お風呂の床の水垢汚れがなかなか綺麗にならないことにお悩みの方もいるのではないでしょうか。お風呂の床に水垢汚れが付着してしまうと、なかなか落ちない頑固な汚れに変身してしまうことがあります。
では、お風呂の床の水垢汚れは一体どんな方法で落とせば良いのでしょうか。水垢汚れの性質に効果を発揮するクエン酸を使用して、綺麗でピカピカの床に掃除をしましょう。
ここでは、クエン酸を使ってお風呂の床の水垢を綺麗に掃除する方法についてお伝えします。掃除をする時の注意点についてもお伝えしますので、そちらもチェックして掃除をしましょう。
クエン酸は100円ショップでも購入することができますし、エコな洗剤でもあります。クエン酸を上手に活用して、綺麗な浴室を保ちましょう。
関連のおすすめ記事
風呂の床の水垢汚れについて
毎日のように使用している浴室は、どうしても汚れが気になってしまいます。
浴槽の汚れもそうですが、床にも水垢や赤カビなど様々な汚れがはびこっています。
一日の疲れをゆっくり癒やす場所なので、清潔な浴室で過ごしたいですよね。
効果的に掃除をするには、汚れの原因や性質に合わせた掃除方法を知ることです。
水垢の汚れの原因は、ミネラル成分が固まったものですが、風呂の場合はその中に石鹸やシャンプーなどの成分も含まれています。
石鹸の成分は綺麗に洗い流されているように見えますが、少なからず床に残ってしまい、時間と共に水垢となって蓄積されていきます。
長時間放置していると、なかなか落ちない頑固な汚れになってしまうので、出来るだけ早い段階で掃除をすることがおすすめです。
この蓄積された水垢汚れの成分は、アルカリ性であることがほとんどです。
そのため、掃除をするときは酸性の洗剤を使うと、効果を発揮してくれます。
次は酸性の洗剤とは何か、どのような掃除方法が良いのかを紹介していきます。
風呂の床の水垢汚れはクエン酸パックで掃除を
ここではクエン酸を使った掃除を紹介していきます。
風呂の掃除以外でもキッチンなどの水回りにも効果的なので、万能に使うことが出来ます。
クエン酸スプレーとして販売されている商品もありますが、経済的な面を考えると粉末タイプの方がお得かと思います。
クエン酸水の作り方も非常に簡単なので、併せて紹介します。
●用意するもの
溶かす量の目安は、水200mlに対してクエン酸を小さじ1程度です。
使用する範囲や量に応じて、作るクエン酸水の量を調節して下さい。
汚れが頑固な場合は、クエン酸の量を多くして濃くすると効果的です。
ではクエン酸水を使って、風呂の床掃除をしていきましょう。
- 床の水垢部分に、クエン酸水をたっぷりと吹きかけます。
- キッチンペーパーなどを上からかぶせて、更にクエン酸水を吹きかけパックのようにします。
- 時間を置いて、洗浄成分を浸透させます。
- パックを取り、軽くこするようにして汚れを落として下さい。
クエン酸水でパックをすることで、十分に汚れを浮き上がらせる効果があります。
浮き上がった汚れは軽くこするだけで落とせるので、風呂の床を傷付ける心配もありません。
汚れが浮き上がっているか、定期的に確認しながら時間を置くようにしましょう。
風呂の床の材質によってはクエン酸が使えない
水垢汚れに適しているクエン酸ですが、風呂の床の材質によっては使うことが出来ないものもあります。
家庭で使用されている風呂の床が、どのような材質なのかを確認してからクエン酸を使用するようにして下さい。
クエン酸が使用出来ない材質は、大理石の床です。
大理石は酸性に非常に弱いという特徴があります。
大理石に使用してしまうと、その成分である炭酸カルシウムに反応して、床までも溶かしてしまいます。
汚れと一緒に床が溶けてしまっては大変です。
大理石の床を掃除するときには、中性の洗剤を使うことをおすすめします。
また、浴室にはなかなか使われていないかもしれませんが、鉄や銅のような金属に使用することも良くありません。
酸性成分が金属を錆びさせることになってしまいます。
床に吹きかけたクエン酸水が鉄や銅に付着してしまうと、そこから錆びが始まってしまうので注意して下さい。
ステンレスやアルミのような金属は錆びに強い性質を持っているので、比較的大丈夫な金属かと思います。
風呂の床の水垢掃除にクエン酸を使う時の注意点
通常の洗剤より刺激が少ないと言われているクエン酸ではありますが、それでも使用するときに注意したい点はいくつかあります。
安全に使用するために、注意点を紹介しておきます。
クエン酸を使って風呂の床掃除をする時の注意点
有毒ガスが発生することも
クエン酸と塩素系洗剤は、決して混ぜたり一緒に使ってはいけません。
混ざり合ってしまうと有毒ガスが発生して、人体に害を及ぼす危険性があります。
洗浄成分は一つずつ使用するように意識しましょう。
口や目に入った場合
クエン酸水をスプレーしているとき、誤って口や目に飛んで入ってしまう場合も考えられます。
口に入ったとしても少量であれば影響もなく、特に心配はいりません。
問題は目に入った場合です。
目に入ってしまうと、例え少量であっても強い痛みを感じます。
専門医へ受診するようにして下さい。
濃度を濃くする場合
頑固な汚れには濃度を濃くして使用する方法もある、と先ほど説明しました。
確かに濃度を濃くすると洗浄成分も濃くなり、汚れは落ちやすくなります。
しかし、床材へ刺激になることも考えられるので、一気に濃度を濃くするのではなく、徐々に濃くするようにして下さい。
放置時間にも注意
洗浄成分を浸透させるための放置時間ですが、2時間を超える時間には注意して下さい。
掃除の効果は得られますが、床材への負担も大きくなります。
変色などのトラブルを防ぐためにも、定期的に確認しながら使用して下さい。
毎日の掃除でお風呂の床を綺麗に保つ
使用する頻度で毎日掃除が出来れば、風呂の床は綺麗に保つことが出来ます。
石鹸やシャンプー成分も蓄積されないので、頑固な水垢になってしまうこともありません。
最後に、簡単で綺麗に保てる掃除の方法を紹介します。
- 少し熱めのお湯を床にかけます。
少し熱いと感じるお湯で、石鹸や皮脂などの汚れを浮かせます。
最初に水をかけると汚れが固まってしまうので、最初は必ずお湯をかけます。
- 水を床にかけます。
お湯の次は水をかけます。
お湯の熱気がカビの発生につながるので、水をかけて温度を下げます。
これでカビの発生も抑制してくれます。
- 水分を拭き取ります。
最後に水分を拭き取ったら完了です。
せっかく掃除をしても、水分や湿度があると赤カビや黒カビの原因になるので、拭き取れる水分は拭き取って下さい。
水滴がないと水垢も付きにくくなります。
毎日の習慣で、綺麗でリラックス出来るお風呂にして下さい。