浴槽のカビは簡単に掃除をするだけでは落としきれないことがあります。カビをきれいに落とすためには掃除にもコツがあるのです。また、掃除をしても落ちないような頑固なカビを寄せ付けないためには、日頃からお風呂の使い方に工夫が必要なんです。
ここでは、浴槽のカビ対策について、浴槽についてしまったカビを取り除くコツや簡単に落ちない頑固なカビを取るための方法やポイント、日頃からやっておきたい簡単なお風呂掃除とカビ予防対策、入浴後の工夫などお伝えしていきましょう。
これで、掃除で落としきれなかった頑固なカビもキレイにスッキリ取り除くこともできますし、いつも快適にお風呂を利用することもできます。ぜひ参考にしてみてください。
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浴槽にこびりついたカビをきれいに掃除するコツ
カビを発見してすぐに掃除をしても、なかなか簡単に落とせないですよね。
黒くなって見える頃には、根を張り頑固なカビ汚れになっていることが多いからです。
しかし、コツを理解して掃除をすると、頑固にこびりついたカビも綺麗に落とすことが出来ます。
カビ取り剤を使うコツ
カビを掃除するときは、カビ取り剤を使用している家庭が多いかと思います。
カビに効果的な洗剤ではありますが、間違った使い方をしてしまうとその効果は半減してしまいます。
乾いているときに使う
浴槽が濡れた状態でカビ取り剤を使用しても、効果を最大に発揮することが出来ません。洗浄成分が薄くなったり、洗剤が流れてしまって洗浄成分が十分に浸透しません。
必ず乾いた状態で使うようにして下さい。
すぐにこすらない
カビに洗剤を吹きかけたら、少し時間を置いて成分を浸透させます。
成分が浸透する前にこすっても、綺麗に掃除することは出来ません。
お湯もカビの悩みを解消してくれる
カビを掃除するときは、カビ取り剤という方法が定番ではありますが、刺激の強い洗剤なので、小さなお子さんがいる家庭では躊躇してしまう場合もあります。
そんなときはお湯を使ってみて下さい。
お湯も火傷の危険があるので注意は必要ですが、洗剤を使うよりも安心して使うことが出来ます。
カビは温度が20~30度の環境を好み、高温が苦手という性質を持っています。
なので、50度くらいのお湯を90秒以上かけ続けるとカビ菌を退治出来ます。
週に一度定期的にお湯をかけるようにすると、新たなカビの発生も防ぐことが出来ます。
落としにくい頑固な浴槽のカビを撃退する掃除方法とは
カビ取り剤を使っても思うように綺麗にならないときや、液垂れが気になる部分にはパックをした掃除をしてみましょう。
ラップやキッチンペーパーなどのパックで密封することで、洗浄成分をより深く浸透させることが出来、液垂れも防いでくれます。
また、カビは空気に触れているうちは完全に退治出来ません。
半日程度パックをしておくと、空気に触れることが出来ずカビ菌を退治することが出来る
パックを終えた後は、十分に流水で洗い流して下さい。
それでもカビが残っている部分は、軽くこするようにして下さい。
浴槽の床などの広い部分はスポンジでもこすれますが、細かなスポンジの届かない場所には歯ブラシが最適です。
細かな部分の汚れにも届き、かき出すように掃除が出来るので、気持ちいいくらい汚れが落ちます。
日頃からできる簡単な浴槽掃除でカビの予防対策を
掃除をすることでカビを落とすことも出来ますが、日頃の簡単な掃除でもカビの発生を予防することが出来ます。
簡単に予防することが出来るなら、カビを発生させたくないですね。
その方法とは、入浴中や直後のちょっとした掃除で出来てしまいます。
カビ予防にボディーソープを使って、スポンジで床などを軽くこするように掃除する
日によって床を磨いたり壁を磨いたりと、毎日少しずつの掃除で頑固なカビ汚れに悩むことも少なくなります。
カビは20~30度の温かく、湿度が65%以上のジメジメした環境を好みます。
まさに浴室はカビにとって、これ以上ない最高な空間です。
入浴後の湿気をそのままにしておけば、いくらこまめに掃除をしてもすぐにカビが発生してしまう
入浴後は換気をしたり、浴室乾燥をして湿気を残さない工夫も大切です。
時間があるときは、タオルなどで浴室の水分を拭き取るようにすると、湿度を早く下げることが出来ます。
入浴後もしっかりとカビをよせつけない使い方が大切
他にもカビ予防に効果的な方法を紹介していきます。
カビ予防、熱いシャワーをかける
先ほどカビ菌を退治するには、50度くらいのお湯を90秒以上かけると効果的だと紹介しました。
退治するには90秒以上かける必要がありますが、予防をするならそこまでの時間かける必要はありません。
一箇所に5~10秒お湯をかけるだけでの、十分予防効果があります。
これなら入浴後でもサッと行えます。
水分をすぐに取り除く
水分が溜まっているとカビの過ごしやすい湿度の高い環境になってしまうので、出来ればすぐに水分を拭き取ることが理想的です。
なかなかそこまでの時間がないという場合は、スクイジーだとタオルより簡単に出来ます。
一度に広範囲の水分が取れるので便利です。
浴槽のカビは掃除のコツや使い方の工夫で防ぎましょう
つい浴室のカビといえば、浴槽や壁、床にばかり目が行ってしまいます。
しかし、バスチェアの裏やシャンプーラック、シャワーヘッドなど細かい部分にも汚れは付着しています。
このような小物からカビや汚れが広がることもあるので、定期的にチェックするように心がけてみて下さい。
カビは頑固な汚れになる前なら、洗剤を使わなくてもスポンジでこするだけでも簡単に綺麗になる
また家族の浴室を使う時間帯によっても、汚れを防ぐことが出来ます。
同じ時間帯に入浴を終えるようにすると、乾燥している時間を長くすることが出来るので、結果としてカビの予防にもつながります。
家族で朝や夜などバラバラな時間に入浴をすると、常に浴室内に湿度がこもっている状態になるので、いつもカビに取って最高な環境を作り上げてしまうことになります。
入浴を終えた後は、一人一人が壁や床を綺麗にシャワーで洗い流し、自分の石鹸カスや皮脂を徹底的に除去する意識をして下さい。
カビや汚れをよせつけないためには、家族みんなの協力が必要です。