ってしまう方は多いはずです。
便器の黄ばみを退治したいなら、まずは黄ばみの原因を知ることが大切です。
そしてズバリ、黄ばみの原因は「尿」です。
色からも簡単に想像がつきますよね。
尿の中にあるカルシウムとタンパク質が結晶化したものを尿石と呼びますが、尿石がこびりついたものが「便器の黄ばみ」です。
順を追ってご説明しましょう。
トイレに入って尿をします。
すると尿は便器などに付着しますよね。
その尿に、細菌がくっついて来るのです。
この細菌の働きによって、尿の中の尿素がアンモニアと二酸化炭素に分解されます。
気が付きましたか?
尿と言えばアンモニア臭と思われるかも多いのですが、排出されたばかりの尿にはアンモニアは含まれていません。
細菌によって作り出されるのです。
アンモニアが生み出されてすぐの時は弱アルカリ性ですが、アンモニアが増えるに連れて強アルカリ性になってきます。
そしてpH8以上の強アルカリ性になった時、カルシウムが固まって尿石が出来上がります。
尿石の元凶は細菌だったのです。
尿石は「石」とつくほどですから、放置するとどんどん硬くなるなるのは想像できますよね。
ですから、尿石は出来るだけ早く退治するに限ります。
便器の黄ばみの正体は「尿石」です。
そして、この尿石を退治するための方法は2つ。
掃除と方法としては、至って普通です。
重要なのは洗剤の種類です。
洗剤にはアルカリ性、中性、アルカリ性の3種類あります。
洗剤と言うものは、基本的に「汚れを中和させるもの」です。
中和させることで、汚れが落としやすくなるのです。
先程ご紹介したように、尿石は強アルカリ性になった時点でカルシウムが硬化して出来たものですから、尿石を退治するためには、アルカリ性の反対である「酸性の洗剤」を使うのが効果的です。
「酸性の洗剤」と言われてもピンとこない方も多いことでしょう。
トイレ用の酸性洗剤としては「サンポール」などがあります。
酸性洗剤を使う時には、ゴム手袋を使って、換気をしながら掃除してくださいね。
「便器の黄ばみの原因である尿石を、酸性洗剤で掃除したけどとれません!」
尿石が重なり合って頑固になってしまった場合には、洗剤だけは太刀打ち出来ない場合もあります。
その様な時には「削り落とす」しか無いかもしれません。
削り落とす方法でよく使われるのが「耐水ペーパー」です。
耐水ペーパーは、水に濡れても使える紙やすりのことです。
ホームセンターなどに行くと手に入れることが出来ます。
ヤスリの粗さによって番号がふられていますから、「1000~1500番」くらいのものを選びましょう。
この掃除方法は、言わば力業。
便器は陶器で出来ていますから、あまり力を入れすぎると傷つけてしまう可能性もあります。
便器は汚れがつきにくいように特殊なコーティングをされていることが多いので、汚れと一緒にコーティングを落とさないように、注意しながら行いましょう。
便器の黄ばみの掃除方法をご紹介しましたが、実際のところ綺麗になるのかと言われると、程度によります。
黄ばみが出来たばかりなら、酸性洗剤を使うことですぐに落とすことが出来るはずです。
しかし、黄ばみが出来てから時間が経過するほどに、硬く頑固な汚れとなっていきます。
何年もかけて出来上がってしまった場合には、なかなか退治するのが難しいかもしれません。
黄ばみの掃除として最も使われる酸性洗剤ですが、一度だけで落とせない時には、もう一度試してみると良いでしょう。
繰り返すことで汚れが中和されて、取れやすくなるかもしれません。
また、トイレの汚れはアルカリ性だけではありません。
酸性洗剤が聞かない時にはアルカリ性洗剤を試してみるのも良いでしょう。
汚れが酸性だった場合には、こちらの洗剤の方が効果を発揮します。
特に黒ずみなどが見られる場合には、効果的かもしれません。
「いろいろな方法を試してみたけど、やっぱりとれない…。」、もしかすると、もう素人の手におえる汚れでは無いのかもしれません。
最終手段としては、やはりプロにお願いすることになるでしょう。
このような点を確認して、価格と内容を精査して、どの業者にするのか選ぶようにしましょう。
便器の黄ばみが頑固になってしまうと、とにかく掃除が大変です。
大変な掃除から開放されるためには、予防がもっとも重要になります。
最も簡単なのは、水を流す度に便器を洗浄してくれる商品を使うことです。
置くだけ、スタンプするだけ、塗るだけといったように、使い方も簡単な商品が多いです。
また、予防のためにはこまめな掃除も欠かせません。
尿は便器についてすぐに尿石なるわけではありません。
ですから、固まってしまう前に掃除をすれば尿石に悩まされることもありませんよ。
理想は3日に1回程度ですが、少なくとも週に1度は掃除しましょう。
曜日や時間を決めて、定期的に行うのがおすすめです。
尿石は出来てしまうと掃除がとても大変です。
尿石をとってピッカピカにした後は、こまめに掃除して綺麗な状態を維持していきましょう。
定期的な掃除は面倒に感じるかもしれませんが、頑固な黄ばみを退治するよりはずっと楽な作業ですよ。