お風呂の浴槽にカビが生えてしまうと、不衛生な環境で入浴しなくてはなりません。健康面や衛生面を考えても、しっかりとカビ取りをしたいものです。
ですが、知識がないとカビ取りの方法がわからないのも事実。お風呂場の浴槽にカビが生えてしまったら、一体どうやって掃除をすれば良いのでしょうか。
ここでは、お風呂場にカビが生えてしまった時のカビの取り方についてご紹介します。塩素系の洗剤を活用すれば、簡単にカビを綺麗にすることができますので、その方法を確認してみましょう。
塩素系の洗剤を使う時は取り扱いに注意も必要です。注意点をチェックして、安全で綺麗に浴槽掃除をしてください。
綺麗になったお風呂場のカビの予防方法についても併せてご紹介しますので、是非参考にしてください。
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浴槽のカビ取り方法・効果のある洗剤について
毎日利用する水回りと言えばお風呂やトイレが代表的ですが、掃除を怠ってしまうとどうしても汚れが溜まりやすい空間でもありますよね。
お湯やシャンプーを毎日使う事で、菌が発生しやすい場所「お風呂」の掃除についてここからは紹介していきたいと思います。
お風呂汚れで一番厄介な存在は、何と言っても「カビ」です。
このカビの生態について少し説明したいと思います。
そもそもお風呂に発生する代表的なカビは黒カビです。
- 温度・・・25度前後が一番活発に繁殖します。
- 湿度・・・80%前後
- 好きなもの・・・皮脂、髪の毛、石鹸カス
この条件が揃えば揃うほどカビ菌は増えていくことでしょう。
浴室のどの部分に発生するかと言うと、実はあらゆるところに発生するため、そもそも発生しない場所は無いとも言えるところが厄介なところなのです。
繁殖力が強いために、もともといなかった場所にまで範囲を広げることがあるためです。
では、撃退するのにはどのような方法が効果的なのかもお伝えしたいと思います。
それは、強力な洗剤を使う方法です。
大きく分けると塩素系と酸素系の2つあります。
塩素系の洗剤
一般的には塩素系漂白剤と呼ばれるもので、事案塩素酸ナトリウムが主成分の強いアルカリ性の成分の漂白剤です。
手に直接液体がかかってしまうだけで皮膚を溶かしてしまう、手が荒れるという原因にもなるほど強い洗剤です。
臭いも独特で、塩素系漂白剤の中に含まれている次亜塩素酸ナトリウムという成分が、強力な臭いを発している素とも言われているのです。
人体に害を及ぼす塩素系の漂白剤は様々な面で強力なだけあって、頑固な汚れには対応してくれるというメリットもあります。
ですので、浴槽内のなかなかとれない汚れは塩素系の漂白剤を使う方法もオススメできるのです。
酸素系の洗剤
一般的には酸素系漂白剤と呼ばれるもので、過酸化水素が主成分の弱酸性の成分の漂白剤です。酸素系漂白剤は、臭いも強くなく漬け置き洗いをすることで衣類の汚れだけを落としてくれるという、優れものとも言えるでしょう。
人体に大きな害があるとは確認できていませんが、塩素系漂白剤同様、液体が手に付着した際には皮膚が溶けてしまう、手が荒れるという原因にもなりますので要注意です。
ただ、塩素系漂白剤よりは影響が少ないため、簡単な漬け置き洗いの浴槽掃除にはオススメできる洗剤です。
カビ取り用の洗剤を安全に使用するには
では、カビを取る上で皮膚を溶かしてしまう漂白剤をどのように使用すれば、良いのか紹介していきたいと思います。
マスク、ゴム手袋の着用
上記でもお伝えしましたが、皮膚を溶かしてしまう成分が入っている漂白剤のためゴム手袋は必須です。
あとは、マスクです。浴槽内はドアを開けた状態でも狭い空間で空気がこもりやすいのが特徴ですので、ニオイ対策や液体が飛び散って口に入ってしまうということを避けるためにもマスクはオススメなのです。
換気扇の使用
ここも大切なポイントです。空気がこもりやすい空間の浴室なのでマスクは勿論の事、窓がついてるお風呂なら窓を開け、換気扇がついてるお風呂なら換気扇もしっかりまわしましょう。
混ぜるな危険
カビ取り用の強力な漂白剤ですので、他の洗剤と混ぜることはとっても危険です。
漂白剤本体にも記載されていると思いますので、しっかり使用方法を読んでから活用して下さい。
浴槽のカビ取り方法
では、本題のカビを除去する方法を手順で紹介していきたいと思います。
中性洗剤で洗い流す
最初は、人体にも影響が少ないお風呂掃除専用の中性洗剤をつけ、スポンジでゴシゴシ擦って洗って下さい。それだけで汚れがきれいに落ちれば、わざわざ害のある漂白剤を使用しなくて済みますので、始めは中性洗剤をオススメします。
頑固な汚れは漂白剤でパック
中性洗剤で汚れが落ちない頑固な汚れは、塩素系漂白剤を使用してみましょう。
使用方法は、ゴム手袋、マスク、メガネ(目に液がかかることを防ぐため持っていれば使用)を装着後、カビの部分へ勢いよくスプレーします。その上にラップをしたらしばらく放置です。目安は半日程度です。半日たったらスポンジを使い十分に洗い流して下さい。
塩素系漂白剤を使う上でのポイント
なぜつけ置き洗いが必要かと言いますと、お風呂に発生する黒カビは空気に触れたままだとなかなか駆除できない菌なので、黒カビ自体に漂白剤を浸透させる意味も含め、ラップをかけて放置するのです。
洗剤をスプレーしたら、すぐにゴシゴシしたくなりますよね?
勿論、強力な塩素系漂白剤ですので取れる汚れもあるとは思いますが、より黒カビをしっかり落とすにはつけ置きがオススメなのです。
洗剤で取り切れなかった浴槽のカビ取り方法
基本的に上記のつけ置き洗いで黒カビは駆除できますが、細かい溝には漬け置き後のシャワーでとどかない場所もあります。
使用済み歯ブラシを使用
そんな時使用するのが、使用済み歯ブラシです。
お掃除アイテムとしてとっても便利な歯ブラシですが、お風呂掃除でも大いに活躍してくれます。
力を入れすぎると逆に葉先が曲がり上手く汚れにフィットできなくなるので、ある程度力を抜いてゴシゴシ擦りシャワーで洗い流すという方法です。
綺麗さっぱりの空間に元通りできるでしょう。
高温のシャワーを使用
つけ置き洗いでも落ちなかった汚れを落とす方法はまだあります。
それは、高温のお湯をかける方法です。黒カビが好む温度は25度前後で、高温になるとカビ菌はいなくなります。
50度位の温度で一気にシャワーをかけてみましょう。かといって温度を測るのは難しいので、目安としてはシャワーの一番高温に設定するということです。その後しっかりと乾いた布巾で拭き取って下さいね。
お風呂場のカビを予防する方法
黒カビが発生した場合の駆除方法についてお伝えしてきましたが、そもそも黒カビが発生しない環境を作っていれば強い漂白剤まで使用することもありませんよね。
では、日々の対策としてはどのような方法があるのか最後にお伝えしたいと思います。
黒カビを予防するには、拭き掃除が効果的
水分が大好きな黒カビです。
お風呂の温かい水滴が残ったまま放置することで繁殖してしまうので、そのたいさくとしては拭き取り作業が必須です。
毎日多少手間な作業ではありますが、大掃除をすることに比べれば簡単に拭いて終われる作業なので、より良い空間を守るためにも実践してみて下さい。
換気が必要
上記で毎日いくら拭き掃除をしても、入浴後にドアを締め切った状態のままだと浴室内の温度は高く水滴が発生し、黒カビの好んだ環境に逆戻りです。
ですので、少しでも黒カビが発生しない環境を作るためにも、入浴時以外はドアを開けたままにする等しっかり換気することをオススメします。
毎日使用する癒やしの空間でもある浴室ですので、ピカピカきれいに使用するだけでお風呂がより楽しく感じられると思います。
ぜひチャレンジしてみて下さい。