モップの後に掃除機?それとも掃除機の後にモップ?
どちらも床の掃除アイテムですが、意外とどっちが先かを知らずに掃除されている方はたくさんいるようです。
まずは、床に見えるホコリは、ホコリの一部だけ。
ハウスダストやダニのフンなどは、肉眼で見ることができません。
実は、いきなり掃除機をかけると、せっかく時間を掛けて沈んできたホコリを舞い上げているだけなのだとか。
それでは、モップを掛けてから掃除機をかける理由や、正しい床掃除の方法をご説明いたします。
せっかく掃除するのですから、正しい方法でキレイに掃除をしていきましょう。
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モップしてから掃除機?掃除機を掛けてからモップ?モップと掃除機どっちが先なの
日頃の掃除は掃除機を使っている、という方はとても多いと思います。
フローリング部分もカーペット部分も一台で掃除が出来るので、効率的な掃除が出来ると思いますよね。
しかし、フローリングの正しい掃除の方法は、掃除機の前にモップをかけることなのです。
掃除機で一気にゴミやホコリを吸い取っているように見えますが、実は掃除機の排気によって舞い上げられているホコリもたくさんあります。
掃除機をかけたにも関わらず、少し時間が経つと床にホコリが落ちていることありますよね。
このホコリこそが、掃除機によって舞い上げられ、時間をかけて再び床に沈んできたホコリなのです。
フローリングにあるホコリをまんべんなく掃除するには、まず静かにモップをかけてからになります。
モップが家庭にない場合は、フローリングシートを使っての掃除でも大丈夫です。
水分を含んでいないドライシートを使用すると、モップをかけることと同じ役割を果たしてくれます。
目には見えない、ハウスダストやダニも絡め取ってくれます。
モップが終わったら、次は掃除機の吸引力の出番です。
溝の間のようなモップでは取り切れない部分の汚れを、掃除機で吸い取ります。
溝のような細かい部分には時間をかけて掃除機をかけると、より多くのホコリを吸い取ることが出来ます。
モップと掃除機で表面のゴミやホコリを取り除いたら、最後に雑巾がけをしましょう。
基本的には水拭きで十分です。
モップと掃除機では取り切れないような、足の裏の皮脂や垢、べたつき汚れを落としていきましょう。
この手順で掃除をすると、床がピカピカに保たれます。
モップVS掃除機どっちが先?掃除の方法とは
モップと掃除機ではどっちが先か、という疑問は先ほどモップを先にすべきだと説明しました。
理由についても、掃除機を先にかけてしまうと、せっかく床に沈んでいるホコリを舞い上げてしまうことになると、理解頂けたかと思います。
床を掃除するときはモップをかけてからですが、リビング全体を掃除するときはどのような手順で行うことが正しいのでしょうか。
掃除の基本は、上から下に向かって掃除をすることです。
なので、リビング全体を掃除するときは、天井や照明といった高い場所を最初に掃除しましょう。
モップを使って、溜まっているホコリを取り除き、下に落ちたホコリを最後に掃除します。
次に壁やドアの掃除、家電や家具の掃除、最後に床を掃除します。
いろいろな場所から落ちたホコリをモップで取り除き、掃除機をかけます。
水拭きはあくまでも最後です。
ホコリが残った状態での拭き掃除は、部屋中に汚れを広げているだけで何の意味もありません。
またホコリの摩擦によって、床に傷を付けてしまう原因にもなるので、必ずホコリを取り除いた状態で付着している汚れを落とす感覚で拭き掃除をしましょう。
どっちが先?正解はモップです。朝一番にかけるのがおすすめ。その理由とは
掃除には手順ももちろん大切です。
さらに掃除をするタイミングも大切です。
モップをかける時間は、家族が行動を開始する前の朝一番が最も理想的です。
ホコリは、掃除機の排気だけが舞い上げる原因ではありません。
人間が行動しているうちに、どんどん舞い上げられています。
歩いたり動いたりしたときの風圧で、軽いホコリは上に舞い上がってしまいます。
舞い上がったホコリは、私達が寝静まった後にゆっくりと床へ沈み落ちてきます。
この床へ沈んでいることこそが、掃除のチャンスでもあるのです。
みんなが起きてバタバタとホコリを舞い上げてしまう前に、サッとモップをかけるとかなり多くのホコリを掃除することが出来ます。
寝室に一つモップを置いておくと、すぐに掃除が開始出来て、モップを取りに歩いた風圧でホコリを舞い上げてしまうことも防げます。
モップ掛けからの掃除機。でもその前に上にあるホコリを掃除します
手順を守っていくら掃除をしても、気が付くとホコリが落ちていて、なんだか納得いかないなんてことはありませんか。
手順を守って掃除をしているなら、舞い上げられたホコリが原因ということは考えにくいですね。
家の中でゴミやホコリが溜まるのは、床だけではありません。
あらゆる場所に溜まります。
もしかするとそのホコリは、天井や照明器具、家具や家電から落ちてきたホコリかもしれませんよ。
床の掃除のような頻度でする必要はありませんが、やはり天井や照明などの上にあるホコリも掃除をする必要はあります。
上にホコリが溜まると、時間と共に必然的に生活空間である下に落ちてきてしまいますから。
掃除機には頼らない?モップと雑巾がけの掃除方法
生活環境やライフスタイルによっては、毎日掃除機を使うことが難しいというケースもあります。
日中仕事に出かけている場合だと、夜の掃除機は近所迷惑になりそうで抵抗があるという方もいるでしょう。
旦那の仕事が交替勤務のため、日中寝ていて掃除機をかけられないという家庭もあるでしょう。
掃除機を定期的に使うという選択肢を一旦置いておけば、音などを気にせずに掃除は出来ます。
フローリングにはフロアモップが活躍します。
ホコリや髪の毛などの汚れも、絡めるようにして取り除いてくれるので、掃除機を使わなくても十分に綺麗に出来ます。
まだ汚れが気になるときは、粘着テープのコロコロを使って細かなゴミを取りましょう。
さらに水拭きが出来たら完璧な状態です。
カーペットには、粘着テープのコロコロを使いましょう。
掃除機でも取り除けないような、カーペットに絡んだ髪の毛や糸くずも取れますよ。
ゴム手袋で軽く表面を撫でると、ゴムの摩擦でホコリがかき集められるので、この方法もおすすめです。
畳の部屋には、ほうきで掃除をしましょう。
畳の目に沿ってほうきで掃けば、細かなホコリも取れます。
掃除機よりも畳を傷ませないからと、日頃からほうきでの掃除をしている方もいますよ。