部屋の中にカビが生えてしまったら、見た目も悪い上に体にも良くありません。しっかりと除去をして、お部屋の中を衛生的に保ちたいものです。
では、カビの掃除をする時は、一体どんなふうに掃除を行えば良いのでしょうか。正しいカビの除去方法を知って、家の中を衛生的に保ちましょう。
ここでは、エタノール・重曹・クエン酸を使ってカビを除去する方法についてお伝えします。カビを除去する時の注意点についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
また、カビが生える条件やカビを予防する方法についても併せてお伝えします。カビの生えない環境を作って、家の中からカビを撃退しましょう。
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部屋のカビの除去はエタノールでできる
大掃除の時や普段掃除する時でも、部屋の中にカビを見つけてしまったら見た目も悪いし、早めに除去しなくてはいけません。
そんな時に役立つのは実は、エタノールなんです。
どうしてエタノールがカビの除去として活躍できるのか
その理由ですが、エタノールの中にカビのタンパク質を分解できる成分が含まれているからなんです。
エタノールは薬局で販売されているので、部屋にあるカビに吹きかけて、カビを退治していきましょう。
エタノールと水の割合は、6:4になります。その割合でエタノール液を作りカビを除去してください。
ただし、エタノールを使用する際には部屋の換気をすること、火がある場所では使用はしないで下さいね。
部屋のカビをエコな洗剤で除去する方法
お部屋にカビを見つけてしまった時ですが、普段使っている洗剤でも、カビの除去をすることができます。
具体的にどんな洗剤で対応できるかというと、クエン酸と重曹を使うことで、お部屋のカビを除去することができるんです。
重曹は部屋を掃除するのに、よく使うのではないでしょうか。
同じ重曹を使い、クエン酸を用意します。(重曹やクエン酸は100均でも購入することができます)
「私クエン酸が手元にないわ」という方ですが、安心して下さい。
お酢で代用することができます。
- 重曹とクエン酸、またはお酢を用意できたら、重曹水とクエン酸水を作っていきます。
- 重曹は重曹小さじ1に対して、水200ml、クエン酸もお酢も同じ分量で同様に作ります。
- 両方を別々のスプレーボトルなどに入れて、まずは重曹をカビに向けてスプレーをしていきます。
- 10分位そのままにしておいたら、乾いた雑巾などで拭いていきます。
- そしてクエン酸をカビに向けてスプレーをし、乾いた雑巾で拭きます。
- その際、水分がのこらないように注意して拭いていって下さい。
水分があると、どうしてもカビの再発に繋がってしまいます。
部屋のカビを除去する時の注意点
お部屋のカビを除去する時ですが、いくつかの注意点があります。
それを知っていながらカビの除去をするのと、知らないままそのままお掃除をするには、違いが出てきてしまいますので、是非、この予備知識を持って、お部屋のカビを除去していって下さい。
カビの発生を防ぐには、上から掃除していくこと
ホコリに対しても同じことが言えますが、カビも発生させる胞子は上から来ます。その為、上から掃除して行くほうが、そのしつこい胞子を順々に除去することができるので、カビの再発の確率を下げることができます。掃除をするのなら、上からしていきましょう。
掃除の前にまず拭き掃除
掃除機をいきなりかけてしまうと、カビの胞子が部屋中に散らかってしまいます。カビの再発生に繋がってしまうので、掃除も最初は拭き掃除から始めて、それから掃除機を使用するようにしましょう。
なるべく水は使用しない
水はカビにとっては餌になってしまうので、水を使用した掃除方法はなるべく避けましょう。どうしても水を使用した掃除方法を選ぶのであれば、乾いたタオルなどで、しっかりと水分を取るようにして下さい。
直接カビにスプレーしない
始めは、ティッシュなどにスプレーをして、その湿っているものでカビに攻撃していきます。
直接カビにスプレーするのは、その後にしましょう。
部屋にカビが生える条件
お部屋にカビが生えるにも、条件が重なって起こることです。
その条件を知って、逆にお部屋にカビが発生しにくいお部屋づくりをしていきましょう。
カビを生やさない条件は温度、湿度、汚れがカギになる
- 温度
25度前後の温度だと、カビにとっては、居心地が良い環境づくりになってしまいます。
- 湿度
水分はカビにとっては、大好物です。湿度が80%もあると、カビが発生しやすい環境に至ってしまいます。
- 汚れ
汚れやホコリなどがあると、それも水分同様、カビの餌になってしまいます。
上記がカビが生えやすい条件になります。それを踏まえた上で、家の中でカビが発生しやすいのは、水がたまりやすい場所、例えば浴室、洗面所、窓辺になります。
お部屋の中でもカビが発生しやすい箇所は決まってくるので、その場所を重点的に予防策を練るのも、良いと思います。
部屋のカビを除去したいときのカビの予防方法
お部屋のカビを除去したい時と考える前に、部屋のカビを作りにくくする状況を作り出して、お部屋のお掃除をより簡単にしていくことも大切です。
部屋の換気をこまめにしていく
部屋の中の湿度が高いと、どうしてもカビが発生しやすくなります。部屋の湿度を低くする方法は他にもあると思いますが、経済的には、部屋の換気をこまめにすることが大切です。
家具と壁の間に隙間をとる
家具と壁にスペースをとることによって、ホコリが溜まりにくく、湿気もその箇所にはとどまりにくくなります。お部屋のカビを発生しにくくするには、家具と壁の間に隙間を作りましょう。
結露を作らないようにしよう
結露対策として、さまざまなアイテムがホームセンターなどで販売されていますよね。
そのアイテムを上手に使用して、結露を作らないように部屋の換気を上手に行っていきましょう。
部屋のカビ対策として、どんなものが考えられるのか、いくつか紹介してきました。
簡単なものでしたら、部屋の換気をすることでカビの発生率を下げることができます。
それ以外でも、重曹やお酢を使用してできてしまったカビを除去することができます。
お部屋を掃除する時に環境を整えて、カビが発生しにくいお部屋にしていきましょう。